【新刊】「特別展三国志」の予習・復習に使える! 大修館書店が『三国志演義事典』を刊行
大好評既刊『三国志事典』の姉妹編にして、『三国志演義』のすべてを凝縮した事典の登場です。
また、本書の刊行を記念して、フィギュアが当たるキャンペーンを開催いたします。
【内容特色】
小説や漫画で長年親しまれてきた『三国志演義』。そこに描かれた魅力溢れる英雄たち、珠玉の名場面から、ゆかりの故事成語、後世での漫画や映画への展開まで、『三国志演義』にまつわる情報を凝縮。
本書では、演義独自の創作部分は、書体を変えて一目でわかるようになっているので、正史『三国志』を扱った前著『三国志事典』と読み比べて、演義・正史の違いを味わうことができます。
折しも7月9日からは、東京国立博物館で「特別展三国志」が開催されます。(東京は9月16日まで。続いて10月1日から2020年1月5日まで、九州国立博物館で開催。)
特別展を観に行く前に、あるいは観に行った後に、本書を開いて、三国志の沼にハマってください。
『三国志演義事典』
渡邉義浩・仙石知子 著/A5判・上製・376頁/定価=本体3,600円+税/ISBN=978-4-469-03215-4
【刊行記念キャンペーン開催中!!】
本書の刊行を記念して、三国志にまつわるクイズを出題。
正解者から抽選で、名作と名高い川本喜八郎作の人形を細密に再現した、今では入手困難なフィギュアを、計15名様にプレゼントします。
下記特設サイトからご応募ください。
https://www.taishukan.co.jp/item/sangokushi/
【著者】
渡邉義浩 (わたなべ よしひろ)
一九六二年、東京都生まれ。文学博士。
早稲田大学理事・文学学術院教授。大隈記念早稲田佐賀学園理事長。
著書に、『三國政権の構造と「名士」』(汲古書院)、『三国よりみた邪馬臺国』(汲古書院)、『三国志事典』(大修館書店)などがある。
仙石知子(せんごく ともこ)
一九七一年、東京都生まれ。博士(中国学)・博士(文学)。
早稲田大学文学学術院講師。
著書に『明清小説における女性像の研究』(汲古書院)、『毛宗崗批評『三國志演義』の研究』(汲古書院)、「『三国志』の女性たち」(山川出版社、渡邉義浩と共著) がある。
【主要目次】
- 第1章 『三国志演義』の形成とその展開
- 第2章 英雄たちの時代
- 第3章 魏の人物
- 第4章 蜀の人物
- 第5章 呉の人物
- 第6章 後漢・西晉の人物
- 第7章 名場面四十選
- 第8章 戦いの諸相
- 第9章 謀略と表象
- 第10章 関帝信仰
- 第11章 資料集
- 索引
【姉妹編『三国志事典』】
三国志研究の第一人者が、ついに正史『三国志』の事典を書いたと話題になった一冊。
正史『三国志』に伝のある人物440人全員についての解説をはじめ、三国時代の歴史や名場面、文化・宗教など、基本事項を網羅。
また、邪馬台国や卑弥呼でおなじみの「魏志倭人伝」の原文も返り点付きで全文を掲載し、詳細な解説を付けているのも本書の特徴です。
『三国志事典』
渡邉義浩 著/A5・上製・388 頁/定価=本体3,600 円+税/ISBN:978-4-469-23278-3
【「三国志」ってそもそも何?】
三世紀の中国における三国時代、すなわち魏(曹魏)・蜀(蜀漢)・呉(孫呉)の三国の歴史を記した書物を『三国志』と言います。これは、正史と呼ばれる、中国で正当と認められた歴史書の一つです。蜀の出身の陳寿という人が書き、三国時代の次の西晋の時代に成立しました。
『三国志』は、「魏書」「蜀書」「呉書」の三部に分かれています。本紀(皇帝の年代記)と列伝(臣下の記録)から構成される、紀伝体と呼ばれる形式で記されており、合わせて四百四十人の人物の伝記などからなっています。
一方、「三国志」と聞いて、一般に思い浮かべるのは、小説や漫画、最近では映画やゲームなどでも楽しまれている物語ではないでしょうか。これらの多くは『三国志演義』という小説に基づきます。これは、陳寿の『三国志』から千年の後、明末~清初の羅貫中が書いたものです。
血湧き肉躍る戦いのシーンや、権謀術数渦巻く英雄たちの駆け引き、美女とのラブロマンスなどのエンターテインメント性の高い物語の多くは、『三国志演義』や、そこに至るさまざまな「三国志」物語によって肉付けされ、創作されたものですが、すべてのベースは陳寿の『三国志』です。(大修館書店 機関誌「漢文教室」第203号より)
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