民間企業・団体7社との連携を発表 立正大学学園開校150周年プロジェクト発足イベント
新学部『データサイエンス学部(※仮称)』設立構想も 作家 高橋源一郎氏、マルチタレント 西野亮廣氏が学生にエール
学校法人 立正大学学園(本部所在地:東京都品川区、理事長:望月 兼雄)は、2019年11月26日(火)に、2022年に迎える立正大学学園開校150周年を記念したプロジェクトの発足イベントを実施いたしました。
イベントでは、理事長の望月より『立正大学学園開校150周年プロジェクト』の概要およびプロジェクトへの意気込みをお話しするとともに、プロジェクトにおける民間企業・団体7社の参画についても発表。プロジェクト参画企業である一般社団法人熊谷市観光協会様、株式会社GWC様、一般社団法人しながわ観光協会様、スリーエム ジャパン株式会社様、株式会社リバースプロジェクト様、 LINE Pay株式会社様、株式会社レナウン様※五十音順よりご挨拶をいただきました。立正大学 学長の吉川洋からは、設立を構想中の新学部『データサイエンス学部(※仮称)』についての説明を行いました。
また、当日は作家である高橋源一郎氏、芸人・絵本作家として活躍される西野亮廣氏もお招きし、大学や学生に関するテーマを中心にお話をいただきました。西野氏からは「信用を大切に、挑戦し続けていってほしい」と学生に向けたエールがあるなど、参加した学生もこれからの期待に目を輝かせていました。
立正大学学園は、150周年またその先に向け、さらなる発展を目指してまいります。
■日時 :2019年11月26日(火) 12:30~(受付開始 12:00~)
■会場 :立正大学 品川キャンパス (〒141-8602 東京都品川区大崎4丁目2-16)
■登壇者 :理事長 望月兼雄(もちづきけんゆう)、学長 吉川洋(よしかわひろし)
■協力企業 :一般社団法人熊谷市観光協会様、株式会社GWC様、一般社団法人しながわ観光協会様、
スリーエム ジャパン株式会社様、株式会社リバースプロジェクト様、 LINE Pay株式会社様、
株式会社レナウン様(五十音順)
※しながわ観光協会様、リバースプロジェクト様はビデオ出演
■ゲスト :高橋源一郎(たかはしげんいちろう)氏、西野亮廣(にしのあきひろ)氏
■内容 :理事長挨拶、学長挨拶、参画企業ご挨拶、学長・高橋源一郎氏トークセッション、
西野亮廣氏講演
『データサイエンス学部(※仮称)』開設構想を発表
※新学部設置は構想であり、内容は変更の可能性があります。
立正大学学園開校150周年プロジェクト
さらに今後の立正大学学園については「『アクティブ&カラフル』のスローガン通り、本学園に関わる全ての皆様と協力し、彩りと活気ある社会づくりに貢献していく。」と話し、2022年に迎える150周年、またその先へ、決意を新たにいたしました。
プロジェクトの参画企業からもそれぞれご挨拶いただき、熊谷市観光協会様「今までに築いた立正大学とのつながりを強化し、熊谷をさらに盛り上げていきたい」、GWC様(アースフレンズ東京Z)「Bリーグに所属し、活動するプロバスケチーム『アースフレンズ東京Z』とのコラボで地域との連携やグローバル化を推進したい」、スリーエム ジャパン様「協働する回収リサイクルプログラムへの参加経験が、学生にとってより主体的にSDGsに参画する一歩となることを期待している」 、 LINE Pay様「現在行っている社会を便利にする闘いを、学生とのワークショップなどを通して伝えたい」 、レナウン様「これから社会に出る学生に向けて、ビジネスウェア事業での知見を活かし価値を届けたい」と各社が立正大学とのコラボレーションに期待感をにじませました。
〈立正大学のテーマとして掲げる「アクティブ&カラフル」に込める意味とは〉
吉川「これからの多様化する社会に向けて、よりエネルギッシュな学生を輩出し、明るい心持ちで150周年を迎えるという意気込みから、このスローガンを設定した。」
高橋氏「『アクティブ&カラフル』は個性や自主性を尊重する非常によい言葉だと思う。この言葉を大切に、周りを見回して臨機応変に対応できる学生が増えていっていほしい。現代を生き抜いていくには、サバイバル力が重要になってくるが、学生には逞しく育っていくことを期待している。」
〈高橋氏は教壇に立たれていた経験もあるが、立正大学生についてどう思うか〉
