FromプラネットVol.77 <カレーに関する意識調査>
~「経営者」のカレーは"辛口"、「公務員」のカレーは"激辛"!?~
王道のビーフカレーに次ぐ人気…東日本はポーク、西日本はチキン
FromプラネットVol.77 <カレーに関する意識調査>
国内1,200社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、日用品にまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第77号として、カレーに関する意識調査の結果をご紹介します。バックナンバー https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html
まず始めに、どのくらいの頻度でカレーを食べているかを聞きました。最も多かったのは「月に2〜3回」36.3%、次いで「月に1回」26.2%、「週に1回」12.6%の順でした。
男女別に“週1回以上”の合計値を比べると、女性では10.3%であるのに対し、男性では20.1%。男性の5人に1人が週1回以上カレーを食べていることになります。“月1回以上”計を比べても、女性71.9%に対して、男性83.2%と、男性のほうが10ポイント以上高くなりました。女性に比べて、男性のほうが頻繁にカレーを食べているようです。
性年代別に見ると、“週1回以上”計は男性の30代で最も高く、25.1%。4人に1人の割合でした。また男性では、年代が高くなるにつれて“週1回以上”計が低くなっていました。一方で、“月1回以上”計は年代につれて高くなり、70代以上では87.7%と9割近くに。さらに、「食べない」は男女ともに年代が低いほど高く、若年層では「食べない」人も増えていることがわかります。若年層の男性の場合、カレーを頻繁に食べる人とまったく食べない人という二極化の傾向があると言えそうです。
男女別では、男性では「いつでも食べたい」が22.7%で、なんと1位。男女差を見ると、ほとんどの項目で女性の数値のほうが高い中、唯一男性のほうが高かったのがこの項目。女性との差は7.8ポイントありました。
一方、女性では「カレーを見たときや思い出したとき」が25.8%で1位、2位は僅差で「どこからともなくカレーの香りがしたとき」25.6%、3位は「どこかの家がカレーを作っているにおいがしてきたとき」20.3%の順でした。「いつでも食べたい」男性に対して、女性は、香りや視覚的イメージに食欲を刺激されたときに“食べたい”と思う人が多いようです。
一方、女性では「ビーフカレー」に次いで「チキンカレー」が2位、「ポークカレー」が3位と、順位が逆転。また男性に人気の「カツカレー」よりも、「シーフードカレー」「キーマカレー」「野菜カレー」のほうが高くなっていました。男性にはガッツリ系が人気、女性はカレーにもヘルシーさを求めているのかもしれません。
エリア別では、ほとんどの地域で「ビーフカレー」が1位でしたが、「北海道」では1位「ポークカレー」、2位「チキンカレー」、3位「ビーフカレー」の順。また、「ポークカレー」は「北海道」から「北陸」までは1位か2位に入っていますが、西日本では順位が下がり、代わって「チキンカレー」が2位に。さらに「近畿」「四国」では、「カツカレー」が3位にランクインしました。
性年代別に見ると、“辛口以上”計が最も大きかったのは、男性では50代の55.6%、女性では70代以上の40.8%でした。特に、女性の20代、30代で「甘口」がそれぞれ21.6%、19.5%と約2割。男性の30代でも「甘口」が9.6%と約1割。若い人のほうが刺激的な味を求めるイメージがありますが、意外にも「甘口」を好む傾向が見られました。
さらに、職業別に見ると、職業によって微妙な好みの違いがうかがえます。ほとんどの職業で「中辛」の割合が最も高くなりましたが、「会社役員・経営者」と「自由業」では「辛口」が最も高くなりました。「辛口」と答えた人の中で最も数値が高かったのは「会社役員・経営者」で、57.9%と6割近く。また、「甘口」と答えた人の中で最も高かったのは、「専業主婦(主夫)」の13.1%でした。これは「専業主婦(主夫)」に女性が多いことを反映していると思われます。意外にも、「激辛」の中で最も高かったのは「公務員」。“安定志向”のイメージとはまったく逆の結果となりました。
ここで、カレールウの売れすじランキングを調べてみました(表6)。すると、10位までに「中辛」のアイテムが6つあり、表4の調査で「中辛」を好む人が最も多かった結果と一致していました。また、ロングセラー商品が支持されている一方で、“こく”や“熟”といったネーミングのアイテムが目立ち、ただ辛いだけではなく、奥行きやまろやかさを追求した味が求められていると言えそうです。
さらに、カレーを作る際の隠し味は何かを聞きました(表7)。1位「ウスターソース」、2位「にんにく」、3位「しょうゆ」という結果でした。市販のルウを使いながら、隠し味にもこだわり、それぞれの家庭で“わが家の味”を作っているのかもしれません。
