映画「シン・ゴジラ」、NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」などの人物デザインを手掛ける柘植伊佐夫氏が生み出す不思議な世界観!?伊那市公式プロモーション動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」公開開始
柘植氏スペシャルインタビュー実施「キャラクターデザイン自体はすぅっと湧きました。」
長野県伊那市(市長:白鳥孝)は、2018年1月24日(水)より、伊那市の魅力を地域内外へ発信するプロモーション動画イーナ・ムービーズの最新作「森のこえ」を公開します。
長野県南部に位置する伊那市は、周囲を南アルプスや中央アルプスの雄大な山々に抱かれ、市域の82パーセントを森林が占めます。人と森林が歩み寄り、豊かな暮らしを育む伊那市の取り組みを不思議な世界観を交えて本動画で伝えていきます。
本動画の総合プロデュース・監督は、映画「シン・ゴジラ」で扮装統括、NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」で人物デザイン、舞台「PLUTO」でキャラクタービジュアル・コスチュームデザイン・ヘアメイクデザインを務めた、伊那市芸術文化大使の柘植伊佐夫氏(伊那市出身)。今季「森のこえ」では、柘植氏が動画内に登場する「妖精」のキャラクターデザインを手がけるなど、同氏が生み出す世界観がふんだんに盛り込まれています。
<イーナ・ムービーズ公式サイトURL>http://i-namovies.jp/
<イーナ・ムービーズ特設サイトURL>http://i-namovies.jp/forest_vision
<WEB限定動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」 URL>https://youtu.be/Nbdno_SSKRs
■WEB限定動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」 概要
伊那市では、「山(森林)が富と雇用を支える50年後の伊那市」を基本理念に、自然環境・森林を次世代に引き継いでいく「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」を策定し、市民の皆さんが活用できる森林づくりなどを掲げた「ソーシャル・フォレストリー都市」を宣言しました。これらの取り組みと森林資源を生かしたまちづくりを広く発信する活動の一環として、平成29年6月にプロモーション動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」の制作がスタートしました。動画では、随所に登場する市民の暮らしや、ユニークなキャラクターを交えて、「森のある暮らし」や「森の恵み」、「エネルギーの循環」などを映像で表現しています。
<WEB限定動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」 URL>
https://youtu.be/Nbdno_SSKRs
1.柘植氏が動画に登場する「妖精」のキャラクターデザインを手がける
動画では、柘植伊佐夫氏がキャラクターデザインを手がけ、映画や舞台の製作に関わっている特殊造形、メイク、衣装スタッフの洗練された技術により、市内在住の高校生らが「火」、「水」、「土」、「木」の「妖精」に扮して登場。「自然との共存」、「自然エネルギーの循環」、そして人と森が歩み寄りながらともに豊かになっていく様子を表現しています。
2.楽曲は市内小学生が歌うオリジナル曲「森のこえ」を使用
イーナ・ムービーズで使用されている音楽は、伊那市出身で映画やテレビコマーシャルの楽曲を制作する天山氏(市芸術文化大使)が担当。「森のこえ」では、柘植氏が作詞、天山氏が作曲したオリジナル曲を伊那市立長谷小学校6年生の児童が歌います。子どもたちの故郷を思う気持ちが力強い歌声となって、映像を引き立てます。
3.森林とともに生きる、伊那市民が参加!!
動画には、「妖精」として市内在住の高校生らが登場するほか、子どもから大人まで多くの市民の皆さんが撮影に参加しています。森林とともに生きる市民の暮らしをとおして、森林と人とのつながりを映し出しています。
*撮影協力:上伊那森林組合、有限会社有賀製材所、都築木材株式会社、株式会社ディーエルディー、宮原漆器工芸、唐木木工所、NPO法人伊那谷森と人を結ぶ協議会、伊那市立高遠第2・第3保育園、伊那市立長谷小学校、南福地御柱祭典委員会、伊那市民の皆さん など
<撮影場所>
入笠牧場、鹿嶺高原、ますみヶ丘平地林 ほか
■キャラクターデザイン 柘植伊佐夫氏のコメント
Q1、動画に出てくるキャラクターデザインのイメージは、どのように考案されたのですか?
