51年間世界250以上の都市で2000万人以上の人々の心動かす平和の大使プレム・ラワットが来日!英語教師が感銘を受け、慶應湘南藤沢高等部3年生約240名に『人生を学ぶ英語の授業』を実施!
2017年10月16日(月)15時より、平和講演家プレム・ラワット(59歳)が来日し、慶應湘南藤沢高等部にて、「人生を学ぶ英語の授業」を実施し、同校3年生約240名が参加しました。
本授業は、慶應湘南藤沢高等部の1人の英語教師が、プレム・ラワット著書「Pot with the Hole 穴のあいた桶」の英語版「Splitting the Arrow」を読んで感銘を受けて、書籍を「人生を学ぶ英語の授業」として取り入れたいと思ったことがきっかけで実施されました。英語教師から、書籍を授業に取り入れたいこと、プレム・ラワットが来日の際に授業に登壇して欲しいという想いを伺い、今回の特別授業の実現に至りました。
慶応湘南藤沢高等部3年生は、夏休みの課題図書として、2017年9月から10月までプレム・ラワット氏のメッセージを英語の授業の中で学んでいます。
当日は、まず、10月13日に発売したばかりの新刊絵本『なりたいなぁ』(文屋)をプレム・ラワット自身が絵本の読み聴かせを行い、その後、ラワットから高校生の皆さんへのメッセージが贈られました。その後、高校生13人から次々に質問があり、それにラワットが答えていく形で授業が行われました。
人生における悩みについて英語で真剣に相談する生徒達は、最初は緊張の様子でしたが、ラワットが一人一人に贈るあたたかなメッセージが心に届き、徐々に表情が変わり、目が輝いていくのがわかりました。ラワットの一言一言に耳を傾けている生徒達が、どんどんリラックスして大声で笑うなど、笑顔が多くなるにつれ、白熱した質疑応答になり、感動の授業が幕を閉じました。
【プレム・ラワットから高校生へのメッセージ】
みなさん一人一人は種のように素晴らしい可能性を持っています。
種を手のひらに乗せたことがありますか?
見た目が小さいので私達は、その種が巨大な力を持っているとは思いません。
でも、その小さな種は、立派な森になる可能を持っています。
一つの種が木になってたくさんの実がなると、また種がたくさんできてそれぞれが木になります。
やがて森になります。
それと同じように皆さんは今自分ではそう思えなくても大きな可能性を持っています。
素晴らしい才能を持っています。
【プレム・ラワットと高校生の質疑応答(一部抜粋)】
Q(高校生):私には夢がないです。どうやって自分の夢を見つけられますか?
A(ラワット):自分の夢を見つけるためにスマホや音楽や周りの音を減らして、自分のこころの声を聞く必要があります。そのために静かになる必要があります。スマホやテクノロジーが普通にある今だからこそ、自分との対話ができなかったりします。
自分の夢とは、他人から教えられるものではないです。他人を真似することとは違います。静かになって、穏やかな心になった時、自分の心の声が聞こえてくるのです。
そして自分の才能を見つける必要があります。皆一人一人才能を持って生まれてきています。
自分の才能を見つけることは皆さんの課題です。
若いうちにいろいろ経験していろいろやってみることがよいでしょう。いろいろな経験をしているうちに、もっとも自分に向いていることに出会います。その時自分の本当の夢が分かります。
Q(高校生):私にはいろいろな問題があります。恋愛や宿題や進学などいろいろ人生で困っていることがあります。私の質問は人生において一番大切なことはなんですか?
A(ラワット):強い土台を自分のなかに持つことです。理解と喜びの土台を自分の中に持つことです。なぜなら周りの状況や問題はいろいろと変わっていきます。今は宿題や彼女が問題になっているかもしれないけれど、そのうちに大学に行き、就職が決まります。仕事し始めると全く別の問題が起きます。残業や昇進、上司との関係などなど新しい問題がやってきます。結婚し、子どもができるとまた別の問題がやって来ます。家族を支えるためにお金をたくさん稼がないといけなくなるかもしれません。
一生の間で、問題はいつも同じではなく、変わっていきます。でも、人生は問題解決の場ではないのです。
最も大切なことは、自分の中の軸を持つことです。自分と仲良くすることです。それは一生続く関係です。
Q(高校生):自分の意見をまとめて他人に伝えることが苦手です。コミュニケーション能力を上げるためにアドバイスいただけますか?
A(ラワット):自分の中に混乱があれば、話すときにそれが表現されます。まず他人と話す前に自分がなにを伝えたいのかはっきり理解してからまとめてみてください。自分がはっきり分かるのであれば他人にも伝るはずです。
Q(高校生):人前で話すことが苦手です。どうすれば良いでしょうか?
