トップスクールの進学/留学支援をグローバルで展開するCrimson Education、21.6億円のシリーズC資金調達を実施
データとテクノロジーを駆使し教育業界に革新。アジア展開とオンラインハイスクール開校に向けて事業を加速。
2019年10月末に、EdTech 企業の Crimson Education は21.6億円のシリーズC資金調達を完了しました。本シリーズのリード投資家は香港に拠点を置くCTF (Chow Tai Fook) Education Group が務め、韓国に拠点を置く Solborn Investment と ニュージーランドの K1W1 が加わりました。本ラウンドで調達した21.6億円により、日本を含むアジアでの事業拡大と2020年開校予定のグローバル人財育成を目的としたオンラインハイスクール Crimson Global Academy の開校を進めます。ここまでの累計の資本調達額は61.7億円となりました。
■Crimson Education の事業について
Crimson Education は、海外進学(アメリカ・イギリス・カナダ・ニュージーランド・オーストラリア)のサポートに特化した EdTech 企業です。ボーディングスクール(高校)、大学学部、MBA 含む大学院進学を包括的に支援しています。合格基準を熟知したトップスクールの元入学審査官をコンサルタントとして招き、質の高いコンサルティングサービスを提供しています。
また、ハーバード大学・スタンフォード大学・オックスフォード大学・ケンブリッジ大学等のトップスクールを卒業もしくは在籍しているチューターが2,500名在籍しており、海外進学に必要なTOEFLの勉強法のサポートから国際バカロレア/AP/SAT/ACT/GMAT/GRE の個別指導、そして課外活動のリーダーシップ支援までを提供し、海外進学を目指している方のサポートを包括的に行っています。Crimson Education にはオンラインシステムが整備されており、どこにいても質の高いサービスを受けることが可能です。
■過去5年間の合格実績
Crimson Education では、トップスクールに対する圧倒的な合格実績を誇ります。また、学部進学にとどまらず、ボーディングスクールや大学院進学においても高い合格実績を誇っています。さらに、出願支援のみならず、各大学が提供する奨学金獲得の伴走支援にも力を入れています。海外進学は経済的な要因によって断念せざるを得ないケースが多い中で、戦略的に出願戦略に財務戦略を組み込むことで、受験生のサポートを行います。
合格率もマーケット全体の合格率と比較して、2倍から5倍高い合格率を誇っています。
■オンラインハイスクール事業、Crimson Global Academy について
これまでのトップスクールへの進学支援を通して蓄積した実績とノウハウを生かし、2020年にオンラインの高校を開校します。世界のトップスクールの進学、そしてグローバルリーダーの育成を目指し、スタンフォード大学オンラインハイスクールの星校長先生を上級アドバイザーに迎え、世界トップクラスの教育者が指導にあたります。
カリキュラムは、Cambridge International Examinations Advanced Level Subjects(A-Levels)、Advanced Placement Subjects(AP)、International Baccalaureate(IB)を適応し、幅広く海外進学を可能とするカリキュラムとなっています。また、ハーバード大学・スタンフォード大学・ケンブリッジ大学・オックスフォード大学等のトップスクールに在学中の個別指導員が2,500名在籍しており、生徒のニーズに併せて個別指導にとどまらず、課外活動の支援も行います。
星 友啓(上級アドバイザー)
Stanfordオンライン高校校長、哲学博士
1977年東京生まれ。2000年東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程卒業。2001年より渡米し、2002年Texas A&M大学哲学修士修了。08年Stanford大学哲学博士修了後、同大学哲学部講師として論理学で教鞭をとりながら、Stanford Online High Schoolスタートアッププロジェクトに参加。2016年より校長に就任。現職の傍ら、哲学、論理学、リーダーシップの講義活動や、米国、アジアにむけて、教育及び教育関連テクノロジー(EdTech)のコンサルティングにも取り組む。
