大賞受賞者の犬飼隆氏による講演/俳優・佐野史郎氏による古事記朗読
『古代歴史文化賞』記念シンポジウム及び連携推進懇談会のご報告~木簡と和歌からみる古代歴史~
奈良県・島根県・三重県・和歌山県・宮崎県は、第6回「古代歴史文化賞」受賞作品が決定されたことを記念し、 平成31年2月9日(土)13:00より銀座ブロッサムにて「古代歴史文化賞」記念シンポジウムを開催、同日同会場で17:00より連携推進懇談会を開催いたしました。
■大賞受賞者犬飼氏の講演、パネルディスカッション、佐野史郎氏による古事記朗読
本シンポジウムでは、大賞を受賞した犬飼隆氏の書籍、「儀式でうたうやまと歌 木簡に書き琴を奏でる」をもとに、古代における儀式と和歌、琴の音色、暮らしの中の和歌をテーマに講演・パネルディスカッションを行いました。また、島根県松江市出身である、俳優の佐野史郎氏には、小泉八雲を題材にした作品の朗読を行っていただきました。
■奈良県副知事 村田崇「犬飼氏の本は、今までにない斬新な作品。」
■大賞受賞者 犬飼隆氏「木簡で見えてくる確実性ある歴史。」
従来、国語・国文学の世界では「木簡」に焦点を当て、作品が書かれることは少なく、犬飼氏の受賞作は、斬新な作品として評価を得ています。
当日、犬飼氏は受賞作をもとに、基調講演を行い、その後、京都市立芸術大学准教授の武内恵美子氏、奈良県立万葉文化館指導研究員の井上さやか氏とともに、パネリストとして、読売新聞社の関口氏がコーディネーターをつとめるパネルディスカッションに参加しました。
犬飼氏は、関口氏からの「木簡に焦点を当てたきっかけは?」という問いに対し、「大学の卒業論文で、万葉仮名の研究をしたのがきっかけ。万葉仮名を古事記や、日本書紀から調べたが、それらは数百年たって書かれており、納得できない部分があった。しかし、木簡は、その時に書かれたものが出てくるので確実性があり、信用ができると思ったので今回焦点を当てました。」と回答し、改めて魅力を語りました。
■佐野 史郎氏「声の仕事でわかることがある。」
映像と仕事と朗読の差について質問されると、「どうしても朗読していると、説明し過ぎてしまう。分かってもらおうと思うとすると、感情が入り過ぎてしまう。声の時はなおさらそうです。ナレーションの仕事や、ドラマや映画の時など普通の演技の時も、気持ちを込めたり心情説明しないように心がけているんですが、その行ったり来たりですね。身体の使い方は一緒だと思うんですけどね。(ナレーションや、朗読などの)声の仕事をしているからこそ、俳優に戻った時に気がつくことがありますし、俳優の仕事をしているからこそ、声の仕事でわかることもある。」と朗読と演技に対する熱い思いを語りました。
【登壇者】
■大賞受賞者/犬飼 隆(いぬかいたかし)
日本語学者。 本シンポジウムでは「和歌以前 儀式でうたうやまと歌」をテーマにお話しいたしました。
■佐野 史郎(さのしろう)
舞台・映画・TVとジャンルを問わず活躍。文筆・音楽・朗読・写真など幅広い活動を続けています。
■京都市立芸術大学准教授/武内 恵美子(たけのうちえみこ)
音楽学(日本音楽史、音楽文化史、音楽思想史)が専門の大学准教授。
犬飼氏・井上氏とともにパネルディスカッションへ登壇いたしました。
■奈良県立万葉文化館指導研究員/井上 さやか(いのうえさやか)
『山部赤人と叙景』『万葉集からみる「世界」』の著者。『マンガで楽しむ古典 万葉集』『マンガはじめて読む
古事記と日本書紀』を監修。犬飼氏・武内氏とともにパネルディスカッションへ登壇いたしました。
■大賞受賞者犬飼氏の講演、パネルディスカッション、佐野史郎氏による古事記朗読