高橋氏「立正大学の学生は、自分が教壇に立っていた時の学生と似ている気がする。真面目で、素直で、優しいが、大人しい雰囲気の子が多く、老婆心ながらに少し心配している。ぜひ自分のやりたいことを大切に、好きなように実践してほしい。自分自身、周囲の目に負けそうになることもあるが、一緒に頑張ろう。」
〈令和時代に求められる人材になるために、学生時代にやっておいてほしいこと〉
吉川「大学生はもう大人だと思われがちな年頃だが、教師の目線で見ると入学式と卒業式では比べ物にならないほど一人ひとりが成長していくと感じる。授業はもちろんだが、友人との交流や部活動・旅などの体験を通して、様々なことを吸収していく時期であり、この期間に得た経験は長い人生の発射台となる重要なものだと思う。色々なことに挑戦できる貴重な4年間を、大切に過ごしてほしい。」
高橋氏「君達が当たり前に過ごしている自由な毎日は、社会に出てからその大切さに気づくもの。人生の中でほぼ唯一、時間の無駄遣いが許されているのが大学生。時間を思う存分に活かし、自分の成長の糧としてほしい。また、自分の成長できる環境を自分自身で探してほしい。」
〈大学教育の課題や期待したいこと〉
吉川「時代が急速に変化していく中で、大学に求められることが多様化している。立正大学は『モラリスト×エキスパート』を養成することを教育目標として掲げており、学生には卒業までに、社会に出てから役に立つ専門的な知識を身につけてほしいと考えている。その知識を獲得する場を提供するのが大学の義務であり、社会出てから評価される人材を輩出するのが立正大学としての使命だと思っている。」
高橋氏「社会は大学に対して様々なことを求めてくる。それを鵜呑みにせず、自分で考えて社会に返すことが大学の役割なのではないか。批判的な目をもって、情報を取捨選択することが大学の機能であり、期待することでもある。」
〈立正大学生に向けたメッセージ〉
高橋氏「多感な大学時代の中で、悩むことはたくさんあると思う。自由な時間の中で悩むことは非常に重要。ただ、悩んでいるだけではなく、勇気をもって一歩を踏み出し、未来に向けて頑張っていってほしい。」
西野亮廣氏トーク:「挑戦するためには、お金が必要。お金を獲得するには、信用が重要。」
〈若い世代の挑戦を阻むのは、お金〉
「学生の皆さんの挑戦は応援するが、背中を押すだけでは無責任だと思っているため、挑戦の先に何があるかを知ってほしい。皆さんが社会に出たときに挑戦を阻むのは、お金。挑戦を続けるためには、お金の問題を解決し続けなければならない。
実際に、絵本『えんとつ町のプペル』を制作した際にまず行ったのは、
40人の制作スタッフに払う資金調達だった。」
〈『嫌い』の原因は『知らないこと』にある〉
〈クラウドファンディングは”信用の両替機”〉
「『えんとつ町のプペル』制作時など、これまでに何度もクラウドファンディングを活用してお金を獲得してきた。クラウドファンディングで成功と失敗の分かれ道となるのは、企画の面白さではなく、『信用』。クラウドファンディングは、それまでに勝ち取った信用をお金に両替しているだけ。だから日ごろから信用を積み重ねていくことが重要だ。」
〈信用される人になるためには〉
「嘘をつかないことが何より重要。嘘をつく人は信用を失ってしまう。とはいえ、嘘をつきたいと思っている人はほとんどおらず、嘘をつかざるを得ない状況からついてしまうことが大半である。信用を獲得し続けるために重要なのは、嘘をつかされる環境に徹底的に立ち入らないことだ。」
〈ファンの獲得の仕方〉
「インターネットの力により、技術や情報がプロだけのものではなく人類の共通財産となった今、『安さ』や『おいしさ』などの”機能”は、集客の理由ではなくなってしまった。消費者は『誰にお金を使いたいか』という理由で店や商品を選んでいる。選ばれる人、つまりコアなファンを獲得する人になるためには、応援されることが重要。現在の社会では失敗しないことを教えられるが、失敗を恐れず、自らピンチをつくることで応援の余白をつくることが大切だ。新時代の生き方として実践してほしいのは、コアなファンを作る生き方。その前段階として信用を積み重ねることが重要。嘘をつくのはやめよう。それを守って挑戦すると、きっとうまくいくはず。」
西野氏の熱心なトークに、時折盛り上がりを見せながら、学生も聞き入っていました。