伊那市から「ソーシャル・フォレストリーをテーマにして欲しい」と依頼いただきまして、森と人との関わりについて思い描いていました。そのなかで、「エネルギーの循環性」「目に見えないものの力」と、人々の暮らしをつなげる存在として、「火」「水」「土」「木」の「妖精」を象徴として登場させたいと考えました。
Q2、今回のキャラクターの見どころや考案する上で苦労されたエピソードなどがあれば教えてください。
キャラクターデザイン自体はすぅっと湧きました。コンセプトや想像上の絵を具体的な姿にするには、さまざまなクリエーターのお力や、どのような人にその役を演じていただくかなどの現実的なやりとりがあります。そのような「ナマ」な要素を取り扱いながら、「ユメ」であるキャラクターたちの存在を、決して絵空事にならないでリアルな存在に仕立てることが醍醐味であり苦労でもあります。楽しみにご覧になっていただければ嬉しいです。
Q3、伊那市での企画や撮影などで、思い出があれば教えてください。
イーナ・ムービーズのプロジェクトを立ち上げてからすでに3年になりますので、ずいぶん市内をまわり多くの方とふれあっています。今回の「森のこえ」では、特に妖精のシーンをほとんど入笠牧場周辺で撮影させていただきました。伊那市のなかでも「手つかずの自然」「手つかずに近い自然」が残されている特別な地域です。自分にとってもとても好きな場所で、そこの管理人の三沢さんのお力を借りたり、さまざまなお話をお聞きしたことはとても楽しい思い出です。
Q4、人物デザイン、ビューティーディレクターとして数々の有名作品に携わられていますが、
現在の仕事を始めようと思われたきっかけを教えてください。
ビューティーディレクターも人物デザインも、「うつくしいひとを生み出す」という使命において共通していると思います。わたしは、地元の美容室に勤めたことがキャリアのスタートで、そこから東京の美容室、そしてヘアメイクになり、それを統括するビューティーディレクターになりました。それがきっかけでヘアメイクにとどまらずに、作品に登場する「人物の全体像」を設計する役職である人物デザインを開発しました。これらの発想は、ユニークネスを大切にする伊那小学校での総合学習が基礎になっていると思います。
Q5、自然保護の取り組みを実施している伊那市ですが、今後どのように関わっていきたいですか?
2017年末に、伊那市50年の森林(もり)ビジョン応援プロジェクト「ミドリナ」をスタートさせました。これは「人と森をつなぐ」ために、さまざまな団体や個人を応援する活動です。環境・産業・教育・芸術文化の切り口で「森林の持続可能な活用と保全」を進めていきます。2018年4月ごろにはこれを推進する「伊那市ミドリナ委員会」も立ち上がります。世代を超えたプロジェクトですので一歩一歩確実に進めていければと思っています。
<プロフィール>
人物デザイナー/ビューティーディレクター/プロデューサー
長野県伊那市出身。伊那市芸術文化大使。「人物デザイン」というジャンルを開拓。ドラマや映画の登場人物の衣装デザイン、ヘアメイクデザイン、小道具などを総合的に生み出している。主な作品に、NHK 大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」、NHK 大河ファンタジー「精霊の守り人」、映画「シン・ゴジラ」、舞台「PLUTO」など。2012年第30 回毎日ファッション大賞鯨岡阿美子賞受賞。
■WEB限定動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」制作スタッフ
総合プロデュース・監督:柘植伊佐夫(伊那市芸術文化大使)
音楽:天山(伊那市芸術文化大使)
撮影監督・人物撮影:小林幹幸
アートディレクション・プランニング:竹松 幸麿
実景撮影・編集:井上 卓郎
撮影:城倉 賢一
ドローン撮影:大木 大輔
特殊造形:松岡象一郎
衣装デザイン:玉置博人
スタイリスト:羽石輝
ヘアメイク:金山貴成
特殊メイク:黒須結
レコーディングディレクター:柳澤仁
小道具制作:日下部良也
■伊那市の取り組み「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」について
平成28年2月に策定した「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」は、「山(森林)が富と雇用を支える50年後の伊那市」を基本理念に、伊那市の宝である森林を次世代に引き継いでいくための計画です。これからの伊那市を背負って立つ若者達に、50年後の森林を確認してもらう気持ちを持って、50年という時間軸でビジョンの実現を目指す取り組みです。
森林・林業の分野に「社会林業(ソーシャル・フォレストリー)」という森林管理手法が存在します。これは「地域住民が森林の保全に自らかかわり、森林資源の活用は地元のあらゆる産業と協働的に進め、そこから生まれる便益は地域(市民)に還元される地域社会を構築する」というものです。