本シンポジウムでは、大賞を受賞した犬飼隆氏の書籍、「儀式でうたうやまと歌 木簡に書き琴を奏でる」をもとに、古代における儀式と和歌、琴の音色、暮らしの中の和歌をテーマに講演・パネルディスカッションを行いました。また、島根県松江市出身である、俳優の佐野史郎氏には、小泉八雲を題材にした作品の朗読を行っていただきました。
■奈良県副知事 村田崇「犬飼氏の本は、今までにない斬新な作品。」
主催者である奈良県の村田崇副知事は、シンポジウム冒頭で「『古代歴史文化賞』は、古代歴史文化を継承したいという想いで、奈良県・島根県・三重県・和歌山県・宮崎県の古代にゆかりのある5県がともに取組んでいる事業です。今回大賞を受賞された犬飼氏の作品は、今まであまり脚光を浴びてこなかった木簡という分野について深く語り、和歌が詠まれた背景にふれる今までにない斬新な作品でした。『古代歴史文化賞』は、今回で6回目を迎えました。何度もご来場いただいている方の期待に応えられるような会にしたいと思います。」と挨拶を行いました。
■大賞受賞者 犬飼隆氏「木簡で見えてくる確実性ある歴史。」
犬飼氏の著書であり、今回大賞を受賞した「儀式でうたうやまと歌 木簡に書き琴を奏でる」は、木簡をもとに和歌が詠まれた場を考察した作品です。
従来、国語・国文学の世界では「木簡」に焦点を当て、作品が書かれることは少なく、犬飼氏の受賞作は、斬新な作品として評価を得ています。
当日、犬飼氏は受賞作をもとに、基調講演を行い、その後、京都市立芸術大学准教授の武内恵美子氏、奈良県立万葉文化館指導研究員の井上さやか氏とともに、パネリストとして、読売新聞社の関口氏がコーディネーターをつとめるパネルディスカッションに参加しました。
犬飼氏は、関口氏からの「木簡に焦点を当てたきっかけは?」という問いに対し、「大学の卒業論文で、万葉仮名の研究をしたのがきっかけ。万葉仮名を古事記や、日本書紀から調べたが、それらは数百年たって書かれており、納得できない部分があった。しかし、木簡は、その時に書かれたものが出てくるので確実性があり、信用ができると思ったので今回焦点を当てました。」と回答し、改めて魅力を語りました。
■佐野 史郎氏「声の仕事でわかることがある。」
当日、佐野史郎氏は、出身地である島根県松江市の小泉八雲を題材にした作品の朗読を行いました。
映像と仕事と朗読の差について質問されると、「どうしても朗読していると、説明し過ぎてしまう。分かってもらおうと思うとすると、感情が入り過ぎてしまう。声の時はなおさらそうです。ナレーションの仕事や、ドラマや映画の時など普通の演技の時も、気持ちを込めたり心情説明しないように心がけているんですが、その行ったり来たりですね。身体の使い方は一緒だと思うんですけどね。(ナレーションや、朗読などの)声の仕事をしているからこそ、俳優に戻った時に気がつくことがありますし、俳優の仕事をしているからこそ、声の仕事でわかることもある。」と朗読と演技に対する熱い思いを語りました。
【登壇者】
■大賞受賞者/犬飼 隆(いぬかいたかし)
日本語学者。 本シンポジウムでは「和歌以前 儀式でうたうやまと歌」をテーマにお話しいたしました。
■佐野 史郎(さのしろう)
舞台・映画・TVとジャンルを問わず活躍。文筆・音楽・朗読・写真など幅広い活動を続けています。
■京都市立芸術大学准教授/武内 恵美子(たけのうちえみこ)
音楽学(日本音楽史、音楽文化史、音楽思想史)が専門の大学准教授。
犬飼氏・井上氏とともにパネルディスカッションへ登壇いたしました。
■奈良県立万葉文化館指導研究員/井上 さやか(いのうえさやか)
『山部赤人と叙景』『万葉集からみる「世界」』の著者。『マンガで楽しむ古典 万葉集』『マンガはじめて読む
古事記と日本書紀』を監修。犬飼氏・武内氏とともにパネルディスカッションへ登壇いたしました。
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