ディプロマット・ジャパン調べ 自然災害が起こった場合に心配なこと 1位「家族の安否」2位「家屋の倒壊や破損」3位「断水」 「貴重品や思い出の品の紛失」40代の4割近くが心配

災害対策に関する意識調査2020


ディプロマット・ジャパン株式会社(http://diplomat-jpn.com)(本社:東京都大田区、代表取締役 高橋 真)は、2020年1月17日、全国の20歳~69歳の男女を対象に「災害対策に関する意識調査」を実施し、1,000名の有効サンプルを集計しました。(調査協力機関:ネットエイジア株式会社)
[調査結果]
<自然災害に対する意識>

■被害に遭うことを恐れている自然災害 1位「地震」2位「台風」3位「豪雨」
 北陸・甲信越では「洪水」、中国・四国では「豪雨」が高い割合
 自然災害の対策はできている? 「地震」の対策をしている人は27%にとどまる

全国の20歳~69歳の男女1,000名(全回答者)に、自然災害に対する意識について聞きました。

はじめに、全回答者(1,000名)に、被害に遭うことを恐れている自然災害を聞いたところ、「地震」(82.8%)が最も高く、次いで、「台風」(58.4%)、「豪雨」(38.9%)、「暴風・竜巻」(36.4%)、「洪水」(29.7%)となりました。
居住地別にみると、北陸・甲信越では「洪水」(40.7%)、中国・四国では「豪雨」(53.4%)が、それぞれ他の地域と比べて高くなりました。2019年の台風19号や、2018年の西日本豪雨による被害を克明に覚えている人が多いのではないでしょうか。


次に、災害対策を行っている自然災害を聞いたところ、「特になし(自然災害への対策を行っていない)」(66.7%)が最も高くなりました。次いで、「地震」(27.2%)、「台風」(15.9%)、「豪雨」(6.2%)、「暴風・竜巻」(4.3%)となりました。災害の被害を恐れているものの、対策はできていないという人が多いようです。
居住地別にみると、九州・沖縄では、「台風」(22.7%)が他の地域と比べて高くなりました。台風が頻繁に接近・通過する九州・沖縄では、台風対策を行っている人が多いようです。


■自身が住む地域で自然災害が起こったときの情報入手手段
 TOP3は「テレビ」「ラジオ」「ニュースサイト」、20代の3人に1人が「SNS」と回答

続いて、全回答者(1,000名)に、自身の住んでいる地域で自然災害が起こった場合、何から情報を入手すると思うか聞いたところ、「テレビ」(68.2%)が最も高く、次いで、「ラジオ」(48.8%)、「ニュースサイト」(41.8%)、「ポータルサイト(Yahoo!など)」(38.1%)、「SNS」(24.9%)となりました。
年代別にみると、「テレビ」(20代57.5%、30代67.0%、40代68.5%、50代69.0%、60代79.0%)は年代が上がるほど高くなりました。また、「SNS」(20代35.0%、30代31.5%、40代26.5%、50代17.0%、60代14.5%)は20代が最も高く、年代が上がるほど低くなりました。若年層ほど、SNSを災害時の情報源として活用しているようです。


■自然災害が起こったとき、避難するタイミングは? 最多は「避難勧告・避難指示が発令されたとき」で44%

災害時には、避難のタイミングを判断するための情報として、気象庁や市町村から防災情報が発表・発令されます。気象庁から発表される「早期注意情報」は警戒レベル1(災害発生の危険性はまだ低い段階)、「大雨注意報」「洪水注意報」といった注意報は警戒レベル2(災害発生に対する注意が高まってきた段階)、市町村から発表される「避難準備・高齢者等避難開始」は警戒レベル3(避難に時間がかかる高齢の方や障がいのある方は避難したほうがよい段階)、「避難勧告」「避難指示」は警戒レベル4(災害が発生する恐れが極めて高い状況)、「災害発生情報」は警戒レベル5(すでに災害が発生している状況)とされ、この順に危険度や切迫性が高くなります。警戒レベル4の段階では、対象地域住民全員の避難が必要であるとされています。

全回答者(1,000名)に、自身の住んでいる地域で自然災害が起こった場合、どのようなタイミングで避難をすると思うか聞いたところ、「避難勧告・避難指示が発令されたとき」(43.8%)が最も高く、次いで、「避難準備・高齢者等避難開始が発令されたとき」(16.7%)、「早期注意情報が発表されたとき」(9.7%)、「災害発生情報が発令されたとき」(9.5%)、「注意報(大雨注意報や洪水注意報など)が発表されたとき」(5.8%)となりました。対象地域住民全員の避難が必要とされる“避難勧告・避難指示”が発令されたときに避難を開始する人が多いようです。「早期注意情報」の発表で避難する人は、1割と少数派でした。また、「避難はしない」は13.5%となりました。