Crimson Global Academy: https://www.crimsonglobalacademy.com/
■担当講師や出願支援コンサルタントのご紹介(一部)
Benito Nishizawa ( シニアコンサルタント・元ハーバード大学入学審査官 )
ハーバード大学卒業(学士)
西澤はハーバード大学の入学審査オフィスで働き、アジア地域担当の入学審査官と奨学金審査担当を兼任しており、入学審査にとどまらず奨学金審査サポートに長けている。ハーバード大学を退職後、 Google で人事・採用を主に担当。これまで 24 ヵ国で非営利活動やビジネスの経験を持っており、非常に国際的なキャリアを歩んできている。Google を退職後、10 年にわたり SAT/ACT のテスト対策にとどまらず、ディベートやスピーチトレーニングの専門家として活動。Crimson にコンサルタントとして参画し、これまで数多くの生徒のトップスクール合格を伴走。英語、スペイン語、韓国語、日本語の四か国語を話せる。
Isamar Vega ( シニアコンサルタント・元ハーバード大学 / スタンフォード大学入学審査官 )
ハーバード大学卒業(学士)
ハーバード教育大学院修了(修士)
ハーバード大学在学中からハーバード大学の入学審査オフィスで勤務する傍ら、政策提言クラブの代表を務めるなどして、精力的に活動。大学卒業後、ハーバード大学の入学審査のインタビュー担当として活動しながら、ブラジルで留学希望者の支援を行うメンタリングプログラムを立ち上げる。その後、スタンフォード大学の入学審査オフィスの Assistant Director を歴任し、入学審査官としてこれまで 7,000 人の出願者の審査を行っている。2018 年に Crimson に参画。これまで、Harvard, UC Berkeley, Princeton, Babson, Northwestern, Duke と数多くのトップスクール合格者を伴走してきている。一人一人の個性を最大限生かしていくことにやりがいを感じている。
Charlie Cogan ( シニアコンサルタント・元ノースウェスタン大学 / カールトン大学入学審査官 )
カールトン カレッジ卒業(学士)
ノースウェスタン大学院修了(博士)
Cogan はリベラルアーツの名門校カールトンカレッジを卒業後、Peace Corps を通して西アフリカで勤務後、アフリカと中東の研究をしたいと思うようになり、ノースウェスタン大学の博士課程で学ぶ。博士号を取得後、1995 年にノースウェスタン大学の入学審査オフィスに Assistant Director として入職し、5 年間入学審査官として勤務。2000 年には母校カールトンカレッジに呼ばれ、国際入学審査オフィスの立ち上げ責任者に着任。以来 17 年間、カールトンカレッジの入学審査官として留学生数を年間 20 から 200 に増やした。カールトンカレッジでは 15,000 人の留学生の入学審査を行う事を通して、各国の教育制度の特徴を理解するようになる。2017 年に Crimson Education に参画し、これまでの経験を生かし、留学生のトップスクール合格に熱い情熱を注いでいる。
Mason Hill ( コンサルタント・元カリフォルニア州立大学入学審査官)
カリフォルニア州立大学サンタバーバラ校卒業(学士)
大学卒業後、カリフォルニア州立大学システムの入学審査官として勤務。入学審査を行う傍ら、合格した生徒の入学までのサポートも行う。2017 年には、入学審査の段階ではなく、もっと早い段階で生徒のサポートをしたいと思い、IELTS 対策などを教える英語の教員として活躍。同年、Crimson Education に参画し、生徒の合格までの成功のみならず、合格後の成功をサポートできるように精力的に取り組んでいる。
■共に教育変革を志す仲間を募集
Crimson Education では、教育領域やグローバル人財の育成領域で熱い志を持っている仲間を募集しています。これから教育業界の創造的破壊は進んでいきます。是非とも一緒に新しい教育の形を創っていきましょう。関心がある方は japan@crimsoneducation.org までご連絡をお待ちしております。
■代表のご紹介
Jamie Beaton(Crimson Education, Global CEO)
ハーバード大学 学士・応用数学 修士
スタンフォード大学 MBA・教育学 修士
