「節句人形を飾ること」は実際に意味があるのか? 人形協会が子育ての専門家に聞いてみたところ、意外な事実が判明!


現代は、モノを買うより、それによって得られる“体験”を重視するといわれる時代。ひな人形や五月人形などの節句人形には、歴史的かつ文化的な意味があると何となく知ってはいるものの、「収納に困る」「場所がない」「値段が張る」などの理由から、飾らない家庭が以前より増えているのが現状です。


節句・伝統文化の啓蒙と振興のために活動している一般社団法人 日本人形協会(所在地:東京都台東区、会長:金林 健史、会員加盟店数:全330社、以下:日本人形協会)は、子どもをもつ22~45 歳の男女88名へのアンケート調査と、子育ての専門家へ「子育てにおける節句人形の実利」についての取材を実施しました。

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https://www.ningyo-kyokai.or.jp/senmonka/index.html


【調査結果トピックス】

▶ 自身の子どもに節句人形を買ったという親は51%

▶ 買ってよかったと感じるのは、おもに「節句人形があることによって生まれたコミュニケーション」

▶ 子どもが節句人形のような伝統的なものを見たり飾ったりして、「なぜ?」と興味をもって考えることが知能の発達の原点になる

▶ 思い出や記憶、そして親子の絆というのは感情とともに形成される。「節句人形を飾る」ということが毎年の恒例行事として繰り返され、定期的に記憶が引き出されることで、親子間の絆が深まっていく


先輩ママに聞いた! 節句人形を買ってよかったことは?

子どもをもつ22~45歳の男女88名へアンケートをしたところ、子どもに節句人形を買った人は全体の51%という結果に。
さらに「購入してよかったこと」を詳しく聞いてみると、「子どもが喜ぶ様子を見られた」というエピソードをはじめ、「一緒に飾り付けることが楽しい」「家族が集まる機会が増えた」など、節句人形があることによって生まれたコミュニケーションについて、特にメリットを感じている人が多いようです。

日本の文化を教えてあげたかったので、子どもが喜んでいる姿を見て買ってよかったと思った
(神奈川県/33歳/女性)

場所を取るし部屋に合わないと思っていたけど、お飾りを見ると子どもの成長をり返ることができてほっこりする
(神奈川県/29歳/女性)

夫の親や自分の親と一緒に子どもの日をお祝いできることが、買ってよかった点だと思う
(長崎県/38歳/女性)

自分も小さい頃に買ってもらったので、同じようにしてあげたかった。子どもと一緒に飾り付けができるので、楽しい!
(岐阜県/29歳/女性)

アンケート出典|2019年12月|マイナビウーマンWEBアンケート|子どもを持つ22歳~45歳の男女対象|有効回答数88件


「これはなに?」「どうして?」と興味をもつことが子どもの感性を磨く


アンケート結果を受けて、節句人形を飾ることが良好な親子関係の構築や子どもの成長にどのような影響を与えるのか、幼児教育の専門家である竹内エリカさんにさらに詳しく取材をしました。ポイントは以下のとおりです。

●最近の子どもたちは、時間があるとスマートフォンやゲーム機器を手に取って、受け身的な刺激を受けることが多いよう。また、親御さんの子どもへの接し方は「あれしなさい、これしなさい」と、つい子どもを急かして手を出し過ぎてしまいがち。つまり現代は、子ども自身が何かをゆっくり考えたり、親が子どもの考えに耳を傾ける時間が取りづらい環境であるともいえる。

●節句人形のように伝統的なものを見たり飾ったりすると、子どもは「どうして飾るの?」「なんでこんなにたくさんの服を着てるの?」など、いろいろな感想を口にする。このように「なぜ?」と興味をもって考えることは知能の発達の原点になり、子どもの成長において貴重な体験である


毎年の恒例行事は親子の絆を強化するのに有効


さらに、親子のコミュニケーションや絆の形成についても下記のようなポイントが。

●子どもの成長において重要なもののひとつが「自分は愛されているんだ」という自己肯定感。の形成には、親子間のコミュニケーションが大きく関連している

●思い出や記憶、そして親子の絆というのは感情とともに形成される。そのため節句人形を飾ることで子どもが「兜を買ってもらって嬉しかった」「ひな人形を飾るのに時間がかかった」など、さまざまな感情をもつことが重要。さらに、それが毎年恒例行事として繰り返され記憶が定期的に引き出されることより記憶に強く残りやすく親子間の絆が深まっていく


大人のひな祭りは感謝を伝える日―
ひな祭りの思い出についてのインタビューコンテンツもリリース


また今回は、「感謝をつたえる大人のひな祭り~あなたの、ひな祭りの思い出は?~」と題して、アンケート・インタビューコンテンツも公開いたしました。

▼コンテンツはこちらから
https://www.ningyo-kyokai.or.jp/interview/index.html

22歳~45歳の女性を対象に行ったアンケートでは、下記のようなエピソードが集まりました。

ひな人形の組み立てから飾りつけまで、家族みんなでやっていた。6畳の部屋がひな人形でほぼ埋まってしまうので、2月後半からひな祭りまでは親の部屋が使えず、その間は家族4人、妹が生まれてからは5人で一緒に寝ていたのが楽しかった」
(神奈川県/40歳以上)

「和室に七段飾りを出して、母の手作りちらし寿司を食べた。今は亡き母との思い出」
(奈良県/30歳)

「自分が社会人になったことで、仕事をしながら飾りやご馳走などを準備するのがどれだけ大変なのかが分かって、両親や祖父母にとても感謝した」
(愛知県/27歳)

「母が精一杯お祝いしてくれたな、と感謝の気持ちしかない」
(愛知県/33歳)

「娘の成長を願い飾るひな人形をみて、懐かしい気持ちとこの頃に感じたひな人形への思いを忘れないでほしいと思った」
(埼玉県/27歳)

「ひな人形を飾ったりしまったりすることの大変さを考え、幼少期の両親に感謝した」
(東京都/29歳)

大人になったいまだからこそ感じるありがたみ、家族の愛情があるのかもしれません。ひな祭りの日を、幼いころの思い出を語りあう機会、また愛情を注いでくれた家族への感謝を伝える日としてみてはいかがでしょうか?

アンケート出典|2019年11月|マイナビウーマンWEBアンケート|22歳~45歳の女性対象|有効回答数317件


日本人形協会 節句・伝統文化の啓蒙と振興のために―


日本人は、四季折々の節句を通じて、家族や祖父母、親戚の人たちと集い、その愛情のなかで絆を深められる機会に恵まれています。節句という節目に自然と向き合うことで、あらゆる日本文化が発達してきました。昨今は生活様式の変化によって、節句の飾りはままならなくなっているということも耳にしますが、日本人形協会は日本の伝統文化を次代に伝え、『日本人の心』を伝えるため、節句行事の啓発と振興に努めたいと考えております。
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