『ウッドデザイン賞2017』受賞作250点が決定！

木材で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰

10月25日（水）、「ウッドデザイン賞2017」の受賞作品250点が選出されました。ウッドデザイン賞は、木材で暮らしと社会を豊かにするモノ・コトを表彰し、国内外に発信するための顕彰制度です。
第3回目となる今回は6月20日から7月28日まで作品を募集し、応募総数453点が集まりました。本日発表された作品は、書類による第一次審査、審査委員会（委員長：赤池学）による第二次審査を経たものとなります。審査委員は、建築家の隈研吾氏、プロダクトデザイナーの益田文和氏、アーティストの日比野克彦氏、慶應義塾大学大学院教授の伊香賀俊治氏ら各分野の第一線で活躍中の方々によって構成されています。
3年目を迎え応募作品全体が成熟度を増し、「木材を多用する」という表面的な仕様に留まらず、ライフスタイル提案や、社会を巻き込んだ取組みを合わせた上質なデザインが増加傾向にあります。
今後は、ウッドデザイン賞を受賞した250点の中から最終審査を行い、最優秀賞（農林水産大臣賞）1点、優秀賞（林野庁長官賞）数点、奨励賞（審査委員長賞）数点を選出し、11月20日（月）に公式発表、さらに12月7日（木）に表彰式、受賞作品の展示、セミナー・トークセッションを東京ビッグサイトにて開催します。受賞作品については、「コンセプトブック」に掲載されるほか、ウェブサイトでもご覧いただけるようになります。その他、全国巡回展での展示も予定しております。実施スケジュール等詳細はウッドデザイン賞公式ウェブサイト（http://www.wooddesign.jp）で順次ご案内致します。

Gビル自由が丘01B館東京都目黒区（株式会社シェルター）…家型のファサードが特徴的なテナント商業ビル。木質耐火部材「COOLWOOD(クールウッド)」を採用した1時間耐火建築物で都心部における木造建築の新たな可能性を示している。

 

QUESTREL-SWOOD（株式会社セッショナブル）…新素材、新技術、新デザインによって製作され、日本の叡智を結集した魅力溢れるエレキギター。

コドモのあしば（NPO法人木づかい子育てネットワーク）…国産材を利用した移動式の遊具。軽量化、減容化を目指し、基本構造を金物で、外装をスギ材によって製作した木製遊具。短時間に組み立て可能で、輸送コストも削減。5歳以下の子どもの自律的遊びを促す。

FIL（FIL）…熊本・阿蘇（南小国町）から発信するライフスタイルブランド。250年の歴史を持つ九州のブランド杉（阿蘇・小国杉）を使用したプロダクト（インテリア、アロマ商品）を展開。感度の高い30代から50代の女性が主な対象として構築している。

 

「DomaHut」：学生のアイデアでつくる小屋内の土間庭空間（ポラスガーデンヒルズ株式会社）…学生対象の建築アイデアコンペの実邸化プロジェクト。1吹き抜けが1Fから3Fまで続き、現しにした構造柱・梁などの木質感の高い空間が家族の時間にあたたかさをもたらす。

 

「ウッドデザイン賞2017」概要
■賞の構成

 

①最優秀賞1点、②優秀賞数点×3部門、③奨励賞数点×3部門、④ウッドデザイン賞(入賞) 二次審査を通過したものすべて
■表彰部門
（１）ライフスタイルデザイン部門～木を使って暮らしの質を高めているもの～
木を使うことで機能性や利便性を高めている、新しい領域で木の活用が提案されている、消費者に木のある豊かな暮らしを提案している、建築・空間、木製品、コミュニケーション、技術・研究など。

 

（２）ハートフルデザイン部門～木を使って人の心と身体を健やかにしているもの～
木を使うことで快適性を高めたり、五感や感性に働きかける、リラックス効果や健康増進効果がある、作り手や担い手のストーリー性を伝えている、建築・空間、木製品、コミュニケーション、技術・研究など。
（３）ソーシャルデザイン部門～木を使って地域や社会を活性化しているもの～
木を使うことで森林や地域の活性化に貢献している、人材を発掘・育成している、建築・空間、木製品、コミュニケーション、技術・研究など。
■応募分野・サブカテゴリ
①建築・空間・建材・部材分野・・・店舗、商業施設、オフィス、住宅、構造材、床・壁・内外装材など
②木製品分野・・・家具、雑貨・日用品、キッチン・食器、寝具、遊具など
③コミュニケーション分野・・・ワークショップ、プロモーション、人材育成、ビジネスモデルなど
④技術・研究分野・・・技術、調査研究、実験住宅、試作品など
■スケジュール
応募期間: 2017年6月20日（火）～7月28日（金）
ウッドデザイン賞（入賞）結果通知・発表10月25日（水）
最優秀賞、優秀賞、奨励賞発表11月20日（月）
表彰式（「エコプロ2017」）12月7日（木）
展示・セミナー（「エコプロ2017」）12月7日（木）～9日（土）