A(ラワット):他人ではなく自分に話すのです。(この回答を聞いて、感嘆の声があがるなど会場がざわつきました)きっとあなたは、他の人が自分の事をどう思っているのかと絶えず気にしているのでしょう。でも、真実は違います。皆、それぞれに自分の事を考えていて、あなたのことは気にしていないのです。恐れの原因は、人からどう思われるだろう?という心配や不安にあります。だから恐れずに人前で話すには、自分自身に語りかけ、自分自身に耳を傾けることです。そうすれば、このクラスだけじゃない。世界があなたの声を聴く準備が整うようになりますよ。
Q(高校生):現代という慌ただしい時代、どうあるべきか?また、人生でもっとも大切な事は何ですか?
A(ラワット):第一に大切なことは、自分への投資です。まず最初に、自分自身に投資すること。それ以外は二の次です。家にも建てる順番があるように人生でも組み立てるべき順序があります。何よりも先に“あなた”を創り上げてください。あなたがしっかりとできあがり、良い状態でいるならば、すべてはうまくいくでしょう。
【慶應湘南藤沢高等部英語教師メッセージ】
1)プレム・ラワットの本を授業に取り入れてみた感想
Splitting the Arrowを取り入れた理由は2つあります。1つはこれから生きる人生のヒントになるかなと思ったからです。大人になる前にこの本を読んで人生について考える機会を持つことは重要だと思います。英文そのものはそれほど難しくないのですが、内容が難しく、表面的な理解にとどまっている生徒が多いです。生徒には「今、理解できなくても、年をとってから読み返すとまた違う意味として理解できるようになる」と伝えています。 もう1つの理由はインド人の方が書かれた英語だからです。英語は米英だけのものはなく、リンガフランカなので、様々な英語に触れさせたいと考え、今年は2冊の本を英語の教材を選びました。一つは南アフリカが舞台のCry Freedom (アパルトヘイト下の実話で自由とは何かというのがテーマ)で、もう一つがSplitting the Arrowです。この前、授業でPrem Rawat氏による南アフリカのSowetoでのforgivenessとは何かというトークを見せました。生徒はCry Freedomを読んでSowetoで何が起きたか知っているので、Rawat氏の言葉の重さに気がついたと思います。
2)プレム・ラワットの授業を前にした、英語教師の想い
My students and I all look forward to having Mr Rawat with us on October 16. It is our first time to invite the author of the book we read in English classes. Splitting the Arrow was such an inspiring book for my students, though it was not easy for them to understand. I hope my students will be able to deepen their understanding of the book by meeting the author, listening to his lecture, and interacting with him during the Q&A session. I also hope they will enjoy time with Mr. Prem Rawat and I truly appreciate his coming to my school.
<概 要>
【名 称】 プレム・ラワットにによる「人生を学ぶ英語の授業」
【日 時】 2016年10月16日(月) 15:00~16:00
【会 場】 慶應湘南藤沢高等部105番 (神奈川県藤沢市遠藤5466)
【講 師】 プレム・ラワット
【参加者】 慶應湘南藤沢高等部3年生約240名
【内 容】 プレム・ラワットの絵本『なりたいなぁ』英語で読み聞かせ、メッセージ、生徒13名とラワットによる質疑応答 等
【プレム・ラワット プロフィール】
1957年、インド北部に生まれる。これまで「すべての人の心の中にある平和」をテーマに、51 年間世界 250 以上の都市で講演を実施。2000万人以上の人々が聴講し、その映像は75カ国語に翻訳されている。2011年、故郷イ ンド・ビハール州で開かれた講演会には、50 万人が集った。欧州議会、国連などに招かれての講演も多く、自らの財団を通じて人道的支援活動も積極的に行い、WAFA賞を受賞。こうした活動が認められ、2012年には、ネルソン・マンデラ氏、ヒラリー・クリントン氏と並び、アジア・パシッフィック・ ブランド財団より特別功労賞を授与された。50周年を迎えた2016年は、講演で訪れた世界中のメディア取材を受けており、1年間にメッセージを聴いた人数は、約1億2110万人以上となる。
【関連書籍】
『Splitting the arrow』(穴のあいた桶の英語版)
発行:文屋 発売:サンクチュアリ出版
著者 Prem Rawat(プレム・ラワット)
イラスト:しろい あや
価格:1,500円+税
判型:A5判変形、上製本
発行日:2015/12/1
『なりたいなぁ』 (絵本)
発行:文屋、発売:サンクチュアリ出版
文:プレム・ラワット
絵:しろい あや
翻訳:マックス・ウィトル(Whittle Max)
価格:1,500円+税
判型:B5判変形、上製本
発売日:2017/10/13
<プレム・ラワットについて>
http://premrawat-japan.com/about/
〈本イベントおよびプレム・ラワット氏に関するプレスお問い合わせ先〉
プレム・ラワット日本PR事務局 広報担当:服部(はっとり)
premrawatjapanpr@gmail.com
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