GE、日本における「アディティブ・マニュファクチャリング」事業の本格始動を発表
金属3Dプリンティングを活用し、製造業に“アディティブ革命”をもたらす
【東京 2018年6月14日】 GEは本日、日本においてアディティブ・マニュファクチャリング(金属3Dプリンティング、以下「アディティブ」)事業を6月より本格始動することを発表しました。航空宇宙や自動車産業を始め、イノベーションにより画期的な新製品を開発する日本の各産業に向け、世界最大級の金属3Dプリンター「X LINE 2000R」を含む各種金属3Dプリンターの販売、およびエンドユーザーとして培ったノウハウを活用したアディティブの導入を加速するためのコンサルティングサービス「AddWorksTM」の提供を行います。
「アディティブ・マニュファクチャリング」※1は、付加製造や積層造形、3Dプリンティングとも言われる、素材を重ねたり「付加」してモノを作り出す製造方法です。従来製法では作れなかったような軽くて強い機能部品を生み出したり、これまでは難しかった自由形状も製作できるようになり、さらに商品化を加速するほか、コスト削減、パフォーマンスの向上、CO2排出削減等を実現し、サプライチェーンを含めた製造プロセス全体に革新的な変化をもたらします。
世界の3Dプリンティング市場(3Dプリンター、素材、ソフトウェアやサービスを含む全体)は過去4年間で約130億ドル規模の投資が行われており、今後10年では2,800億ドル以上にまで拡大すると見込まれています※2。また、世界各国の経営幹部約2,100名を対象にGEが行った意識調査「2018 GEグローバル・イノベーション・バロメーター」では、企業の経営層が3Dプリンティングの可能性を肯定的に捉えていることも示されました。
GEは、アディティブを事業化するまでに10年以上もエンドユーザーとして金属3Dプリンターを活用してきた実績を有しています。なかでも航空機向けの応用としては、CFMインターナショナル※3が開発した次世代航空機エンジン「LEAP-X」の燃料ノズルがあります。アディティブ技術で製造することで、これまで20点あった部品を1点に統合することができ、重量を25%削減し、耐久性を5倍以上強化しました。
また、テキストロン・アビエーション社の新型セスナ・デナリに搭載予定であるGEアビエーションが開発中の新型ターボプロップエンジン「CatalystTM」は、アディティブ技術を活用することで855の部品を12個のコンポーネントに統合することができ、これにより重量が10%軽量化、燃費が20%低減し、同等のエンジンよりも10%高い出力を実現します。
GEアディティブの金属3Dプリンターは、航空宇宙業界に加え、自動車、防衛、エネルギー、エンターテインメント、医療、民生品など幅広い業界で活用されており、特に大型パーツの需要に対応するために、GEでは大型金属3D プリンターを拡充しています。主力製品「X LINE 2000R」は、現在市販されている製品の中で世界最大サイズのDMLM(Direct Metal Laser Melting)造形装置であり、大型のコンポーネントの量産にも対応した装置です。同装置は、現在、米国オハイオ州シンシナティにあるGEの主要開発拠点であるアディティブ・テクノロジー・センターにも6基導入され、さまざまなプロダクトの製造を行っています。また、現在さらに大型の装置も開発中です。
GEアディティブは、企業が金属アディティブ・マニュファクチャリングの導入や活用を加速するためのコンサルティングサービス「AddWorksTM」も提供しています。エンドユーザーとしての実績をベースに開発されたこのサービスは、企業のアディティブの導入、戦略的なパーツの選択から設計試作、さらには量産まで支援でき、各企業独自のアディティブの立ち上げを加速します。
GEアディティブ日本統括責任者であるトーマス・パンは次のように述べています。「航空宇宙や自動車産業を始め、日本のお客様のアディティブ革命に向けたソリューションを提供できるようになったことを楽しみにしております。GEアディティブは、造形装置のプロバイダーであるだけでなく、エンドユーザーとして長年アディティブ・マニュファクチャリングを製造現場で利用し蓄積してきた実用的なノウハウを提供できる“ユーザー・セラー”として、お客様に最適なソリューションを提案させていただきます。」
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※1 参考動画:「What is additive manufacturing? (アディティブ・マニュファクチャリングとは?)」(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=kKQ5KwFwW_s
※2 「The additive journey: THE TIME IS NOW」 (英語)
https://www.ge.com/additive/journey-additive-manufacturing-time-now
※3 CFMインターナショナルはGEと仏サフラン社が50-50で共同出資しているジョイント・ベンチャー
アディティブ・マニュファクチャリングについて
アディティブ・マニュファクチャリング(付加製造)とは、従来製法では実現が難しかった自由形状や機能性のある部品を生み出し、製造の現場に革新的な変化をもたらすアプローチです。CADソフトをベースに、素材を幾何学的形状に重ね上げ「付加」してモノを作り出す製造方法であり、通常の製造において素材を切削し、「除去」加工する工程とは真逆の発想です。アディティブ・マニュファクチャリングによって、商品化までの時間短縮、コスト削減、競争率の向上、CO2排出削減等が実現します。
GEアディティブについて
