金の星社 創業100周年記念「金の船・金の星デジタルライブラリー」公開
「七つの子」、「青い目の人形」」…童謡・童話を通じて大正児童文化を味わう、珠玉の101冊
株式会社金の星社(本社:東京都台東区、社長:斎藤健司)は、2019年11月1日に迎えた創業100周年を記念して、童謡・童話雑誌「金の船・金の星」のデジタルライブラリーを公開します。
金の星社は令和元年11月1日、創業100周年を迎えました。これを記念いたしまして、大正8年11月創刊号から昭和4年7月号まで刊行しておりました童謡童話雑誌「金の船」(大正11年6月号より「金の星」と改題)の内、創業者斎藤佐次郎が編集・発行を手掛けました、昭和3年4月号までの計101冊のデジタル版を公開します。
岡本歸一や寺内萬治郎による美しい表紙画や挿絵、野口雨情や若山牧水による瑞々しい詩をはじめ、「カルピス」「三越呉服店」など当時の企業広告もあり、大正児童文化を存分に感じられるアーカイブとなっております。
※童謡・童話雑誌「金の船・金の星」デジタルライブラリー
https://www.kinnohoshi.co.jp/archive/result.php
(代表取締役 社長 斎藤健司よりご挨拶)
金の星社は、大正8(1919)年、島﨑藤村・有島生馬監修により、童謡童話雑誌「金の船」を刊行し、創業いたしました。
初代編集長となる野口雨情をはじめ、若山牧水・本居長世・中山晋平・岡本歸一・寺内萬治郎・竹久夢二・蕗谷紅兒・東山魁夷といった錚々たる先人たちが集い、近代的児童文化の成立をリードして行く事となります。
この雑誌から、「十五夜お月さん」、「七つの子」、「青い目の人形」、「證城寺の狸囃」など、いまも歌い継がれている童謡の数々が生まれています。
児童文化が大きく花開いたこの時代には、数々の児童文芸雑誌が刊行されました。しかしその後の関東大震災や世界恐慌、太平洋戦争などを経て多くの出版社が姿を消しております。
金の星社も、震災後の経営は厳しさを増し、本社の移転を繰り返します。
昭和に入り、円本合戦(全集物の廉売合戦)に参入し事業不振はいよいよ深刻化し、昭和3年4月には、雑誌「金の星」の編集も外部に移譲してしまいます。
誌名は「少年少女 金の星」と変更、大衆誌として翌年7月号まで刊行され終刊となりました。
その後「小学学年別童話」「日本童話名作選」等書籍の刊行を続けながら、株式会社への改組や企業整備令を経て、戦時下の災禍を潜り抜け、児童図書専門出版社最古参として、100周年を迎えることが出来ますのは、まさに奇跡と言えます。
創業100周年にあたり、「子どもたちの心を豊かにし、その成長の糧となる良書の出版と普及」という創業以来の基本理念が結集した、雑誌「金の船」「金の星」をより多くの方々にご覧いただけるようにすると共に、雑誌という特性から安価で現存しているものが少ない現状を鑑み、大正・昭和期の児童文化、児童文学を研究されている研究者・学生の皆様にご活用いただけますように公開するものです。
公開にあたり、資料性を考慮し、文字の擦れ、欠け、誤字誤植、旧字、旧仮名遣い等は修正いたしておりません。また現在では慎むべき表現・言葉が出てきますが、オリジナル性を尊重し、あえてそのままといたしました。
●令和復刻版「金の船」第一巻 第一號、第二號も好評発売中
上野の森美術館で2019年7月に開催された『金の星社 創業100周年記念 みる よむ あそぶ 金の船・金の星 子どもの本の100年展』は、10日間で7,000人の来場者を迎え、盛況に終了。会場で先行発売した、『令和復刻版「金の船」第一巻 第一號、第二號』も好評につき、現在全国の書店で発売中です。「アラビヤンナイト冒険双六」の付録もついています。定価2,640円 (本体2,400円+税)
株式会社 金の星社
電話:03-3861-1861
FAX:03-3861-1507
メールアドレス:usagi1@kinnohoshi.co.jp
岡本歸一や寺内萬治郎による美しい表紙画や挿絵、野口雨情や若山牧水による瑞々しい詩をはじめ、「カルピス」「三越呉服店」など当時の企業広告もあり、大正児童文化を存分に感じられるアーカイブとなっております。
※童謡・童話雑誌「金の船・金の星」デジタルライブラリー
https://www.kinnohoshi.co.jp/archive/result.php
(代表取締役 社長 斎藤健司よりご挨拶)
金の星社は、大正8(1919)年、島﨑藤村・有島生馬監修により、童謡童話雑誌「金の船」を刊行し、創業いたしました。
初代編集長となる野口雨情をはじめ、若山牧水・本居長世・中山晋平・岡本歸一・寺内萬治郎・竹久夢二・蕗谷紅兒・東山魁夷といった錚々たる先人たちが集い、近代的児童文化の成立をリードして行く事となります。
この雑誌から、「十五夜お月さん」、「七つの子」、「青い目の人形」、「證城寺の狸囃」など、いまも歌い継がれている童謡の数々が生まれています。
児童文化が大きく花開いたこの時代には、数々の児童文芸雑誌が刊行されました。しかしその後の関東大震災や世界恐慌、太平洋戦争などを経て多くの出版社が姿を消しております。
金の星社も、震災後の経営は厳しさを増し、本社の移転を繰り返します。
昭和に入り、円本合戦(全集物の廉売合戦)に参入し事業不振はいよいよ深刻化し、昭和3年4月には、雑誌「金の星」の編集も外部に移譲してしまいます。
誌名は「少年少女 金の星」と変更、大衆誌として翌年7月号まで刊行され終刊となりました。
その後「小学学年別童話」「日本童話名作選」等書籍の刊行を続けながら、株式会社への改組や企業整備令を経て、戦時下の災禍を潜り抜け、児童図書専門出版社最古参として、100周年を迎えることが出来ますのは、まさに奇跡と言えます。
創業100周年にあたり、「子どもたちの心を豊かにし、その成長の糧となる良書の出版と普及」という創業以来の基本理念が結集した、雑誌「金の船」「金の星」をより多くの方々にご覧いただけるようにすると共に、雑誌という特性から安価で現存しているものが少ない現状を鑑み、大正・昭和期の児童文化、児童文学を研究されている研究者・学生の皆様にご活用いただけますように公開するものです。
公開にあたり、資料性を考慮し、文字の擦れ、欠け、誤字誤植、旧字、旧仮名遣い等は修正いたしておりません。また現在では慎むべき表現・言葉が出てきますが、オリジナル性を尊重し、あえてそのままといたしました。
●令和復刻版「金の船」第一巻 第一號、第二號も好評発売中
上野の森美術館で2019年7月に開催された『金の星社 創業100周年記念 みる よむ あそぶ 金の船・金の星 子どもの本の100年展』は、10日間で7,000人の来場者を迎え、盛況に終了。会場で先行発売した、『令和復刻版「金の船」第一巻 第一號、第二號』も好評につき、現在全国の書店で発売中です。「アラビヤンナイト冒険双六」の付録もついています。定価2,640円 (本体2,400円+税)
【本件に関するお問合せ先】
株式会社 金の星社
電話:03-3861-1861
FAX:03-3861-1507
メールアドレス:usagi1@kinnohoshi.co.jp
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