「男性育休に賛成」が7割。3分の2の回答者が「現在や将来の仕事・働き方に対して不安を感じる」と回答。MASHING UPとOECDが「働くこと」に関する意識調査を実施

株式会社メディアジーン(本社:東京都市渋谷区、代表取締役CEO:今田素子/インフォバーングループ会社)が運営するオンラインメディア「MASHING UP(マッシングアップ)」(https://www.mashingup.jp/)は、2020年2月、OECD東京センターと共同で、読者やメールマガジン会員を主な対象に、「働くこと」に関する意識調査を実施いたしました。

 AIが台頭し、働き方改革が叫ばれるなど、雇用やビジネスのあり方が急速に変わりつつある現代、働くことに対する人々の意識はどのように変わったのでしょうか。30代〜50代を中心とした1,102名の回答からは、仕事や雇用に対する不安や疑問、モチベーションなどが浮かび上がってきました。

調査結果のポイント
  • 日本型雇用の崩壊について、4割が「肯定的」「やや肯定的」と回答した。
  • 男性の育児休暇取得には、7割が「賛成」「やや賛成」と回答した。
  • 転職を考えた場合の不安点には男女差が見られた。
  • 3分の2の回答者が「現在や将来の仕事・働き方に対して不安を感じる」と回答した。


調査

■ 4割が「終身雇用や年功序列はもう終わり」
Q. 日本型雇用(終身雇用、年功序列など)が崩壊しつつあります。これをどう捉えていますか?

日本型雇用の崩壊に関して、「どちらともいえない」が最上位に。回答者の約4割がおおむね肯定的、1割強がおおむね否定的だった。
男女別に見ると「肯定的」「やや肯定的」あわせて女性41.0%、男性35.0%、「否定的」「やや否定的」あわせて女性11.9%、男性22.8%という結果だった。

賛成派の理由:
「旧来のシステムでは、組織が急速な変化に対応していけないから」
「年齢などにとらわれず、キャリアや優秀な人が選ばれるのが良い」
「世界中を相手に仕事をするなら、年齢や勤務年数では評価にも勝負にもならないので」など。

反対派の理由:
「世代的に終身雇用をあてにした(例 退職金等)人生設計をしていたから」
「実力主義が正しいとされ、更に貧富の差が広がり、貧しい国になると思うから」
「能力が低い人でも働いて生きていくことができるセーフティネットがなくなってしまうのは不安が大きい」
「体力の衰えもあるから事故や怪我に心配がでそう」など。


■ 男性の育児休暇取得には、男性も63%が「賛成」
Q. 「男性の育児休暇取得」について、あなたの考えに近いものはどれですか。

3分の2の回答者が「賛成」「どちらかといえば賛成」を選んだ。男女別に見ると「賛成」「どちらかといえば賛成」女性70.9%、男性63.0%、「反対」「どちらかといえば反対」女性が6.7%、男性が10.4%。 


賛成派の理由:
「子育ては、母親1人がするものではないから」
「育児や家事を男性もシェアすることで、女性がよりキャリアに集中できるようになるから」
「少子化対策に効果があると思う」
「ジェンダーフリーの時代になっていると思うので」など。

反対派の理由:
「職場に迷惑をかける」
「収入が減る」
「他の社員が不満を持つ」
「家にいても、女性の負担が増えそう」
「男性では(育児を任せるのは)こころもとない」など。 


■ 転職の際、「性別による差別」を懸念する女性は男性の3倍以上
Q. 転職を考えた場合、不安に思うのは以下のどの点ですか?(複数回答可)

転職を考えた場合の不安点として、男性のトップは「一時的に不安定になるかもしれない収入」(56.7%)、女性のトップは「転職できるだけのスキルの不足」(56.9%)だった。
男女差が大きく開いたのは「性別による差別」で、女性の回答率(17.8%)が男性(4.9%)の3倍以上という結果に。


■ 女性の約4割が「ワークライフバランスを大切にして働きたい」
Q. あなたの仕事に対する態度・モチベーションは次のどれに一番近いですか?