自然環境・自然資源を「自然資本」と捉え、「社会資本」としての価値を高めていくためには、林業関係者だけでなく、市民が主体となった取り組みが必要となってきます。伊那市では、「山(森林)が富と雇用を支える 50年後の伊那市」とする理念を掲げ、この理念のもとに具体的な6つの目標を設定し「ソーシャルフォレストリー都市宣言」を行いました。
【自然・森林資源に対する目標】
・生物多様性を中心とした自然環境の保全と向上
・山地保全と水資源保全の機能向上
・森林生態系の健全性と活力の向上
【市民が担う目標】
・森林の生産力と林業経営の向上
・市域の持続可能な経済発展を担う林業・木材産業活動の推進
・森林・林業の要請に応える住民参加の推進
■長野県伊那市について
「天下第一の桜」と称される高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラや仙丈ケ岳を中心とする南アルプス国立公園、日本ジオパークに認定されている南アルプス(中央構造線エリア)ジオパークなどの観光資源があります。
移住定住政策をすすめる中で、2015年、2016年版『住みたい田舎ベストランキング』(宝島社「田舎暮らしの本」2月号)で、「子育て世代にぴったりな田舎」部門2年連続第1位に選ばれるなど、子どもたちの郷土愛を育むことに重点を置いた、小中学校の食育事業「暮らしのなかの食」や木育、ICT教育、キャリア教育など、特色ある教育と子育てが注目されています。
将来この地域を背負って立つ子どもが健やかに育つ環境づくりや安心して子どもを産み育てることができる、「定住の地として選ばれる地方都市」を目指し、取り組みを進めています。
<伊那市公式ホームページ>http://www.inacity.jp/
<移住応援サイト「伊那に住む」>http://www.inacity.jp/iju/
本動画の総合プロデュース・監督は、映画「シン・ゴジラ」で扮装統括、NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」で人物デザイン、舞台「PLUTO」でキャラクタービジュアル・コスチュームデザイン・ヘアメイクデザインを務めた、伊那市芸術文化大使の柘植伊佐夫氏(伊那市出身)。今季「森のこえ」では、柘植氏が動画内に登場する「妖精」のキャラクターデザインを手がけるなど、同氏が生み出す世界観がふんだんに盛り込まれています。
イーナ・ムービーズは、伊那市のシティプロモーション事業の一環として、平成27年4月から制作がスタートしました。これまでに、四季折々の魅力を詰め込んだ「四季編」、「信州そば発祥の地 伊那」をPRする「そばの旅人」を制作し、地域内外へ発信してきました。詳細は、公式サイトをご覧ください。
<イーナ・ムービーズ公式サイトURL>http://i-namovies.jp/
<イーナ・ムービーズ特設サイトURL>http://i-namovies.jp/forest_vision
<WEB限定動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」 URL>https://youtu.be/Nbdno_SSKRs
■WEB限定動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」 概要
伊那市では、「山(森林)が富と雇用を支える50年後の伊那市」を基本理念に、自然環境・森林を次世代に引き継いでいく「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」を策定し、市民の皆さんが活用できる森林づくりなどを掲げた「ソーシャル・フォレストリー都市」を宣言しました。これらの取り組みと森林資源を生かしたまちづくりを広く発信する活動の一環として、平成29年6月にプロモーション動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」の制作がスタートしました。動画では、随所に登場する市民の暮らしや、ユニークなキャラクターを交えて、「森のある暮らし」や「森の恵み」、「エネルギーの循環」などを映像で表現しています。
<WEB限定動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」 URL>
https://youtu.be/Nbdno_SSKRs
<動画の見どころ>
1.柘植氏が動画に登場する「妖精」のキャラクターデザインを手がける
動画では、柘植伊佐夫氏がキャラクターデザインを手がけ、映画や舞台の製作に関わっている特殊造形、メイク、衣装スタッフの洗練された技術により、市内在住の高校生らが「火」、「水」、「土」、「木」の「妖精」に扮して登場。「自然との共存」、「自然エネルギーの循環」、そして人と森が歩み寄りながらともに豊かになっていく様子を表現しています。
2.楽曲は市内小学生が歌うオリジナル曲「森のこえ」を使用
イーナ・ムービーズで使用されている音楽は、伊那市出身で映画やテレビコマーシャルの楽曲を制作する天山氏(市芸術文化大使)が担当。「森のこえ」では、柘植氏が作詞、天山氏が作曲したオリジナル曲を伊那市立長谷小学校6年生の児童が歌います。子どもたちの故郷を思う気持ちが力強い歌声となって、映像を引き立てます。
3.森林とともに生きる、伊那市民が参加!!
