次世代クリニックをプロデュースするリンクウェル、DCM Ventures・Sony Innovation Fund・インキュベイトファンドより約3.5億円の資金調達を実施
クリニックチェーンの事業展開を加速
ITを徹底活用する「次世代プライマリケア クリニック」のシステム提供・運営支援を行う株式会社Linc’well(リンクウェル)(本社:東京都港区、代表取締役:金子和真、以下「当社」)は、2019年5月27日までに、DCM Ventures、Sony Innovation Fund、Incubate Fundを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約3.5億円の資金調達を実施いたしましたことをお知らせ致します。
このたびの調達資金は、経営基盤のさらなる強化を目指し、開発および人材採用に充当することを目的としています。なお、シードラウンド(2018年4月に実施)を含めた累計調達額は約4.2億円となります。
このたびの調達資金は、経営基盤のさらなる強化を目指し、開発および人材採用に充当することを目的としています。なお、シードラウンド(2018年4月に実施)を含めた累計調達額は約4.2億円となります。
当社は、「テクノロジーを通じて、医療を一歩前へ」をミッションに、「次世代プライマリケア クリニック」を日本全国に普及することを目指し、2018年4月に設立されました。「次世代プライマリケア クリニック」は、医療現場における非効率性をテクノロジーで改善し、医療における「オンラインとオフライン」の融合を追求しているクリニックです。
米国や中国では既にこのようなクリニックチェーンが展開されていますが、日本においては95%以上のクリニックが個人経営であり、テクノロジーの導入は十分に進んでいません。そのため、長時間にわたる待ち時間や検査データを未だに紙で共有することなどが発生し、患者さんにとっての利便性が高いとは言えません。
そこで当社は、非効率な医療現場をテクノロジーによって効率化し、患者さんの利便性と医療の質の向上を目指した、次世代プライマリケア クリニックグループ「クリニックフォア」を展開しています。「クリニックフォア」は、AIを活用した問診システム、オンライン予約や診療に最適化された電子カルテなどを提供するほか、クリニックの運営・経営支援も行っています。
2018年10月には、「クリニックフォア」ブランドの第一号店舗(クリニックフォア田町)をプロデュースいたしました。半年間で延べ2万人を超える患者さんが受診され、そのうちオンライン予約は80%以上患者さんに活用されており、働く世代の健康を包括的にサポートしております。
次世代プライマリケア クリニック「クリニックフォア」の展開は、都内数箇所で既に予定しており、将来的には都市部を中心に数百規模のテクノロジーを活用したクリニックの運営支援を行い、医療におけるオンラインとオフラインの融合の実現を目指していきます。
また、メディカルサプリのサブスクリプション等のオンラインヘルスサポート事業にも取り組みの強化を行い、「次世代のヘルスケアプラットフォーム」となることを目指します。
【シリーズAラウンド 引受先からのコメント 】
DCM Ventures プリンシパル 原健一郎氏
医療において、カスタマーファーストであるサービスの提供、テクノロジーを使った利便性の向上は日本だけでなくアメリカ、中国でも大きなトレンドとなっており、それらを実現した企業が急拡大しています。他業界では当たり前になっているサービスレベルが提供されておらず患者さんの不満がたまっている医療業界において、Linc’wellの経営陣のビジネスに対する知見、継続的な改善に対する問題解決能力、患者ファーストへのコミットメントが、この業界を変革すること、またLinc’wellがこの事業を行うベストな企業であると信じています。
Sony Innovation Fund Senior Investment Manager 北川純氏
医療業界におけるプライマリケアのさらなる充実、患者さんファーストの診療体制実現は非常に大きな社会課題であり、Linc’wellはそれらの阻害要因のひとつとなっているクリニック領域におけるデジタル化を推進する「地に足のついた」ソリューションが提供できる大変優れた経営チームによるスタートアップであると認識しています。大きな社会課題の解決をユニークなアプローチで先導、推進するLinc’wellの成長と、それにより患者さんはもちろん、医療業界内のステークホルダーの方々に対しても画期的な体験がもたらされることを期待しております。
インキュベイトファンド 代表パートナー 村田祐介氏
私達が普段利用している医療機関は、昭和から令和に至る今日まで殆ど仕組みが変わっておらず、未だに紙の診察券やカルテが存在するレガシーの塊のような存在で在り続けています。Linc’wellが提供するプライマリケアクリニックプラットフォームは、このような医療現場をテクノロジーで解決し、医療サービスを漸く現代に前進させるものと確信しており、創業期のシードラウンドに続いて今回追加出資させて頂きました。投資家としてだけではなく医療サービスの一利用者として、Linc’wellの拡大発展に大きく期待しています。
【株式会社Linc’wellについて】
<概要>
本社所在地: 東京都港区芝浦3−1−32なぎさテラス5階
代表者 : 代表取締役 金子和真
設立 : 2018年4月
資本金 : 4.3億円(資本金準備金含む)
従業員数 : 5名(2019年5月1日現在)
事業内容 : 次世代プライマリ・ケアクリニックチェーン「クリニックフォア」のシステム提供・運営支援、オンラインヘルスサポート事業
URL : https://www.linc-well.com/
<主なサービス>
次世代プライマリ・ケア クリニック「クリニックフォア」のプロデュース
・クリニックオペレーションシステムの提供
AIを活用した問診システム、クリニックオペレーション最適化を実現する電子カルテシステム、患者利便性の極めて高いオンライン予約の提供
・クリニックの運営・経営支援
クリニックの経営支援、マーケティング活動、スタッフの採用支援・教育・派遣
<代表経歴>
代表取締役 金子 和真(かねこ かずま)
医師・医学博士。東京大学医学部附属病院を中心に8年間、臨床・研究を経験後、2011年に外資系コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。医師として初めてマッキンゼー日本支社におけるリーダーシップに就任。日本・アメリカ・欧州・アジアなどグローバルで、製薬会社・医療機器会社を多方面から支援するプロジェクトをリード。マッキンゼーで得られた自身の知見・経験を通じて、日本の医療現場の非効率性を抜本的に解決したいと思い、2018年4月に株式会社Linc’wellを創業。「テクノロジーで医療を一歩前へ」をミッションに、テクノロジーによる医療現場の非効率性を改善し、医療におけるオンラインとオフラインの融合を通じ、次世代のヘルスケアプラットフォームとなることを目指す。
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