2020年6月、文学館が変わる。Web×施設のハイブリッド表現空間「むさし野文学館」がオープン。(トップページは、日英中3カ国語表記)
武蔵野に縁のある小説や詩歌、マンガや映画、自筆原稿や講演録などを収蔵するWeb×施設のハイブリッド空間「むさし野文学館」オープン(トップページは、日英中3カ国語表記)
2020年6月12日、Web×施設のハイブリッド表現空間「むさし野文学館」が、武蔵野大学のWebオープンキャンパス(6月21日)でも同時に公開されます!
武蔵野に縁のある小説や詩歌、マンガや映画、自筆原稿や講演録などを収蔵するとともに、日本文学界に多大な足跡を残した文芸評論家 秋山駿らの蔵書、文献、資料を集めた、Web×施設のハイブリッド空間「むさし野文学館」がオープンします。武蔵野大学内にある物理的施設としての文学館を中核とし、インターネット上に展開する公式ホームページおよびYouTubeチャネルをシームレスにつなぎ、ジャンルにとらわれない新たな文学表現を追求する、従来の文学館の枠を超えたプロジェクトです。
武蔵野に縁のある小説や詩歌、マンガや映画、自筆原稿や講演録などを収蔵するとともに、日本文学界に多大な足跡を残した文芸評論家 秋山駿らの蔵書、文献、資料を集めた、Web×施設のハイブリッド空間「むさし野文学館」がオープンします。武蔵野大学内にある物理的施設としての文学館を中核とし、インターネット上に展開する公式ホームページおよびYouTubeチャネルをシームレスにつなぎ、ジャンルにとらわれない新たな文学表現を追求する、従来の文学館の枠を超えたプロジェクトです。
2020年6月12日、Web×施設のハイブリッド表現空間「むさし野文学館」が、武蔵野大学のWebオープンキャンパス(6月21日)でも同時に公開されます!
主宰者の武蔵野大学文学部長 兼 文学館長の土屋忍は、「10年前に開始したこのプロジェクトは、100年前を視野に入れて100年後を見据えています。蓄積してきたさまざまなコンテンツを掲載し、さらに多くの表現者が集い、伝統(口承、芸能、文芸)と現代(写真、漫画、動画)とが出会う場の生成を実現していきたい」と、プロジェクトの目的を語ります。
このプロジェクトでは、作家や研究者、映画監督やカメラマン、俳優、エンジニア、建築家、編集者やデザイナーらプロのクリエイターと学生とがチームを組み、企画立案から調査・フィールドワーク・実制作・編集・公開に至るまでのプロセスでコラボレーションを行い、内外の専門家の評価に耐える作品づくりに取り組んでいます。Webサイトでは、その集大成となる映画や建築物、批評作品など様々なコンテンツを公開しています。
むさし野文学館は、様々な枠を超えた実験的なプロジェクトを立ち上げ、表現者が集い、コラボレーションしながら質の高い作品を完成させ、世界に発信することを目指します。
<むさし野文学館とは>
むさし野文学館は、秋山駿(文芸評論家)と秋山法子(装幀家)の物心両面からの支援により、武蔵野大学の文学部と工学部のコラボレーションが実現し、2018年4月、竣工に至りました。施設名になっている「むさし野」は、1906(明治39)年、大学生だった土岐善麿が『読売新聞』別冊(日曜版、文藝附録)に同級生の若山牧水とともに担当していた小蘭「むさし野」に由来します。"武蔵野”という地名をめぐる学問的追求は、江戸時代からありましたが、明治期の国木田独歩「武蔵野」(1898年)以降、"武蔵野”言説は文学を中心にして大きく展開されました。土岐と牧水の「むさし野」もその一つです。1965年、初代の学部長に土岐善麿を迎えて設立された武蔵野女子大学文学部日本文学科では、創立以来、武蔵野の文学の研究と創作と評論と紹介に努めてきました。その過程で大きな役割を果たしたのが、武蔵野大学で教鞭を取った大河内昭爾、秋山駿、黒井千次、三田誠広などの文学者です。「むさし野文学館」では、"武蔵野”をめぐる長年に渡る文学上の成果と、ゆかりの作家らの貴重な資料を収蔵・公開しています。
特に「最後の文芸評論家」と言われる秋山駿の旧蔵書や資料、日本における女性の装幀家としては草分け的存在である秋山法子の装幀コレクション、駅伝の創始者であり短歌や校歌、新作能の作者などとして幅広く活躍した土岐善麿らに関する研究においては、世界一の水準だと自負しております。