GEアディティブは、アディティブ装置メーカーのコンセプトレーザー社およびアーカム社、素材プロバイダのAP&C社を傘下に置き、世界トップクラスの装置、素材、サービスおよびコンサルティングを通して業界をけん引しています。様々な業界にイノベーションをもたらし、顧客企業がよりスマートに、早く、そして効率的に業務を進められるよう支援しています。
* GEの商標は1カ国もしくは複数の国で登録されている可能性があります。
「アディティブ・マニュファクチャリング」※1は、付加製造や積層造形、3Dプリンティングとも言われる、素材を重ねたり「付加」してモノを作り出す製造方法です。従来製法では作れなかったような軽くて強い機能部品を生み出したり、これまでは難しかった自由形状も製作できるようになり、さらに商品化を加速するほか、コスト削減、パフォーマンスの向上、CO2排出削減等を実現し、サプライチェーンを含めた製造プロセス全体に革新的な変化をもたらします。
世界の3Dプリンティング市場(3Dプリンター、素材、ソフトウェアやサービスを含む全体)は過去4年間で約130億ドル規模の投資が行われており、今後10年では2,800億ドル以上にまで拡大すると見込まれています※2。また、世界各国の経営幹部約2,100名を対象にGEが行った意識調査「2018 GEグローバル・イノベーション・バロメーター」では、企業の経営層が3Dプリンティングの可能性を肯定的に捉えていることも示されました。
GEは、アディティブを事業化するまでに10年以上もエンドユーザーとして金属3Dプリンターを活用してきた実績を有しています。なかでも航空機向けの応用としては、CFMインターナショナル※3が開発した次世代航空機エンジン「LEAP-X」の燃料ノズルがあります。アディティブ技術で製造することで、これまで20点あった部品を1点に統合することができ、重量を25%削減し、耐久性を5倍以上強化しました。
また、テキストロン・アビエーション社の新型セスナ・デナリに搭載予定であるGEアビエーションが開発中の新型ターボプロップエンジン「CatalystTM」は、アディティブ技術を活用することで855の部品を12個のコンポーネントに統合することができ、これにより重量が10%軽量化、燃費が20%低減し、同等のエンジンよりも10%高い出力を実現します。
GEアディティブの金属3Dプリンターは、航空宇宙業界に加え、自動車、防衛、エネルギー、エンターテインメント、医療、民生品など幅広い業界で活用されており、特に大型パーツの需要に対応するために、GEでは大型金属3D プリンターを拡充しています。主力製品「X LINE 2000R」は、現在市販されている製品の中で世界最大サイズのDMLM(Direct Metal Laser Melting)造形装置であり、大型のコンポーネントの量産にも対応した装置です。同装置は、現在、米国オハイオ州シンシナティにあるGEの主要開発拠点であるアディティブ・テクノロジー・センターにも6基導入され、さまざまなプロダクトの製造を行っています。また、現在さらに大型の装置も開発中です。
GEアディティブは、企業が金属アディティブ・マニュファクチャリングの導入や活用を加速するためのコンサルティングサービス「AddWorksTM」も提供しています。エンドユーザーとしての実績をベースに開発されたこのサービスは、企業のアディティブの導入、戦略的なパーツの選択から設計試作、さらには量産まで支援でき、各企業独自のアディティブの立ち上げを加速します。
GEアディティブ日本統括責任者であるトーマス・パンは次のように述べています。「航空宇宙や自動車産業を始め、日本のお客様のアディティブ革命に向けたソリューションを提供できるようになったことを楽しみにしております。GEアディティブは、造形装置のプロバイダーであるだけでなく、エンドユーザーとして長年アディティブ・マニュファクチャリングを製造現場で利用し蓄積してきた実用的なノウハウを提供できる“ユーザー・セラー”として、お客様に最適なソリューションを提案させていただきます。」
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※1 参考動画:「What is additive manufacturing? (アディティブ・マニュファクチャリングとは?)」(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=kKQ5KwFwW_s
※2 「The additive journey: THE TIME IS NOW」 (英語)
https://www.ge.com/additive/journey-additive-manufacturing-time-now
※3 CFMインターナショナルはGEと仏サフラン社が50-50で共同出資しているジョイント・ベンチャー
アディティブ・マニュファクチャリングについて
アディティブ・マニュファクチャリング(付加製造)とは、従来製法では実現が難しかった自由形状や機能性のある部品を生み出し、製造の現場に革新的な変化をもたらすアプローチです。CADソフトをベースに、素材を幾何学的形状に重ね上げ「付加」してモノを作り出す製造方法であり、通常の製造において素材を切削し、「除去」加工する工程とは真逆の発想です。アディティブ・マニュファクチャリングによって、商品化までの時間短縮、コスト削減、競争率の向上、CO2排出削減等が実現します。
GEアディティブについて
GEアディティブは、アディティブ装置メーカーのコンセプトレーザー社およびアーカム社、素材プロバイダのAP&C社を傘下に置き、世界トップクラスの装置、素材、サービスおよびコンサルティングを通して業界をけん引しています。様々な業界にイノベーションをもたらし、顧客企業がよりスマートに、早く、そして効率的に業務を進められるよう支援しています。
* GEの商標は1カ国もしくは複数の国で登録されている可能性があります。
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