登壇者プロフィール
■高橋源一郎氏
二十代は肉体労働に従事し、1982年、小説『さようなら、ギャングたち』でデビュー。主な小説に『優雅で感傷的な日本野球』(三島由紀夫賞)、『日本文学盛衰史』(伊藤整文学賞)、『さよならクリストファー・ロビン』(谷崎潤一郎賞)、他に『ゴーストバスターズ』、『官能小説家』、『「悪」と戦う』、『動物記』等々。文芸評論として『文学じゃないかもしれない症候群』、『一億三千万人のための小説教室』、『ニッポンの小説-百年の孤独』等。他に競馬評論、エッセイ、翻訳等を手がける。2011年4月から2016年3月まで朝日新聞論壇時評を連載。2012年4月からNHKラジオ第一放送『すっぴん!』金曜日・パーソナリティ。2005年4月から今年3月まで明治学院大学国際学部教授。近刊に『弱さの思想・
たそがれを抱きしめる』、『ぼくらの民主主義なんだぜ』、『民主主義ってなんだ?』
(SEALDsとの共著)。
■西野亮廣氏
著書は、絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』、小説に『グッド・コマーシャル』、ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『バカとつき合うな』(堀江貴文氏と共著)『新世界』があり、全作ベストセラーとなる。最新作絵本『チックタック~約束の時計台』、最新文庫『新・魔法のコンパス』も大きな話題を呼んでいる。クラウドファンディングでの合計調達額は2億5000万円を突破。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」は会員数3万2000人を突破し、国内最大となっている。
芸能活動の枠を越え、さまざまなビジネス、表現活動を展開中。
■理事長 望月兼雄
経歴日蓮宗宗務院内現代宗教研究所研究員、同所員。東京都北部宗務所長、
総本山身延山久遠寺財務部長を歴任。2018年4月より現職。
■第34代学長 吉川洋
■参画企業ご登壇者 ※五十音順・敬称略
・一般社団法人熊谷市観光協会 会長 藤間 憲一
・株式会社GWC アースフレンズ東京Z運営会社 営業部 部長 大澤隆徳
・スリーエム ジャパン株式会社 コンシューマー製品 マーケティング部 石橋愛子
・LINE Pay株式会社 取締役COO 長福 久弘
・株式会社リバースプロジェクト 取締役 牛山翔太
・株式会社レナウン 執行役員 マーケティング&コミュニケーション統括部 統括部長 中川智博
<ビデオレター出演>
・一般社団法人しながわ観光協会 広報・事業担当課長 大越章光
・株式会社リバースプロジェクト 代表取締役 伊勢谷友介
■立正大学学園は引き続き、本プロジェクトに参画いただける企業を募集しております。
また、当日は作家である高橋源一郎氏、芸人・絵本作家として活躍される西野亮廣氏もお招きし、大学や学生に関するテーマを中心にお話をいただきました。西野氏からは「信用を大切に、挑戦し続けていってほしい」と学生に向けたエールがあるなど、参加した学生もこれからの期待に目を輝かせていました。
立正大学学園は、150周年またその先に向け、さらなる発展を目指してまいります。
立正大学学園開校150周年プロジェクト発足イベント 開催概要
■日時 :2019年11月26日(火) 12:30~(受付開始 12:00~)
■会場 :立正大学 品川キャンパス (〒141-8602 東京都品川区大崎4丁目2-16)
■登壇者 :理事長 望月兼雄(もちづきけんゆう)、学長 吉川洋(よしかわひろし)
■協力企業 :一般社団法人熊谷市観光協会様、株式会社GWC様、一般社団法人しながわ観光協会様、
スリーエム ジャパン株式会社様、株式会社リバースプロジェクト様、 LINE Pay株式会社様、
株式会社レナウン様(五十音順)
※しながわ観光協会様、リバースプロジェクト様はビデオ出演
■ゲスト :高橋源一郎(たかはしげんいちろう)氏、西野亮廣(にしのあきひろ)氏
■内容 :理事長挨拶、学長挨拶、参画企業ご挨拶、学長・高橋源一郎氏トークセッション、
西野亮廣氏講演
『データサイエンス学部(※仮称)』開設構想を発表
