創建400年の築地本願寺「開かれたお寺」を目指し新施設誕生
インフォメーションセンター・合同(ごうどう)墓(ぼ)の開設ならびに「人生サポート」サービスの開始
今年で、前身となる江戸浅草御堂の創建から400年を迎える築地本願寺は、お寺本来の役割に立ち返りながら、人々の人生や暮らしに寄り添い心の安らぎを与える「開かれたお寺」という新たな形を目指し、この秋より『「寺と」プロジェクト』として様々な取り組みを順次開始してまいります。
まず大きな取り組みとしては、近年のライフスタイルや家族構成の変化に伴う多様なニーズに対応し、個人単位で生前のお申し込みが可能な合同(ごうどう)墓(ぼ)を境内に開設します。また、和をコンセプトにしたカフェや仏教全般書を揃えるブックセンター、築地本願寺オリジナルグッズを扱うショップなどを併設したインフォメーションセンターが新たに誕生いたします。11月中旬には、門信徒に限らず、より多くの方が築地本願寺を身近に感じ、つながりを持ってもらえることを目的とした会員組織「築地本願寺倶楽部」を発足し、よりよいご縁を結べるよう取り組んでまいります。
さらに12月以降には、今までお寺の役割として行っていた仏事全般の相談に加え、築地本願寺や僧侶だけでは解決できない相続や遺言作成など様々な悩みや相談に対してワンストップで専門家を紹介する「人生サポート」サービスを開始いたします。
築地本願寺は、コミュニティの中心としてさらに地域社会への貢献を図るとともに、誰もが心豊かに過ごしてもらえることを目的に、より多くの方の人生や暮らしに寄り添える「開かれたお寺」を実現してまいります。
「寺と」プロジェクトとは
築地本願寺が、皆さまの人生や暮らしに寄り添う新たな取り組み。
お寺本来の役割を今の時代に合った形にあわせ、より多くの人へ
心の安心をお届けします。
築地本願寺ラウンジ:https://tsukijihongwanji-lounge.jp
◆ 築地本願寺合同(ごうどう)墓(ぼ)
高齢化社会、人口の都市集中化、核家族化傾向などを背景に、習慣や伝統に対する考え方は変化し、お墓に対する考え方や要望も多様化しています。旧来の「檀家制度」「家のお墓を代々継いで守る」「先祖のお墓をお参りする」という前提でお墓を求めない方や、自身の死後に配偶者や子供に手間や心配をかけないよう、生前に意思表示をすることで安心したいという方も増えています。このたび開設する「築地本願寺合同墓」は、生前のお申し込みを原則として個人ごとにお骨を収蔵する合同墓所です。
主な特長
・永代使用冥加(みょうが)金 ※冥加金とは、一般にいうお布施です
個別保管6年まで(その後、合同区画にお預かり):50万円以上
個別保管32年まで(その後、合同区画にお預かり):100万円以上
・個人単位での生前のお申し込み
・年間管理費用不要
・伝統寺院の安心感
・他の方のお骨と混ざらない収蔵
・過去の宗教宗派は不問
・礼拝堂の回廊に名前を刻銘
◆ 「人生サポート」サービス
自身のこれからについて考えるとき、死や死後に対する不安など、いのちの根本的な問題に応えるのが仏教でありお寺の役割です。築地本願寺では葬儀や仏事、お墓に関する相談やお問い合わせに随時お応えしていますが、私たちだけでは解決できないこともあります。そこで、「人生サポート」サービスでは生前整理・遺品整理の相談、遺言作成・相続の相談、ライフプランの相談など専門的な相談に対して、提携する専門家をご紹介いたします。
サービスメニュー例
コールセンターなどにて相談を受付、各種専門の提携先と連携して対応いたします。
・葬儀法要等の相談
・生前整理、遺品整理の相談
・法律相談(弁護士事務所・司法書士事務所・税理士事務所の紹介)
・遺言作成、相続の相談(信託会社紹介)
・ライフプランの相談
・「自分史」作成サポートの相談
など
◆ インフォメーションセンター 主な施設内容
「開かれたお寺」として、より多くの方が気軽に築地本願寺を訪れ、心落ち着く時間を過ごして頂ける憩いの空間として境内に建設。築地本願寺インフォメーションデスク、カフェ、ブックセンター、オフィシャルショップなどを併設した複合施設です。地上1階および中2階を含め、施設延床面積は884.45平米で、日中は屋上も開放しております。
名称:築地本願寺カフェTsumugi 営業時間:8:00〜21:00
本堂や新しく整備された境内を眺めながら静かなひとときを過ごせるカフェです。参拝や築地の散策に合わせた朝食セット、お昼のお食事、オリジナルブレンドティーやオリジナルどら焼きなど、豊富なメニューをご用意しています。夜はお酒とともに、ライトアップされた本堂を臨み、昼間とは一味違った雰囲気をお楽しみいただけます。
名称:築地本願寺ブックセンター 営業時間:10:00〜17:00
仏教全般書などを中心に約3000冊の本を販売。浄土真宗に関する本は関東随一の品揃えを誇り、外国語版仏教書、美術書や絵本も扱っています。また、無料Wi-Fiでお手持ちのパソコンやスマートフォンで楽しめる電子図書館を国内の仏教関連寺院で初めて実施。本願寺出版社の電子図書などを無料で読むことができます
名称:築地本願寺オフィシャルショップ 営業時間:9:00~17:00
築地本願寺がもつ伝統とトレンドの融合をコンセプトに、仏事関連商品を始め築地本願寺を身近に体感できるオリジナルグッズなどを揃えています。文具、雑貨など暮らしの商品から香袋、ポストカード、さらに和三盆などのお菓子は参拝や観光の記念、お土産としてお求めいただけます。
名称:築地本願寺多目的ルーム
50名規模(机使用時)の多目的ルームです。各種セミナーや法話、説明会などに利用します。
名称:築地本願寺インフォメーションデスク
築地本願寺の総合案内窓口です。外国語対応ができるスタッフが常駐しています。
名称:ロビー・展示コーナー
インフォメーションセンターに入ってすぐのロビーでは、築地本願寺の歴史などに関する展示コーナーを設置。
◆ 浄土真宗本願寺派 築地本願寺について
築地本願寺は、浄土真宗本願寺派の寺院で、京都の本願寺(西本願寺)が本山。その発祥は1617年、西本願寺の別院として江戸に建立。浅草・横山町にあったことから「江戸浅草御堂」と呼ばれていた。1657年明暦の大火により焼失。大火後の区画整理のため、幕府より代替地として指定されたのは、八丁堀の海上であった。そこで佃島の門徒が中心となり、海を埋め立てて土地を築き1679年に再建され、「築地御坊」と呼ばれるようになった。1923年、関東大震災により再び本堂を焼失。現在の本堂は、建築家の伊東忠太氏の設計により、古代インド仏教様式の外観で1934年に落成。2012年、正式名称が今の「築地本願寺」と改められた。2014年には、本堂・石塀・ 三門門柱(正門・北門・南門)が国の重要文化財に指定された。
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