エリア別では、「北海道」「東北」「九州・沖縄」では「生たまご」を抑えて「ナス」が3位に。一方で、「近畿」より西では、「生たまご」が1位でした。好きなカレーの種類を聞いた調査同様、地域による“カレー食文化”の違いが見られました。
多かったのは市販のルウを数種類混ぜるという回答。しょうがやインスタントコーヒーも定番の隠し味のようです。トッピングとして納豆やチーズ、薬味のラッキョウも根強い人気をうかがわせました。
余ったカレーはカレーうどんやドリアにアレンジし、何度も楽しむという声も多数。こだわりのオリジナルレシピを教えてくれた人もいました。ここまで読んだ人は、きっとカレーが食べたくなっているはず。今日の献立はカレーに決まりですね。
株式会社プラネットとは https://www.planet-van.co.jp/
メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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株式会社プラネットが発信しているニュースレターです。日用品に関する、旬なトピックスや意外な利用シーンなどをご紹介しています。
本件に関するお問い合わせ先
(感想や取り上げてもらいたいテーマなどもお寄せください)
株式会社プラネット 経営本部 経営企画部(角田(つのだ)、岡田)
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国内1,200社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネット (所在地:東京都港区、代表取締役社長:田上正勝)は、日用品にまつわるトピックスをお届けする 『Fromプラネット』 の第77号として、カレーに関する意識調査の結果をご紹介します。バックナンバー https://www.planet-van.co.jp/news/from_planet.html
- “日本の国民食”カレーを最もよく食べている年代は?
まず始めに、どのくらいの頻度でカレーを食べているかを聞きました。最も多かったのは「月に2〜3回」36.3%、次いで「月に1回」26.2%、「週に1回」12.6%の順でした。
男女別に“週1回以上”の合計値を比べると、女性では10.3%であるのに対し、男性では20.1%。男性の5人に1人が週1回以上カレーを食べていることになります。“月1回以上”計を比べても、女性71.9%に対して、男性83.2%と、男性のほうが10ポイント以上高くなりました。女性に比べて、男性のほうが頻繁にカレーを食べているようです。
性年代別に見ると、“週1回以上”計は男性の30代で最も高く、25.1%。4人に1人の割合でした。また男性では、年代が高くなるにつれて“週1回以上”計が低くなっていました。一方で、“月1回以上”計は年代につれて高くなり、70代以上では87.7%と9割近くに。さらに、「食べない」は男女ともに年代が低いほど高く、若年層では「食べない」人も増えていることがわかります。若年層の男性の場合、カレーを頻繁に食べる人とまったく食べない人という二極化の傾向があると言えそうです。
- 男性は「いつでも食べたい」?
男女別では、男性では「いつでも食べたい」が22.7%で、なんと1位。男女差を見ると、ほとんどの項目で女性の数値のほうが高い中、唯一男性のほうが高かったのがこの項目。女性との差は7.8ポイントありました。
一方、女性では「カレーを見たときや思い出したとき」が25.8%で1位、2位は僅差で「どこからともなくカレーの香りがしたとき」25.6%、3位は「どこかの家がカレーを作っているにおいがしてきたとき」20.3%の順でした。「いつでも食べたい」男性に対して、女性は、香りや視覚的イメージに食欲を刺激されたときに“食べたい”と思う人が多いようです。
- ビーフに次ぐ人気、東は「ポーク」、西「チキン」
一方、女性では「ビーフカレー」に次いで「チキンカレー」が2位、「ポークカレー」が3位と、順位が逆転。また男性に人気の「カツカレー」よりも、「シーフードカレー」「キーマカレー」「野菜カレー」のほうが高くなっていました。男性にはガッツリ系が人気、女性はカレーにもヘルシーさを求めているのかもしれません。
エリア別では、ほとんどの地域で「ビーフカレー」が1位でしたが、「北海道」では1位「ポークカレー」、2位「チキンカレー」、3位「ビーフカレー」の順。また、「ポークカレー」は「北海道」から「北陸」までは1位か2位に入っていますが、西日本では順位が下がり、代わって「チキンカレー」が2位に。さらに「近畿」「四国」では、「カツカレー」が3位にランクインしました。
- “辛口好き”の「会社役員・経営者」、では“激辛好き”で多い職業は?