「ワークライフバランスを大切にして働きたい」が男女ともにトップ。数値的には女性39.0%、男性23.7%と15ポイントほど差が見られた。
「高い報酬を得たい」「昇進したい」「自分にしかできない仕事をしたい」「仕事を通して社会に貢献したい」「実力をつけていつか起業または独立したい」のいずれも、男性が女性の回答率を上回った。


■ 女性の7割、男性の6割弱が「現在と将来の仕事・働き方に対して不安」
Q. 現在そして将来の仕事・働き方に対して不安を感じますか。

・体力面や定年後のセカンドキャリアに対する不安
「いつまで雇用されるのか。年をとっても働けるところがあるのか」
「定年以降の仕事があるのか。現在の仕事をルーティンのようにやり続けていくのがよいのか」など。
・育児・介護を含むプライベートとの両立に対する不安
「親の介護との両立」
「子供を預かってくれるところがなく、子供の体調不良で急に休むことになったことが 2 回ほどあったが、その後、私にできる仕事はないと言われて出勤日数を減らされてしまった」
「妊活・終活・保活が難しい」など。
・収入面や不安定な雇用形態に対する不安
「不安定な雇用のため、クビが怖い」
「収入が安定しないから」
「もうじき定年退職となるが、子供が高校生のため、収入確保に大きな不安を抱えている。」など。 


村上由美子氏による分析・コメントは記事から
MASHING UPでは、OECD東京センター所長・村上由美子氏によるサーベイ結果の分析と、これからの働き方に対する提言を記事にまとめました。詳細は、下記URLからお読みください。
・働く意味と、これからの働き方と。アンケートから見えてきたこと/OECDコラボサーベイ  
https://www.mashingup.jp/2020/03/oecd_survey.html
 

村上由美子(むらかみ・ゆみこ)
OECD東京センター 所長。上智大学外国語学部卒、スタンフォード大学院修士課程(MA)、ハーバード大学院経営修士課程(MBA)修了。その後約20年にわたり主にニューヨークで投資銀行業務に就く。ゴールドマン・サックス及びクレディ・スイスのマネージング・ディレクターを経て、2013年にOECD東京センター所長に就任。OECDの日本およびアジア地域における活動の管理、責任者。政府、民間企業、研究機関及びメディアなどに対し、OECDの調査や研究、及び経済政策提言を行う。ビジネススクール入学前は国連開発計画や国連平和維持軍での職務経験も持つ。ハーバード・ビジネススクールの日本アドバイザリーボードメンバーを務めるほか、外務省、内閣府、経済産業省はじめ、政府の委員会で委員を歴任している。著書に「武器としての人口減社会」がある。


サーベイ概要
実施期間  : 2020年2月5日〜2020年2月25日
調査方法  : インターネット調査
※MASHING UP内の記事、Facebook、会員向けメールマガジンにて主に読者に向け回答を依頼。
有効回答数 : 1102(うち男性346、女性738、回答しない18)
平均回答時間:39分27秒


MASHING UPとは
「MASHING UP」は、オンラインメディアやカンファレンス、イベントの運営を通じて、女性活躍とダイバーシティ推進を促進し、個々の個性を認め合う新しい働き方やライフスタイルの新たなスタンダードを作るプロジェクトです。
- メディアURL  :https://www.mashingup.jp/
- 媒体資料のダウンロードはこちらから: https://www.mediagene.co.jp/pdf/media/mashingup.pptx(ID: mediagene / PW: media)


このサーベイに関するお問い合わせ
株式会社メディアジーン MASHING UP運営事務局
TEL:03-5784-6783
e-mail: mu_editors[a]mediagene.co.jp  ※[a]を@に変換のうえ、お問い合わせください。
 
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