学長の吉川より『データサイエンス学部(※仮称)』構想を発表いたしました。「データサイエンスはコンピュータの発展とともに成長した新しい学問。20世紀に車が世界を変えたように、21世紀はデータが世界を変えつつある。そのような時代において、データを解析し、それをもとに価値を創造する人材を育成することの重要性が増している。立正大学の新学部では、データを解析する基礎知識を習得することはもちろん、その解析によりスポーツ・観光・社会・ビジネスの分野を中心に社会に新たな価値を創造し、データ社会においてよりよい未来を創りだす人材を輩出していきたい。」と述べました。
※新学部設置は構想であり、内容は変更の可能性があります。
立正大学学園開校150周年プロジェクト
理事長の望月からは「立正大学学園開校150周年プロジェクト」について紹介いたしました。「学問やスポーツの分野で輝かしい功績を残してきた立正大学。今までに培った”立正らしさ”はそのままに、新たにイノベーションを起こし、より革新的な学園として進化し、一歩を踏み出したい。その思いを『アクティブ&カラフル』のスローガンに込めて、150周年プロジェクトに取り組んでいく。同プロジェクトは、教育研究活動を通して、社会的責任を果たし、将来にわたる教育機関を取り巻く社会環境の変化に対応することを目的としており、新学部の設立、地域団体・企業との連携や、キャンパス環境の拡充、大学スポーツ文化の強化など、150周年を迎えるまでに、150種類の事業・イベントを実施していく。」と意気込みを交えて話しました。
さらに今後の立正大学学園については「『アクティブ&カラフル』のスローガン通り、本学園に関わる全ての皆様と協力し、彩りと活気ある社会づくりに貢献していく。」と話し、2022年に迎える150周年、またその先へ、決意を新たにいたしました。
プロジェクトの参画企業からもそれぞれご挨拶いただき、熊谷市観光協会様「今までに築いた立正大学とのつながりを強化し、熊谷をさらに盛り上げていきたい」、GWC様(アースフレンズ東京Z)「Bリーグに所属し、活動するプロバスケチーム『アースフレンズ東京Z』とのコラボで地域との連携やグローバル化を推進したい」、スリーエム ジャパン様「協働する回収リサイクルプログラムへの参加経験が、学生にとってより主体的にSDGsに参画する一歩となることを期待している」 、 LINE Pay様「現在行っている社会を便利にする闘いを、学生とのワークショップなどを通して伝えたい」 、レナウン様「これから社会に出る学生に向けて、ビジネスウェア事業での知見を活かし価値を届けたい」と各社が立正大学とのコラボレーションに期待感をにじませました。
ビデオレターでご出演いただいたしながわ観光協会様は「品川の魅力を学生と考えながら、地域を盛り上げていけることにワクワクしている」とコメント。さらに、リバースプロジェクト様からのビデオレターには俳優でもあり、同社の代表を務める伊勢谷友介氏より「志ある学生とともに、プロジェクトを通して未来を創っていきたい」とメッセージをいただきました。
高橋源一郎氏・学長 吉川トーク:「自由な時間を存分に堪能し、将来の糧となる経験を積んでほしい」
作家の高橋源一郎氏をお招きした学長の吉川とのトークセッションでは、これからの大学や学生について、Q&A形式でお答えいただだきました。
〈立正大学のテーマとして掲げる「アクティブ&カラフル」に込める意味とは〉
吉川「これからの多様化する社会に向けて、よりエネルギッシュな学生を輩出し、明るい心持ちで150周年を迎えるという意気込みから、このスローガンを設定した。」
高橋氏「『アクティブ&カラフル』は個性や自主性を尊重する非常によい言葉だと思う。この言葉を大切に、周りを見回して臨機応変に対応できる学生が増えていっていほしい。現代を生き抜いていくには、サバイバル力が重要になってくるが、学生には逞しく育っていくことを期待している。」
〈高橋氏は教壇に立たれていた経験もあるが、立正大学生についてどう思うか〉
高橋氏「立正大学の学生は、自分が教壇に立っていた時の学生と似ている気がする。真面目で、素直で、優しいが、大人しい雰囲気の子が多く、老婆心ながらに少し心配している。ぜひ自分のやりたいことを大切に、好きなように実践してほしい。自分自身、周囲の目に負けそうになることもあるが、一緒に頑張ろう。」
〈令和時代に求められる人材になるために、学生時代にやっておいてほしいこと〉