■自然災害が起こったとき、何を持って避難する? 1位「お金」2位「携帯電話・スマホ」3位「通帳」

自然災害が起こった場合に避難をすると思う人(865名)に、自身の住んでいる地域で自然災害が起こった場合、どのようなものを持って避難すると思うか聞いたところ、「お金」(90.3%)が最も高く、次いで、「携帯電話・スマートフォン」(82.4%)、「貯金通帳・預金通帳」(68.0%)、「携帯電話・スマートフォンの充電器」(63.1%)、「健康保険証」(57.5%)となりました。お金や通帳といった貴重品や、連絡手段となる携帯電話・スマートフォン関連を挙げる人が多い結果となりました。そのほか、「土地・不動産の権利書」(11.8%)、「宝石・貴金属」(10.4%)といった回答もみられました。


■災害時でも出勤する? 「台風がきていても出勤する」有職者の約6割、「避難勧告が出ていても出勤」有職者の約3割

災害時に、交通機関の運行が乱れて、職場に向かう人が駅の改札で長蛇の列を作っている様子がニュースになることがあります。仕事をしている人は、災害時の出勤について、どのように考えているのでしょうか。
有職者(635名)に、災害に関する様々な状況を挙げ、それぞれの状況のときに自身が出勤すると思うか聞きました。
<台風がきているとき>では、『出勤すると思う(計)』(「絶対に出勤すると思う」と「どちらかといえば出勤すると思う」の合計、以下同様)が62.0%、『出勤しないと思う(計)』(「絶対に出勤しないと思う」と「どちらかといえば出勤しないと思う」の合計、以下同様)が38.0%となり、台風の場合は出勤する人が多数派となりました。
他方、<出勤前に震度5以上の地震が起きたとき>では、『出勤すると思う(計)』が42.2%、『出勤しないと思う(計)』が57.8%、<災害で交通機関がマヒしているとき>では、『出勤すると思う(計)』が31.8%、『出勤しないと思う(計)』が68.2%、<住んでいる地域に「避難勧告」が出ているとき>では、『出勤すると思う(計)』が28.7%、『出勤しないと思う(計)』が71.3%となりました。いずれも出勤しない人が多数派ではあるものの、交通機関がマヒしてしまっているときでも出勤しようとする人や、災害が発生する危険性が高まっていて避難すべき状況であっても出勤を優先する人は3割前後と少なくないことがわかりました。


<自然災害に対する備え>
■自然災害が起こった場合に心配なこと 1位「家族の安否」2位「家屋の倒壊や破損」3位「断水」
 「貴重品や思い出の品の紛失」40代の4割近くが心配

続いて、自然災害に対する備えについて聞きました。

全回答者(1,000名)に、自然災害が起こった場合に心配なことを聞いたところ、「家族の安否」(71.8%)が最も高く、次いで、「家屋の倒壊や破損」(65.6%)、「断水」(59.4%)、「停電」(56.4%)、「トイレが使えなくなる」(52.7%)となりました。家族の安否や家屋への被害が気がかりという人が多いようです。また、「貴重品や思い出の品の紛失」は32.1%と3人に1人が心配なこととして挙げました。
年代別にみると、20代では「携帯電話・スマートフォンが使えなくなる」(44.0%)が、他の年代と比べて高くなりました。20代の多くが、通信手段を断たれることに不安を感じているようです。また、40代では「貴重品や思い出の品の紛失」(37.5%)が高くなりました。40代には、大切なものの紛失を心配する人が多いようです。60代では「断水」(73.5%)、「停電」(70.5%)、「トイレが使えなくなる」(68.5%)、「火災の発生」(48.0%)が高くなりました。
住居のタイプ別にみると、住居が一戸建ての人では「家屋の倒壊や破損」(77.9%)や「避難中の留守宅での盗難」(27.9%)が、集合住宅の人(51.6%、15.1%)と比べて高くなりました。


■「貴重品や思い出の品の紛失」が心配ではない理由とは? 「金庫に保管してある」などの対策が挙がる

自然災害が起こった場合に心配なこととして「貴重品や思い出の品の紛失」「避難中の留守宅での盗難」を選択しなかった人に、心配ではない理由を自由回答形式で聞きました。
「貴重品や思い出の品の紛失」については、「命が一番大事だから」(40代女性)、「免震構造の住居だから」(50代男性)といった回答のほか、「金庫に保管してある」(50代女性)など、万が一の場合に備えてしっかりと対策をしているとの回答がありました。
「避難中の留守宅での盗難」については、「治安がいい場所だから」(50代女性)、「鍵をかけて避難できれば大丈夫だと思う」(60代女性)といった回答のほか、「警備会社と契約している」(60代男性)など、盗難対策を講じているとの回答がありました。
災害時には、日頃想定できないような被害や犯罪が発生する場合があります。大切なものの紛失や盗難の対策について、考えておく必要があるのではないでしょうか。


