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全国公営競技施行者連絡協議会
会社概要

<事後レポート>5月14~20日は「ギャンブル等依存症問題啓発週間」大学生を対象にした特別セミナー「ギャンブル依存症の現状と診断・治療」全国公営競技施行者連絡協議会が初の特別セミナーを開催

2019年5月17日(金)東洋大学 白山キャンパス 13:00~ 東洋大学の学生257人が受講 

全国公営競技施行者連絡協議会

全国公営競技施行者連絡協議会は、ギャンブル等依存症対策基本法(2018年10月5日施行)で定められた「ギャンブル等依存症問題啓発週間」(5月14~20日)における初の取り組みとして、5月17日(金)、東洋大学 白山キャンパスで大学生を対象にした特別セミナーを実施しました。
今回の特別セミナーでは、日本中央競馬会 総合企画部 経営企画室 木村幸樹による「ギャンブル等依存症対策基本法と公営競技」についてのガイダンスのあと、よしの病院 精神科専門医 河本泰信 副院長が「ギャンブル等依存症の理解と対応」について学生たちに講義を展開。「熱中と習慣と依存はどう違うの?」「何を根拠に診断するの?」「全国には何人ぐらいいるの?」「その中で治療が必要な人はどんな人?」「どんな症状に介入すれば良いの?」「簡単に介入できる方法はあるの?」「結局のところ 困ったときはどうすればいいの?」と7つのテーマでギャンブル依存症の現状と診断・治療について語りました。

          日本中央競馬会 総合企画部 経営企画室 木村幸樹

<ギャンブル等依存症問題啓発週間 特別セミナー 開催概要>
  • 開催場所:東洋大学 白山キャンパス 1号館 1101教室
  • 開催日時:5月17日(金)13:00~14:30
  • プログラム:
    「ギャンブル等依存症対策基本法と公営競技」 日本中央競馬会 総合企画部 経営企画室 木村幸樹
    「ギャンブル等依存症の理解と対応」 よしの病院 精神科専門医 河本泰信 副院長

ギャンブル等依存症の理解と対応  よしの病院 精神科専門医 河本泰信 副院長

河本泰信医師はまず、熱中・習慣・依存の違いについて説明。「熱中行動は、ときに習慣で持続するが、最終的には『アホらしくなって』止まる。そこから制御困難な熱中へと向かうと、2種類以上の欲望の同時充足を追求しはじめ制御法則が機能しないと依存へと向かう」と河本医師は語ります。

また、精神障害に関する診断マニュアル(DSM5)①興奮を得ようとして掛け金が増える ②減らそうとしたが失敗したことがある ③減らすと不安で落ち着かなくなる ④仕事など他の活動中にも頭に浮かぶ ⑤嫌な気分を晴らすため ⑥前日(前回)の損失を取り戻すため ⑦のめりこみを隠すため嘘をつく ⑧人間関係が危うくなる ⑨切羽詰まった状況での借金 という9段階の行動・目的・結果を紹介しました。

河本医師は、こうしたステップで患うギャンブル依存症の、自然回復を妨げる3つの重症化因子についても説明。①被虐待歴や被害体験などのトラウマ(心的外傷) ②うつ病やアルコール依存症などの精神科併存症 ③多重債務や孤立など社会的負荷 で自殺などに至るケースも紹介しました。

そして、「両価性」という状態について着目。河本医師は、「前日(前回)の損失を取り戻すために、またギャンブルで取り戻そうとする。アホらしいと思ってやめるのが普通だけど、やめられない。やめたいという思いと、やり続けたいという思いが衝突している」という状態「両価性」について言及。ギャンブル依存症の人たちは「負けた(損失した)あと、おいしいものを食べていればよかったと思う」「負けた(損失した)あと大事な人の交際費にあてればよかった」といった「両価性」についても説明しました。

さらに、ギャンブル依存に医療が介入するには7つの仮説があると河本医師は言います。

医療の分野では、認知、欲望、疾患、力動、環境の5つのモデルがあり、非医療分野としては、道徳、宗教という2つのモデルがあります。そのなかでも、今回のセミナーでは欲望モデルに着目。まず、「なぜ損失を出しながらまたギャンブルで取り戻そうとするか」といった、戦略の矛盾をギャンブル依存症患者に指摘します。

そしてギャンブルの何に魅力があるか? といった隠れた欲望を探り、最も直接的な満足したい行為を探すといったプロセスを経て、代替行動による充足感を満たしていく……という介入方法について河本医師は説明しました。

河本医師は最後に、「ギャンブル依存症で困ったときは、無料相談 ヘルプラインや、公営競技ギャンブル依存症カウンセリングセンターの専門スタッフ(臨床心理士)によるカウンセリングを受けてみて」と伝えていました。
◆全国公営競技施行者連絡協議会では、のめり込みに不安・お悩みの方やそのご家族からのご相談先として「公営競技ギャンブル依存症カウンセリングセンター」を開設しています。フリーダイヤルの電話と、メールによるカウンセリングを受け付けています。詳しくは、次ページで紹介する全国公営競技施行者連絡協議会 公式ホームページを御覧ください。

全国公営競技施行者連絡協議会とは
全国公営競技施行者連絡協議会は、競馬、モーターボート、競輪およびオートレースといった公営競技における施行者協議会相互間の連携を緊密にするとともに、事業のよりよい発展を期することを目的として設置されました。

同会は、日本中央競馬会、全国公営競馬主催者協議会、一般社団法人 全国モーターボート競走施行者協議会、全国小型自動車競走施行者協議会、公益社団法人 全国競輪施行者協議会の5団体で組織する連絡協議会です。

主な事業は、競技場における暴力団・ノミ屋等追放対策、ギャンブル依存症対策、その他、公営競技施行者の連携を必要とする取り組みを行っています。

5月14日~20日のギャンブル等依存症問題啓発週間には、全国の競馬場、競輪場、オートレース場、ボートレース場、場外発売所に、当会で作成したギャンブル等依存症問題啓発週間ポスターを掲出。

また、公式ホームページと公式Twitterを開設し、当会で取り組むギャンブル依存症対策等を紹介しています。
◆公式ホームページ:http://www.koeikyogi.jp/
◆公式Twitter:https://twitter.com/koei_kyogi
◆公営競技ギャンブル依存症カウンセリングセンター:http://www.koeikyogi.jp/addiction/gcc.html

全国公営競技施行者連絡協議会では、のめり込みに不安・お悩みの方やそのご家族からのご相談先として「公営競技ギャンブル依存症カウンセリングセンター」を開設しています。

電話カウンセリング:フリーダイヤル 0120-321-153
ご利用になる場合は上記電話番号にてご予約をお願いします。
予約受付時間は平日9:00~20:00です(除く 土曜日・日曜日・祝日・年末年始)

メールカウンセリング:https://tms-soudan.com/gamble/
受付から概ね3営業日以内に返信いたします。

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