ニュージーランド生まれ。高校はニュージーランドのオークランドにある King's College に通い、高校 5 年間常にトップの成績をおさめる。大学出願時にアメリカやイギリスの 25 大学に出願し、全ての大学から合格をもらう(ニュージーランド史上初)。 25 校の中には Harvard, Cambridge, Yale, Princeton, Stanford, University of Pennsylvaniaʼs Huntsman Program、そしてColumbia が含まれている。最終的にハーバード大学に進学することを決意し、学部(応用数学と経済学)と大学院(応用数学)を通常 5 年はかかるものを僅か 3 年で Magna Cum Laude(成績優秀者)として卒業する。
その後、若干 20 歳という若さ(史上最年少)で Stanford Graduate School of Business (MBA と教育学修士の Joint Degree) に入学し、併せて 2018 年からは世界最古の名誉あるフェローシップ Rhodes Scholarship の奨学生として Oxford 大学の博士課程(Philosophy in Public Policy)に進学をする。MBA と教育学修士と博士課程での研究を並列で進めながら、2019 年 6 月にはStanford を史上最年少の Arjay Miller Scholar(成績優秀者)として卒業し、MBA と教育学修士の両学位を取得する。
海外進学や出願にかける思いと情熱からハーバード在学中からアメリカやイギリスへの海外進学を希望する受験生を支援するCrimson Education を立ち上げ、これまで数千人の出願者の成功を導いてきている。2017 年には Forbes Asia 30 Under 30 に選ばれ、その他数多くの賞を表彰されている。
松田悠介(Crimson Education Japan 代表取締役社長)
日本大学文理学部体育学科 学士
ハーバード大学 教育大学院 教育学 修士
スタンフォード大学 経営大学院 経営学 修士
日本大学を卒業後、体育教師として中学校に勤務。体育を英語で教える Sports English のカリキュラムを立案。その後、千葉県市川市教育委員会 教育政策課分析官を経て、ハーバード教育大学院(教育リーダーシップ専攻)へ進学し、修士号を取得。卒業後、PwC Japan にて人材戦略に従事し、2010 年 7 月に退職。退職後、全国で厳しい環境に置かれている子どもたちの学習支援を展開する Learning For All を設立し、2014 年に独立法人化。2012 年からは Teach For Japan の創設者として日本国内の教育課題の解決に取り組み、2016 年 6 月に CEO を退任。2017 年 7 月よりスタンフォードビジネススクールに進学し修士号を取得。 2018 年 7 月にスタンフォード大学の客員研究員に着任し、あわせて日本人のアメリカやイギリスのトップスクールへの留学支援を展開する Crimson Education Japan の代表取締役社長に就任する。
他に、京都大学特任准教授(2013年~2017年)、認定 NPO 法人 Teach For Japan 代表理事、一般社団法人「教師の日」普及委員会 代表理事、一般財団法人あしなが育英会 理事、NPO 法人 Learning For All の理事を務め、教育領域のプロフェッショナルとして活動している。
日経ビジネス「今年の主役 100 人」(2014年)に選出。世界経済会議(ダボス会議) Global Shapers Community 選出。2017 年には日本財団の国際フェローに選出。共愛学園前橋国際大学「グローバル人材育成推進事業」外部評価委員。奈良市「総合計画会議」ならびに「教育振興戦略会議」委員(2014年)。文部科学省 中央教育審議会 委員(2019年 ~)。 著書に「グーグル、ディズニーよりも働きたい『教室』」(ダイヤモンド社)
■Crimson Education について
会社名:Crimson Education
本社所在地: ニュージーランド
CEO: Jamie Beaton
設立:2013年
問合わせ先: japan@crimsoneducation.org
会社HP: https://www.crimsoneducation.org/jp-en
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