活版印刷で作られた美しいパリのガイドブック『MA VIE A PARIS』の日本語版がついに一般発売開始
大日本印刷が活版印刷技術を提供
金の装丁、長編小説を思わせる判型、オブジェのような美しさ
18 世紀パリの手工芸技術を継承して作られる白い陶器で有名なフランスのライフスタイルブランド「アスティエ・ド・ヴィラット」から、全頁活版印刷で作られたガイドブックが一般発売を開始。
デザイナーであるイヴァン・ペリコリとブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットが、まさにパリのテイストを具現化した作品。オブジェのような美しさがこの本の何よりの特徴で、三方金の装丁、長編小説を思わせる判型。パリを自分の庭のごとく知り尽くした著者が書いたこの本には、便利な情報が満載されている。『私のパリ生活』のタイトルにふさわしく、イヴァンとブノワが個人的に通う店や場所を惜しげもなく紹介。その中には超有名店もあれば、未だかつて明かされたことのない秘密の隠れ家もあり、自分たちが本当に居心地が良いと感じるパリならではの場所の雰囲気を魅力たっぷりに且つ詳しく解説する。世界で唯一、活版で印刷されたガイドブック。
パリ国立美術学校ボーザールを卒業し、美しい本をこよなく愛し続けているイヴァンとブノワの世界にふさわしいプロジェクトで、今回新たに出版社も創業した。「アスティエ・ド・ヴィラット」の他製品同様、厳選された世界市場に向けて発信する。編集長に着任したのは、カトリーヌ・ボニファッシ。白黒の写真が特徴的なパリのガイドブック『私のパリ生活』初版は、2016 年 1 月に発刊。英語版に続いて、今回日本語版も活版で登場。
日本語版での出版に際し、1876 年に東京で創業し、今年 140 周年を迎えた DNP (大日本印刷株式会社 ) とタッグを組み、DNP がその長い社歴の中で大切に継承し保存していた活版印刷の技術を13 年ぶりに提供する運びとなった。日本の職人たちの手による『私のパリ生活』の印刷作業が行われ、100 年以上にわたって DNP が独自に開発とリニューアルを重ねている書体「秀英体」を採用。その豊富な活字数、美しさと読みやすさ(電子書籍にも使用されている)が高く評価されている。
フランス語のアルファベットが 26 文字であるのに対し、日本語で使用される文字の数は3000を超えるなか、すべての行程は手作業で進められる。原稿を目視しながら一人目の職人が、無数の細かい仕切りの入った木棚に並ぶ漢字と仮名の活字を一文字ずつ拾い、二人目が不足している活字を鋳造する。そして三人目の植字工が数字とアルファベットを追加しながら、活字をページの形に組む。この見事な一連の作業はすべて、熱い鉛とインキの匂いが満ちる中、驚異的な速さと正確な手さばきで行われる。
こうして、『私のパリ生活』は完成した。
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