「ウッドデザイン賞2017」表彰式、受賞作品の展示、セミナー・トークセッション
ウッドデザイン賞2017の最優秀賞、優秀賞、奨励賞の表彰式、入賞作品の現物を含む全点展示、受賞者・審査員のテーマ別トークセッションなど、木づかいの先進的な取組を見て、聞いて、体験できるイベントを日本最大級の環境展示会「エコプロ2017」（東京ビッグサイト）で開催します。ぜひご来場ください。
 

「ウッドデザイン賞2016」エコプロ2016の展示、表彰式の様子

「ウッドデザイン賞2016」エコプロ2016の展示、表彰式の様子

「ウッドデザイン賞2017」表彰式
■日時:平成29年12月７日（木）11:30～12:30
■場所:「東京ビックサイト」東５ホールイベントステージ
■内容:主催者挨拶、来賓挨拶、上位賞賞状授与、記念撮影、審査委員長講評、サポート連絡会講評等
「ウッドデザイン賞2017」受賞者記念撮影
■日時:平成29年12月７日（木）13:00～14:30頃、17:00～18:30（予定）
■場所:「東京ビックサイト」東１ホール「森林からはじまるエコライフ展」内「ウッドデザイン賞2017」ブース
■内容:「ミス日本みどりの女神2017」と受賞者の記念撮影
「ウッドデザイン賞2017」受賞作品展示
■日時:平成29年12月７～９日（木～土）10:00～17:00
■場所:「東京ビックサイト」東１ホール「森林からはじまるエコライフ展」内「ウッドデザイン賞2017」ブース
■内容:実施概要紹介、上位賞展示、受賞作品全店展示、ライフスタイル展示、セミナースペース等

「ウッドデザイン賞2017」交流会（メディアの方は無料でご入場いただけます）
■日時: 平成29年12月７日（木）17:15～18:30（予定）
■場所:「東京ビックサイト」東１ホール「ウッドデザイン賞2017」ブース内セミナースペース
■内容:「ウッドデザイン賞2017」審査委員・受賞者・主催者・サポート連絡会及びメディア・バイヤーの交流会
「ウッドデザイン賞2017」セミナー《１日目》※テーマ・登壇者は予定
（１）セッション１「最優秀賞・優秀賞に学ぶ、商業施設の価値を高める新時代の木づかい」
■日時: 平成29年12月７日（木）14:00～15:00
■場所:「東京ビックサイト」東１ホール「ウッドデザイン賞2017」ブース内セミナースペース
■登壇: 上位賞受賞企業
（２）セッション２「審査員が語る、木を活かした“建築・空間”デザインの未来」
■日時: 平成29年12月７日（木）15:15～16:00
■場所: 「東京ビックサイト」東１ホール「ウッドデザイン賞2017」ブース内セミナースペース
■登壇: 手塚由比（建築家、ウッドデザイン賞審査委員（建築分野））/ 腰原幹雄（東京大学生産技術研究所教授、ウッドデザイン賞審査委員（建築分野））/ 鈴木恵千代（空間デザイナー、ウッドデザイン賞審査委員（建築分野））
■進行: 赤池学（プロジェクトデザイナー、ウッドデザイン賞審査委員長）
（３）セッション３「審査員が語る、木のある暮らしの“ライフスタイル”デザインの未来」
■日時: 平成29年12月７日（木）16:15～17:00
■場所: 「東京ビックサイト」東１ホール「ウッドデザイン賞2017」ブース内セミナースペース
■登壇: 益田文和（プロダクトデザイナー、ウッドデザイン賞審査委員（木製品分野））/ 戸村亜紀（クリエイティブディレクター、ウッドデザイン賞審査委員（コミュニケーション分野））/ 伊香賀俊治（慶應義塾大学教授、ウッドデザイン賞審査委員（技術・研究分野））
■進行: 赤池学（プロジェクトデザイナー、ウッドデザイン賞審査委員長）
「ウッドデザイン賞2017」セミナー《２日目》
（１）セッション４「インテリア・コーディネーターと語る、エシカル時代の「木のある暮らし」」（仮題）
■日時: 平成29年12月8日（金）14:30～16:00
■場所:「東京ビックサイト」東１ホール「ウッドデザイン賞2017」ブース内セミナースペース
■登壇:髙橋正実（クリエイティブディレクター・デザイナー、ウッドデザイン賞審査委員（木製品分野）/日本インテリア・コーディネーター協会木づかいクラブ/ 受賞企業/ ■進行: 末吉里花（エシカル協会代表理事、ウッドデザイン賞審査委員（木製品分野））