イーサリアムDApps無料化ツール「Ethless」をvolvoxが事前登録開始
手数料支払いをプロバイダーが担う、EOSのような仕組みを簡単に実装できるツール
株式会社volvox(本社:東京都文京区、代表取締役:古賀勇太朗)は、EthereumのDAppsの利用に必要なユーザー手数料を無料化するためのサービス「Ethless」の事前登録を開始しました。
サービスURL: https://ethless.v4x.co
■株式会社volvox
ブロックチェーンを用いた新たな組織の形を実現するためのサービスを開発している他、その実現のための周辺ツールの開発を行なっています。
会社HP: https://v4x.co
■「Ethless」とは
イーサリアム上のDAppsの手数料を、EOSのように無料化できるツールです。以下の特徴があります。
- ユーザーはETHを持つ必要なし: あなたが開発したDAppsを利用するユーザーに、ETHを持たせる必要が無くなります。
- 分散性を犠牲にしない: 分散性を維持したままで、手数料の支払い元だけをサービスプロバイダーにシフトできます。
- コードを数行追加するだけ: 開発者は、数行のjavascriptコードを追加するだけです。デプロイ済みのスマートコントラクトはそのまま使えます。
■背景
イーサリアムとは、分散型アプリケーション(DApps)構築のためのプラットフォームの名称です。
現状の課題として、ユーザーがDAppsを利用する際に、手数料がかかってしまうことが挙げられます。
それゆえに、ユーザビリティが低くなってしまい、DApps開発後の検証やスケールが困難となっています。
■目的
イーサリアムの手数料問題解決のために様々な手法が試みられていますが、それらの中には分散性を著しく欠いてしまうものや依然として開発段階であるものが多い状況です。
そのような中で、分散性を著しく損なうことなく、手数料の支払元だけをユーザーからサービスプロバイダーにシフトさせる仕組が必要とされています。
これを実現できれば、ブロックチェーンでも従来のwebと同様の体験を提供できるようになります。
また、最近では同様の仕組みのブロックチェーンであるEOSも注目されています。しかしながら、もっとも普及し周辺ツールも充実しているイーサリアムで同様の仕組みを実現できることの意義は大きいと考えられます。
■ユースケース
ユースケースとして、2つの例を挙げます。
まず1つ目は、分散型ゲームでの利用です。分散型のゲームの意義として、ユーザーがゲーム内アセットを自分の管理下に置けるというメリットがあります。
しかしながら、全ての処理をブロックチェーンで行うことで、ユーザー自身が処理に必要なETHを用意する必要があり、ユーザー離れに繋がってしまいます。
Ethlessを用いることで、処理の手数料代をプロバイダーが負担し、従来のゲームのような体験を提供することが可能となります。もちろん、あらゆるDAppsで同様の体験を実現できます。
2つ目は、DAppsの検証です。テストネットでのDAppsの検証のためにも、ユーザーにテストネット用のETHをウォレットに入れてもらう必要があります。故に、その手間が障害となってDAppsの検証に無駄なコストがかかることが課題となっています。
Ethlessを用いることで、ユーザーの手間を省略しDAppsを利用してもらうことで、高速な仮説検証が可能になります。
■仕組み
ユーザーは自分の身代わりになるサブコントラクトを事業者に作ってもらうと、その所有権を完全に持つことができます。
事業者がサポートをやめたとしても、直接サブコントラクトを呼び出すことができるので、トラストレスな仕組みになっています。
サブコントラクトが送信者になれるので、ユーザーはサブコントラクトになりきってイーサリアムネットワークを利用できるという仕組みです。
また、サブコントラクトが必要なくなった時点で、ユーザーは自分のアドレスにアセットを移すことが可能です。
■サービスURL
https://ethless.v4x.co
■会社概要
会社名:株式会社volvox
代表者:代表取締役 古賀勇太朗
所在地:東京都文京区
設 立:2018年10月
ウェブサイト:https://v4x.co
事 業:ブロックチェーン事業
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