動画には、「妖精」として市内在住の高校生らが登場するほか、子どもから大人まで多くの市民の皆さんが撮影に参加しています。森林とともに生きる市民の暮らしをとおして、森林と人とのつながりを映し出しています。
*撮影協力:上伊那森林組合、有限会社有賀製材所、都築木材株式会社、株式会社ディーエルディー、宮原漆器工芸、唐木木工所、NPO法人伊那谷森と人を結ぶ協議会、伊那市立高遠第2・第3保育園、伊那市立長谷小学校、南福地御柱祭典委員会、伊那市民の皆さん など
<撮影場所>
入笠牧場、鹿嶺高原、ますみヶ丘平地林 ほか
■キャラクターデザイン 柘植伊佐夫氏のコメント
Q1、動画に出てくるキャラクターデザインのイメージは、どのように考案されたのですか?
伊那市から「ソーシャル・フォレストリーをテーマにして欲しい」と依頼いただきまして、森と人との関わりについて思い描いていました。そのなかで、「エネルギーの循環性」「目に見えないものの力」と、人々の暮らしをつなげる存在として、「火」「水」「土」「木」の「妖精」を象徴として登場させたいと考えました。
Q2、今回のキャラクターの見どころや考案する上で苦労されたエピソードなどがあれば教えてください。
キャラクターデザイン自体はすぅっと湧きました。コンセプトや想像上の絵を具体的な姿にするには、さまざまなクリエーターのお力や、どのような人にその役を演じていただくかなどの現実的なやりとりがあります。そのような「ナマ」な要素を取り扱いながら、「ユメ」であるキャラクターたちの存在を、決して絵空事にならないでリアルな存在に仕立てることが醍醐味であり苦労でもあります。楽しみにご覧になっていただければ嬉しいです。
Q3、伊那市での企画や撮影などで、思い出があれば教えてください。
イーナ・ムービーズのプロジェクトを立ち上げてからすでに3年になりますので、ずいぶん市内をまわり多くの方とふれあっています。今回の「森のこえ」では、特に妖精のシーンをほとんど入笠牧場周辺で撮影させていただきました。伊那市のなかでも「手つかずの自然」「手つかずに近い自然」が残されている特別な地域です。自分にとってもとても好きな場所で、そこの管理人の三沢さんのお力を借りたり、さまざまなお話をお聞きしたことはとても楽しい思い出です。
Q4、人物デザイン、ビューティーディレクターとして数々の有名作品に携わられていますが、
現在の仕事を始めようと思われたきっかけを教えてください。
ビューティーディレクターも人物デザインも、「うつくしいひとを生み出す」という使命において共通していると思います。わたしは、地元の美容室に勤めたことがキャリアのスタートで、そこから東京の美容室、そしてヘアメイクになり、それを統括するビューティーディレクターになりました。それがきっかけでヘアメイクにとどまらずに、作品に登場する「人物の全体像」を設計する役職である人物デザインを開発しました。これらの発想は、ユニークネスを大切にする伊那小学校での総合学習が基礎になっていると思います。
Q5、自然保護の取り組みを実施している伊那市ですが、今後どのように関わっていきたいですか?