■「自然災害発生時、貴重品の紛失に不安を感じた」4割強 北陸・甲信越居住者では5割半が「不安を感じた」と回答

続いて、全回答者(1,000名)に、実際に自然災害を経験した際の不安について聞きました。
自然災害(地震や洪水など)が起こった際に、貴重品の紛失にどのくらい不安を感じたか聞いたところ、「とても感じた」は16.6%、「やや感じた」は25.6%となり、合計した『感じた(計)』は42.2%となりました。
『感じた(計)』の割合を居住地別にみると、北陸・甲信越では55.6%と半数以上になりました。2019年の台風19号では、河川の氾濫による浸水で、屋内の家財道具や貴重品が水に浸かったり、流されたりする被害が発生しました。こうした経験から、不安を感じた人が多いのではないでしょうか。


■自然災害に備えて安全に保管したいもの TOP5は「現金」「通帳」「保険証券」「マイナンバーカード」「不動産の権利書」

全回答者(1,000名)に、自然災害に備えて安全に保管したいと思うものを聞いたところ、1位「現金」(73.5%)、2位「貯金通帳・預金通帳」(62.5%)、3位「保険証券」(31.3%)、4位「マイナンバーカード」(28.5%)、5位「土地・不動産の権利書」(24.4%)となりました。現金・通帳等の財産以外にも、証券や権利書、マイナンバーカードといった重要書類を安全に保管したいと思う人が多いようです。


年代別にみると、30代では「思い出の品(写真・手紙など)」(23.0%)が3位となりました。30代には、写真や手紙など、大切な思い出の品を、災害から守りたいと考えている人が少なくないようです。また、「土地・不動産の権利書」は50代では5位(33.0%)、60代では4位(40.0%)に挙がりました。


■自然災害に対する備えとして家庭で行っていること
 TOP3は「食料を備蓄」「家具が倒れないように固定」「非常用持ち出し袋を準備」、「金庫を用意」はわずか6%

全回答者(1,000名)に、自然災害に対する備えとして、家庭で行っていることを聞いたところ、何らかの準備を行っている人の割合は70.6%でした。
年代別にみると、準備を行っている人の割合は年代が上がるほど高く、60代(81.5%)では8割以上となりました。

では、どのような備えをしている人が多いのでしょうか。
家庭で行っている備えについてみると、「食料を備蓄している」(39.5%)が最も高く、次いで、「家具を倒れないように固定している」(27.2%)、「非常用持ち出し袋を準備している」(24.2%)、「避難場所や避難方法を確認している」(23.2%)、「ハザードマップを確認している」(20.8%)となりました。自然災害が起こった場合に心配なことでは、3人に1人が「貴重品や思い出の品の紛失」を挙げていましたが、「金庫を用意している」は6.1%にとどまる結果となりました。大切なものを失くしたくないと思いつつも、それに対する備えができている人はわずかなようです。


■「自然災害発生時の連絡方法について子どもと話し合っている」小学生以上の子どもがいる人の3人に1人

日中に災害が起こった場合、家族が職場や家、学校など、それぞれ離れた場所にいるケースが想定されます。災害時には、固定電話や携帯電話がつながりにくくなることがあります。災害時の安否確認方法としては、災害用伝言ダイヤルや災害用伝言板(web171)、防災アプリなどがあります。
小学生以上の子どもがいる人(413名)に、自然災害発生時にどのようにして連絡をするか、子どもと話し合っているか聞いたところ、「話し合っている」は33.4%と、3人に1人の割合となりました。
次に、自然災害発生時にどこに避難するか、子どもと話し合っているか聞いたところ、「話し合っている」は43.6%となりました。
自然災害発生という緊急時の連絡方法や避難先について、事前に話をする機会を設けている人は少数派でした。


■「東日本大震災では、発見された漂流金庫約5,780個(現金約28億円)のうち、99%以上が持ち主に返還されたこと」
 認知率はわずか5%
■ 「自宅に金庫がある」人は全体の14%、漂流金庫の返還率を知っていた人では40%が金庫を自宅で利用


2011年に発生した東日本大震災では、津波等で建物が倒壊・破損し、財産や貴重品が流される被害が多発しました。しかし、津波等で流されても発見された金庫約5,780個(現金約28億円)のうち99%以上は、中に入っていた通帳や権利書などが決め手となり、持ち主に返還されました。
全回答者(1,000名)に、このことを知っていたか聞いたところ、「知っていた」は5.0%でした。発見された漂流金庫のほとんどが持ち主に返還されたことを知っている人はわずかでした。


では、どのくらいの人が自宅で金庫を保有しているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、自宅に金庫があるか聞いたところ、「ある」は14.2%と、7人に1人の割合となりました。
発見された漂流金庫の返還率の認知状況別にみると、知っていた人では「ある」が40.0%と、知らなかった人(12.8%)と比べて27.2ポイント高くなりました。万が一の場合にも、保管している大切なものが手元に戻ってきやすいことを見聞きし、金庫を利用し始めたという人がいるのではないでしょうか。

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