吉川「大学生はもう大人だと思われがちな年頃だが、教師の目線で見ると入学式と卒業式では比べ物にならないほど一人ひとりが成長していくと感じる。授業はもちろんだが、友人との交流や部活動・旅などの体験を通して、様々なことを吸収していく時期であり、この期間に得た経験は長い人生の発射台となる重要なものだと思う。色々なことに挑戦できる貴重な4年間を、大切に過ごしてほしい。」
高橋氏「君達が当たり前に過ごしている自由な毎日は、社会に出てからその大切さに気づくもの。人生の中でほぼ唯一、時間の無駄遣いが許されているのが大学生。時間を思う存分に活かし、自分の成長の糧としてほしい。また、自分の成長できる環境を自分自身で探してほしい。」
〈大学教育の課題や期待したいこと〉
吉川「時代が急速に変化していく中で、大学に求められることが多様化している。立正大学は『モラリスト×エキスパート』を養成することを教育目標として掲げており、学生には卒業までに、社会に出てから役に立つ専門的な知識を身につけてほしいと考えている。その知識を獲得する場を提供するのが大学の義務であり、社会出てから評価される人材を輩出するのが立正大学としての使命だと思っている。」
高橋氏「社会は大学に対して様々なことを求めてくる。それを鵜呑みにせず、自分で考えて社会に返すことが大学の役割なのではないか。批判的な目をもって、情報を取捨選択することが大学の機能であり、期待することでもある。」
〈立正大学生に向けたメッセージ〉
高橋氏「多感な大学時代の中で、悩むことはたくさんあると思う。自由な時間の中で悩むことは非常に重要。ただ、悩んでいるだけではなく、勇気をもって一歩を踏み出し、未来に向けて頑張っていってほしい。」
西野亮廣氏トーク:「挑戦するためには、お金が必要。お金を獲得するには、信用が重要。」
スペシャルゲストとして、キングコングの西野亮廣氏にもご登場いただき、芸能活動だけでなく絵本作家やビジネスの場にもマルチな才能を発揮されている西野氏ならではの視点で『新時代の若者の生き方』について、お話しいただきました。
〈若い世代の挑戦を阻むのは、お金〉
「学生の皆さんの挑戦は応援するが、背中を押すだけでは無責任だと思っているため、挑戦の先に何があるかを知ってほしい。皆さんが社会に出たときに挑戦を阻むのは、お金。挑戦を続けるためには、お金の問題を解決し続けなければならない。
実際に、絵本『えんとつ町のプペル』を制作した際にまず行ったのは、
40人の制作スタッフに払う資金調達だった。」
〈『嫌い』の原因は『知らないこと』にある〉
「人間の『嫌い』という感情を紐解くと、その大半が『知らないこと』に起因する。お金に関してよく知らないと、お金のことを嫌いになってしまう。日本は昔からお金に関して教わる機会が少なく、お金儲けに批判的な人が多くいる。お金を稼ぐためには、まずお金をよく知ることが重要。今日の機会を活かしてお金のことをよく知ってほしい。また、お金に限らず自分の知らないことは怪しく感じてしまいがちだが、大学を卒業してからも新しい事象を勉強し続けることを心がけてほしい。」
〈クラウドファンディングは”信用の両替機”〉
「『えんとつ町のプペル』制作時など、これまでに何度もクラウドファンディングを活用してお金を獲得してきた。クラウドファンディングで成功と失敗の分かれ道となるのは、企画の面白さではなく、『信用』。クラウドファンディングは、それまでに勝ち取った信用をお金に両替しているだけ。だから日ごろから信用を積み重ねていくことが重要だ。」
〈信用される人になるためには〉
「嘘をつかないことが何より重要。嘘をつく人は信用を失ってしまう。とはいえ、嘘をつきたいと思っている人はほとんどおらず、嘘をつかざるを得ない状況からついてしまうことが大半である。信用を獲得し続けるために重要なのは、嘘をつかされる環境に徹底的に立ち入らないことだ。」
〈ファンの獲得の仕方〉
「インターネットの力により、技術や情報がプロだけのものではなく人類の共通財産となった今、『安さ』や『おいしさ』などの”機能”は、集客の理由ではなくなってしまった。消費者は『誰にお金を使いたいか』という理由で店や商品を選んでいる。選ばれる人、つまりコアなファンを獲得する人になるためには、応援されることが重要。現在の社会では失敗しないことを教えられるが、失敗を恐れず、自らピンチをつくることで応援の余白をつくることが大切だ。新時代の生き方として実践してほしいのは、コアなファンを作る生き方。その前段階として信用を積み重ねることが重要。嘘をつくのはやめよう。それを守って挑戦すると、きっとうまくいくはず。」