2017年末に、伊那市50年の森林(もり)ビジョン応援プロジェクト「ミドリナ」をスタートさせました。これは「人と森をつなぐ」ために、さまざまな団体や個人を応援する活動です。環境・産業・教育・芸術文化の切り口で「森林の持続可能な活用と保全」を進めていきます。2018年4月ごろにはこれを推進する「伊那市ミドリナ委員会」も立ち上がります。世代を超えたプロジェクトですので一歩一歩確実に進めていければと思っています。
<プロフィール>
柘植伊佐夫
人物デザイナー/ビューティーディレクター/プロデューサー
長野県伊那市出身。伊那市芸術文化大使。「人物デザイン」というジャンルを開拓。ドラマや映画の登場人物の衣装デザイン、ヘアメイクデザイン、小道具などを総合的に生み出している。主な作品に、NHK 大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」、NHK 大河ファンタジー「精霊の守り人」、映画「シン・ゴジラ」、舞台「PLUTO」など。2012年第30 回毎日ファッション大賞鯨岡阿美子賞受賞。
■WEB限定動画「イーナ・ムービーズ-森のこえ-」制作スタッフ
総合プロデュース・監督:柘植伊佐夫(伊那市芸術文化大使)
音楽:天山(伊那市芸術文化大使)
撮影監督・人物撮影:小林幹幸
アートディレクション・プランニング:竹松 幸麿
実景撮影・編集:井上 卓郎
撮影:城倉 賢一
ドローン撮影:大木 大輔
特殊造形:松岡象一郎
衣装デザイン:玉置博人
スタイリスト:羽石輝
ヘアメイク:金山貴成
特殊メイク:黒須結
レコーディングディレクター:柳澤仁
小道具制作:日下部良也
■伊那市の取り組み「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」について
平成28年2月に策定した「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」は、「山(森林)が富と雇用を支える50年後の伊那市」を基本理念に、伊那市の宝である森林を次世代に引き継いでいくための計画です。これからの伊那市を背負って立つ若者達に、50年後の森林を確認してもらう気持ちを持って、50年という時間軸でビジョンの実現を目指す取り組みです。
森林・林業の分野に「社会林業(ソーシャル・フォレストリー)」という森林管理手法が存在します。これは「地域住民が森林の保全に自らかかわり、森林資源の活用は地元のあらゆる産業と協働的に進め、そこから生まれる便益は地域(市民)に還元される地域社会を構築する」というものです。
自然環境・自然資源を「自然資本」と捉え、「社会資本」としての価値を高めていくためには、林業関係者だけでなく、市民が主体となった取り組みが必要となってきます。伊那市では、「山(森林)が富と雇用を支える 50年後の伊那市」とする理念を掲げ、この理念のもとに具体的な6つの目標を設定し「ソーシャルフォレストリー都市宣言」を行いました。
【自然・森林資源に対する目標】
・生物多様性を中心とした自然環境の保全と向上
・山地保全と水資源保全の機能向上
・森林生態系の健全性と活力の向上
【市民が担う目標】
・森林の生産力と林業経営の向上
・市域の持続可能な経済発展を担う林業・木材産業活動の推進
・森林・林業の要請に応える住民参加の推進
■長野県伊那市について
伊那市は、長野県の南部に位置し、南アルプスと中央アルプスの二つのアルプスに抱かれ、市の中央を天竜川と三峰川が流れる豊かな自然と歴史、文化が育まれた自然共生都市です。
「天下第一の桜」と称される高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラや仙丈ケ岳を中心とする南アルプス国立公園、日本ジオパークに認定されている南アルプス(中央構造線エリア)ジオパークなどの観光資源があります。
移住定住政策をすすめる中で、2015年、2016年版『住みたい田舎ベストランキング』(宝島社「田舎暮らしの本」2月号)で、「子育て世代にぴったりな田舎」部門2年連続第1位に選ばれるなど、子どもたちの郷土愛を育むことに重点を置いた、小中学校の食育事業「暮らしのなかの食」や木育、ICT教育、キャリア教育など、特色ある教育と子育てが注目されています。
将来この地域を背負って立つ子どもが健やかに育つ環境づくりや安心して子どもを産み育てることができる、「定住の地として選ばれる地方都市」を目指し、取り組みを進めています。
<伊那市公式ホームページ>http://www.inacity.jp/
<移住応援サイト「伊那に住む」>http://www.inacity.jp/iju/
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