米キネストラル・テクノロジー社、 シリーズDで109億円超の資金調達を実施。韓国のSKホールディングスが主導
世界最先端、高性能スマート調光ガラス「ヘイリオ」の世界展開、加速へ
数分以内で透明な状態からダークグレーに変化するスマート調光ガラス「ヘイリオ」。より多くの光を取り入れながら、冷暖房および照明によるエネルギー消費量を最大20%削減を見込めるガラスの世界展開がいよいよ本格始動。
ビル・住宅向けの最先端・高性能スマート調光ガラス「ヘイリオ」を開発・製造する米キネストラル・テクノロジー(本社カリフォルニア州ヘイワード、2010年設立、CEO S.B. Cha。以下、キネストラル)は現地時間の1月30日、韓国最大のコングロマリットの1つであるSKホールディングスをリードインベスターとして、シリーズDにおける1億ドル(約109億円)超の資金調達を実施しました。
キネストラルCEOのS.B. Chaは、「SKホールディングスが、ヘイリオをあらゆるところに、というビジョンを共有してくれたことに興奮しています」と述べるとともに、「我々はスマート調光ガラスの分野における最も優れた製品と、主要なマーケットへの販売チャネル、効率的に大量生産が可能な最新設備を有しています。SKホールディングス社はじめ協力各社の支援により、ヘイリオをスマートビルディングやスマートホームのスタンダードにし、人がみな調和のとれた自然光の中で暮らせる環境を生み出していきます」と話します。
ヘイリオは、一般的なガラスと見た目が全く変わらない透明状態から、数分以内に過剰なまぶしさや室温上昇を抑えるニュートラルなグレーに色を変えられる唯一の製品です。色の変化は自動、もしくは手動で行うことができ、プライバシーを守る際にも役立ちます。ヘイリオは数秒のうちに調光を開始し、調光が完了するまでの速度は競合製品と比較して10倍の速さに達します。全体の色が均一に変化するのに加え、調光レベルは無段階、任意の暗さに設定できます。さらに、既存のビルマネジメントシステムやホームオートメーションシステム、クラウドと連携するデバイスなどとの統合も可能です。
SKホールディングスの副社長Jung Hoon Lee氏は、「スマートガラスのグローバルにおける展望を検討した結果、キネストラル・テクノロジー社が “ヘイリオをあらゆるところに”というビジョンを実現するにふさわしい最先端技術と、高品質な製品、低コストで高効率な生産技術を、持っていることは疑いないと判断するに至りました」とコメントしました。
スマート調光ガラス「ヘイリオ」は、Halio North America、およびキネストラルと世界最大のガラスメーカーであるAGCとのジョイントベンチャーであるHalio Internationalが独占販売しており、すでに30カ国以上で導入が可能となっています。
キネストラル・テクノロジーについて
本社はサンフランシスコ、ベイエリア。美しい建材となる、応答性が高くインテリジェントな可変色ガラス技術を開発しています。継続的な研究開発により、製造、デバイス処理、および窓ガラスのスマート制御におけるグローバルな特許ポートフォリオを築き上げています。キネストラルの基幹製品であるヘイリオは、Architectural Product MagazineのPIAアワードをはじめとする多数のイノベーションアワードを受賞しています。最新情報は https://www.kinestral.com/ もしくはTwitterアカウント(@kinestral_japan)にてご確認ください。
SKホールディングスについて
SKホールディングスは、医薬、ライフサイエンス、エネルギー、化学、ICT、通信、半導体など、あらゆるビジネス分野で高い競争力をもつ多数の子会社の長期的な投資活動によって、ポートフォリオの価値を高め続けています。また、その安定した財務を足場に、将来性の高い新たなビジネスに投資することで企業価値を高める一方、収益性を考慮した堅実なマネジメントを通じてその成長基盤を強化することに注力しています。詳細は https://hc.sk.co.kr/en/ をご覧ください。
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