性年代別に見ると、“辛口以上”計が最も大きかったのは、男性では50代の55.6%、女性では70代以上の40.8%でした。特に、女性の20代、30代で「甘口」がそれぞれ21.6%、19.5%と約2割。男性の30代でも「甘口」が9.6%と約1割。若い人のほうが刺激的な味を求めるイメージがありますが、意外にも「甘口」を好む傾向が見られました。
さらに、職業別に見ると、職業によって微妙な好みの違いがうかがえます。ほとんどの職業で「中辛」の割合が最も高くなりましたが、「会社役員・経営者」と「自由業」では「辛口」が最も高くなりました。「辛口」と答えた人の中で最も数値が高かったのは「会社役員・経営者」で、57.9%と6割近く。また、「甘口」と答えた人の中で最も高かったのは、「専業主婦(主夫)」の13.1%でした。これは「専業主婦(主夫)」に女性が多いことを反映していると思われます。意外にも、「激辛」の中で最も高かったのは「公務員」。“安定志向”のイメージとはまったく逆の結果となりました。
- 市販のカレールウで支持されているのは? わが家の隠し味1位は…
ここで、カレールウの売れすじランキングを調べてみました(表6)。すると、10位までに「中辛」のアイテムが6つあり、表4の調査で「中辛」を好む人が最も多かった結果と一致していました。また、ロングセラー商品が支持されている一方で、“こく”や“熟”といったネーミングのアイテムが目立ち、ただ辛いだけではなく、奥行きやまろやかさを追求した味が求められていると言えそうです。
さらに、カレーを作る際の隠し味は何かを聞きました(表7)。1位「ウスターソース」、2位「にんにく」、3位「しょうゆ」という結果でした。市販のルウを使いながら、隠し味にもこだわり、それぞれの家庭で“わが家の味”を作っているのかもしれません。
- トッピング人気1位は「ゆでたまご」、東北では「チーズ」、関西では?
エリア別では、「北海道」「東北」「九州・沖縄」では「生たまご」を抑えて「ナス」が3位に。一方で、「近畿」より西では、「生たまご」が1位でした。好きなカレーの種類を聞いた調査同様、地域による“カレー食文化”の違いが見られました。
- “市販のルウは数種類ブレンド” “残りはカレーうどんに”…こだわりの食べ方
多かったのは市販のルウを数種類混ぜるという回答。しょうがやインスタントコーヒーも定番の隠し味のようです。トッピングとして納豆やチーズ、薬味のラッキョウも根強い人気をうかがわせました。
余ったカレーはカレーうどんやドリアにアレンジし、何度も楽しむという声も多数。こだわりのオリジナルレシピを教えてくれた人もいました。ここまで読んだ人は、きっとカレーが食べたくなっているはず。今日の献立はカレーに決まりですね。
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メーカー、卸売業、小売業がサプライチェーンとして連携し、生活者へのサービス向上を目指して進化を続ける日本の消費財流通を、情報インフラ運営で支えている上場企業(証券コード2391)です。
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株式会社プラネットが発信しているニュースレターです。日用品に関する、旬なトピックスや意外な利用シーンなどをご紹介しています。
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(感想や取り上げてもらいたいテーマなどもお寄せください)
株式会社プラネット 経営本部 経営企画部(角田(つのだ)、岡田)
Tel : 03-6432-0482 / E-mail : keiei@planet-van.co.jp
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