<参考資料>平成29年度「共創イベントを通じた情報発信ソリューション構築事業」『共創力で進む東北プロジェクト』本格始動

アイデアソン・ハッカソンの開催で、東北の未来を共創し実現する

復興庁

 東日本大震災が発生してから6年が経過する中で、日本全国の地域社会が抱える課題が顕著な被災地では、これらの課題を解決するような挑戦が続けられています。復興庁の取り組む「新しい東北」では、そうした東北の挑戦を支援し、東北の復興が単なる原状復帰にとどまることなく、我が国や世界のモデルとなることを目指して取り組んでいます。
 「新しい東北」の様々な取組の成果の普及・展開の加速化や、取組の「自走化」に向けては、地域の取組主体にとって、地域課題解決に加え、新たなネットワーク構築や連携先・パートナーづくりのための発信力の高い情報発信ソリューション(課題解決の出口策)が必要となります。
そこで、「新しい東北」の取組における平成29年度「共創イベントを通じた情報発信ソリューション構築事業」として、『共創力で進む東北プロジェクト』を本格始動いたします。本プロジェクトは、東北における地域課題について公募を行い、年度を通じて全国でアイデアソン・ハッカソンのイベント開催をはじめとする「オープンイノベーション」*の手法により、東北の未来を共創し実現していきます。

 具体的には、東北の課題を10件採択し、アイデアソン・ハッカソンのイベントを開催して解決や実現に向けて取り組んでいきます。採択された課題は、ソリューションを具現化するために、1件あたり最大300万円の経費をサポートします。また、復興庁内の会議室などを利用して、週次の交流の場を設け、復興支援に関心が薄い層にも「新しい東北」の取組の意義や成果を「自分ゴト」として捉えてもらえるよう、幅広く発信していきます。そして年度末には、成果発表会を行い、10件のプロジェクトの成果と、成果にいたるプロセスを発信する他、本事業で共創によるブラッシュアップが図られたその先の展開として、応募者が自ら描くビジョンを実現する道のりや手段についてプレゼンテーションを行える場をつくります。

*オープンイノベーション
「組織内部と外部のアイデアを有機的に結合させ、価値を創造すること」を意味する。特定の人や組織が単体で課題に挑んで解決が困難であっても、他者の力を積極的にかけあわせることで、革新的で新しい価値を生み出すことができる。例えば、企業間または企業と大学間での共同研究、自由参加型のコンソーシアム、グループ企業内連携など

『共創力で進む東北プロジェクト』概要

◆「アイデアソン・ハッカソン」イベント**開催

 情報発信ニーズ募集(別紙、参考資料)で選ばれた課題解決に向けて、「アイデアソン・ハッカソン」を土日の1泊2日で開催。アイデアソンでは、ファシリテーターを立て、必要に応じて使用するツール、メソッドの開発を含めた設計を行い、設定された問いに対する解決へ的確に導いていきます。また、ハッカソンで、アイデアの実装や、あらゆる種類のプロトタイプの創発のために、各種API、ハードウェア、モジュール等を保有する企業から協賛として提供を受け、複数IT関連企業が総がかりでサポートできる体制作りを目指していきます。なお、提示されるテーマに対する解決手段は、原則、ITを活用し、テーマに応じて、デジタルファブリケーションなどによるものづくりや、食製品などの試作品作りも許容とします。

**アイデアソンとは、「多様な主体が主体的に集まり、主体間の相互作用を通じて、課題解決に向けたアイデア創出や新たな商品・サービス・アイデアの創造を目指す共創の場」とされています。またハッカソンでは、アイデアの創出に留まらず、実際に試作品の開発まで行う場となります。

○課題募集期間
  第1期 平成29年5月17日(水) 締切済み
  第2期 平成29年7月上旬予定
  第3期 平成29年9月上旬予定
  *第2期までに採択件数が10件に達成した場合は、第3期の募集は行いません。

○開催時期
  平成29年(2017年)7月、8月、9月、10月、11月、12月(予定)

○開催エリア
  岩手、宮城、福島、東京、岐阜、大阪、広島、熊本、台湾(予定)
  *開催スケジュールや開催エリアは、変更になる場合もあります。

◆週次イベントの開催
 首都圏での情報発信として、東北の新しい挑戦やオープンイノベーションをテーマとした交流の場を、東京にて週次で開催。共通テーマは「東北の希望と挑戦」(予定)。場所は、定期的(月1回以上)な復興庁会議室の使用に加え、テーマや時期、イベント演出効果に鑑み、日本の社会的課題やオープンイノベーションに関心のある人々が集まる会場(中小機構TIP*S、Yahoo! JAPAN Lodge、3×3Laboなど)も活用します。

○週次イベント企画① <リレー対談>
 東北で新しい活動を実践している挑戦者を招き、その人が東京で紹介したい別な東北の挑戦者との対談を実施。
 後者の挑戦者は、また次の挑戦者を招き対談を行うといった形で、挑戦者が挑戦者を次々と紹介するリレー方式
 での対談イベント。

○週次イベント企画② <プロジェクトブラッシュアップ>
 アイデアソン・ハッカソンの開催で採択したプロジェクトをテーマに、ワークショップや対話、討議などの形
 で、ニーズの深掘りなどを実施。採択する10件のほか、選外だったプロジェクトも取り上げ、東京でのアピー
 ルと共創の仲間づくりの場として提供。必要に応じて、東北の高校生もゲスト参加者として招致。
 
○週次イベント企画③ <東北出身IT関係者懇談会>
 首都圏のIT業界で働く東北出身者をネットワーキングし、東北でのイノベーション創出について対話と交流を実
 施。東北全域版で3回程度の開催を見込む。すでに民間主体による開催実績が多数あり、本事業によるネット
 ワークの強化を図りつつ、東北のために活動する人々の集まりとして、共創イベントへの参加などを促進。
 
○週次イベント企画④ <「新しい東北」発信イベント> 
 オープンイノベーションや共創の支援者および実践者を招き、「新しい東北」の事例紹介を交えたトークセッ  
 ションを実施。東北での挑戦の意義や可能性などを語り合うことで、東北で取り組むことの重要性を言葉に起こ
 し、参加者の関心を集めて、参加を促進。
 
○週次イベント企画⑤ 高校生イベント
 高校生をメイン登壇者として招くイベントを開催。東北ではすでにIT系スタートアップのピッチイベントに、高
 校生が登壇するなどの事例が増えており、より多様な人材との交流によって彼らの活動をさらに加速させるため
 東京でのプレゼンや有識者との対談などをセッティング。

◆『共創力で進む東北プロジェクト』共創イベントシンボルロゴ

 

人と人とのつながりをメインに構成
構成するアイコンは、以下を表現しています。
  握手→共創・地域コミュニティ・交流
  星→復興
  ジャンプしている人、手を挙げる人、新芽→若者・挑戦
  東北被災地域の資源
  mapのピン→観光、牛・米・もも→農業、魚・雫→漁業


◆『共創力で進む東北プロジェクト』特別サイト

 

 https://www.facebook.com/fwtohoku/
 「新しい東北」官民連携推進協議会 http://www.newtohoku.org/fwtohoku/

◆「アイデアソン・ハッカソン」参加募集ポスター

 














 


 

 


 

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会社概要

復興庁

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URL
http://www.reconstruction.go.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都千代田区霞が関3-1-1 中央合同庁舎4号館
電話番号
-
代表者名
田中 和徳
上場
未上場
資本金
-
設立
-