西野氏の熱心なトークに、時折盛り上がりを見せながら、学生も聞き入っていました。
登壇者プロフィール
■高橋源一郎氏
1951年広島県尾道市生まれ。1969年横浜国立大学経済学部入学、1977年同学満期除籍。
二十代は肉体労働に従事し、1982年、小説『さようなら、ギャングたち』でデビュー。主な小説に『優雅で感傷的な日本野球』(三島由紀夫賞)、『日本文学盛衰史』(伊藤整文学賞)、『さよならクリストファー・ロビン』(谷崎潤一郎賞)、他に『ゴーストバスターズ』、『官能小説家』、『「悪」と戦う』、『動物記』等々。文芸評論として『文学じゃないかもしれない症候群』、『一億三千万人のための小説教室』、『ニッポンの小説-百年の孤独』等。他に競馬評論、エッセイ、翻訳等を手がける。2011年4月から2016年3月まで朝日新聞論壇時評を連載。2012年4月からNHKラジオ第一放送『すっぴん!』金曜日・パーソナリティ。2005年4月から今年3月まで明治学院大学国際学部教授。近刊に『弱さの思想・
たそがれを抱きしめる』、『ぼくらの民主主義なんだぜ』、『民主主義ってなんだ?』
(SEALDsとの共著)。
■西野亮廣氏
1980年兵庫県生まれ。芸人・絵本作家。
著書は、絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』、小説に『グッド・コマーシャル』、ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『バカとつき合うな』(堀江貴文氏と共著)『新世界』があり、全作ベストセラーとなる。最新作絵本『チックタック~約束の時計台』、最新文庫『新・魔法のコンパス』も大きな話題を呼んでいる。クラウドファンディングでの合計調達額は2億5000万円を突破。オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」は会員数3万2000人を突破し、国内最大となっている。
芸能活動の枠を越え、さまざまなビジネス、表現活動を展開中。
■理事長 望月兼雄
1956年東京都生まれ。 立正大学文学部哲学科卒業。 善性寺住職。財団法人法華会評議員、 石橋湛山記念財団評議員。
経歴日蓮宗宗務院内現代宗教研究所研究員、同所員。東京都北部宗務所長、
総本山身延山久遠寺財務部長を歴任。2018年4月より現職。
■第34代学長 吉川洋
1951年東京都生まれ。東京大学卒業後、米国イェール大学大学院経済学研究科博士課程修了(Ph.D.)。ニューヨーク州立大学助教授、東京大学大学院教授等を経て、2016年より立正大学教授、東京大学名誉教授。専攻はマクロ経済学。内閣府経済財政諮問会議議員、財務省財政制度等審議会会長を歴任。2017年からは財務省財政制度等審議会臨時委員、財務省財務総合政策研究所名誉所長。2010年紫綬褒章受賞。著書に『マクロ経済学研究』(日経・経済図書文化賞、サントリー学芸賞)、『日本経済とマクロ経済学』(エコノミスト賞)、『転換期の日本経済』(第1回読売吉野作造賞)、『デフレーション』、『人口と日本経済』などがある。
■参画企業ご登壇者 ※五十音順・敬称略
・一般社団法人熊谷市観光協会 会長 藤間 憲一
・株式会社GWC アースフレンズ東京Z運営会社 営業部 部長 大澤隆徳
・スリーエム ジャパン株式会社 コンシューマー製品 マーケティング部 石橋愛子
・LINE Pay株式会社 取締役COO 長福 久弘
・株式会社リバースプロジェクト 取締役 牛山翔太
・株式会社レナウン 執行役員 マーケティング&コミュニケーション統括部 統括部長 中川智博
<ビデオレター出演>
・一般社団法人しながわ観光協会 広報・事業担当課長 大越章光
・株式会社リバースプロジェクト 代表取締役 伊勢谷友介
■立正大学学園は引き続き、本プロジェクトに参画いただける企業を募集しております。
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