また、映画監督である小谷忠典がメガホンを取って学生たちを指導した所産である「ウエスト・トウキョウ・ストーリー」(88分/日本/カラー/ステレオ 製作:武蔵野大学 「西東京と紡ぐ文学」実行委員会、2016年劇場公開)や、むさし野文学館のインスタレーション動画「nobuko」「モオツァルト」など、他では見られない映像作品は、Webサイトの目玉といえるコンテンツです。2019年7月にマルセイユ国際映画祭(ワールドプレミア)に入選し上映された映画『たまらん坂』(小谷忠典監督、黒井千次原作、英語字幕付)も、文学館の製作によるものです。『たまらん坂』は、2020年度6月には、ドイツ・フランクフルトで毎年開催されている世界最大の日本映画のプラットフォーム「ニッポン・コネクション」(NIPPON VISIONS部門)にもノミネートされ、世界同時配信によりオンラインで上映されます(本邦初公開)。
これまでの研究成果を蓄積した「デジタルアーカイブス」も開設し、順に一般公開を開始し、武蔵野文学に関する情報を求める国内外の研究者にも有用なサイトとなっています。
むさし野文学館Webサイト https://www.musashino-bungakukan.jp/
むさし野文学館 施設 東京都西東京市新町1-1-20(武蔵野大学 武蔵野キャンパス内)
<プロジェクトの目的>
主宰者の武蔵野大学文学部長 兼 文学館長の土屋忍は、「10年前に開始したこのプロジェクトは、100年前を視野に入れて100年後を見据えています。蓄積してきたさまざまなコンテンツを掲載し、さらに多くの表現者が集い、伝統(口承、芸能、文芸)と現代(写真、漫画、動画)とが出会う場の生成を実現していきたい」と、プロジェクトの目的を語ります。
このプロジェクトでは、作家や研究者、映画監督やカメラマン、俳優、エンジニア、建築家、編集者やデザイナーらプロのクリエイターと学生とがチームを組み、企画立案から調査・フィールドワーク・実制作・編集・公開に至るまでのプロセスでコラボレーションを行い、内外の専門家の評価に耐える作品づくりに取り組んでいます。Webサイトでは、その集大成となる映画や建築物、批評作品など様々なコンテンツを公開しています。
むさし野文学館は、様々な枠を超えた実験的なプロジェクトを立ち上げ、表現者が集い、コラボレーションしながら質の高い作品を完成させ、世界に発信することを目指します。
<むさし野文学館とは>
むさし野文学館は、秋山駿(文芸評論家)と秋山法子(装幀家)の物心両面からの支援により、武蔵野大学の文学部と工学部のコラボレーションが実現し、2018年4月、竣工に至りました。施設名になっている「むさし野」は、1906(明治39)年、大学生だった土岐善麿が『読売新聞』別冊(日曜版、文藝附録)に同級生の若山牧水とともに担当していた小蘭「むさし野」に由来します。"武蔵野”という地名をめぐる学問的追求は、江戸時代からありましたが、明治期の国木田独歩「武蔵野」(1898年)以降、"武蔵野”言説は文学を中心にして大きく展開されました。土岐と牧水の「むさし野」もその一つです。1965年、初代の学部長に土岐善麿を迎えて設立された武蔵野女子大学文学部日本文学科では、創立以来、武蔵野の文学の研究と創作と評論と紹介に努めてきました。その過程で大きな役割を果たしたのが、武蔵野大学で教鞭を取った大河内昭爾、秋山駿、黒井千次、三田誠広などの文学者です。「むさし野文学館」では、"武蔵野”をめぐる長年に渡る文学上の成果と、ゆかりの作家らの貴重な資料を収蔵・公開しています。
特に「最後の文芸評論家」と言われる秋山駿の旧蔵書や資料、日本における女性の装幀家としては草分け的存在である秋山法子の装幀コレクション、駅伝の創始者であり短歌や校歌、新作能の作者などとして幅広く活躍した土岐善麿らに関する研究においては、世界一の水準だと自負しております。
また、映画監督である小谷忠典がメガホンを取って学生たちを指導した所産である「ウエスト・トウキョウ・ストーリー」(88分/日本/カラー/ステレオ 製作:武蔵野大学 「西東京と紡ぐ文学」実行委員会、2016年劇場公開)や、むさし野文学館のインスタレーション動画「nobuko」「モオツァルト」など、他では見られない映像作品は、Webサイトの目玉といえるコンテンツです。2019年7月にマルセイユ国際映画祭(ワールドプレミア)に入選し上映された映画『たまらん坂』(小谷忠典監督、黒井千次原作、英語字幕付)も、文学館の製作によるものです。『たまらん坂』は、2020年度6月には、ドイツ・フランクフルトで毎年開催されている世界最大の日本映画のプラットフォーム「ニッポン・コネクション」(NIPPON VISIONS部門)にもノミネートされ、世界同時配信によりオンラインで上映されます(本邦初公開)。
これまでの研究成果を蓄積した「デジタルアーカイブス」も開設し、順に一般公開を開始し、武蔵野文学に関する情報を求める国内外の研究者にも有用なサイトとなっています。
むさし野文学館Webサイト https://www.musashino-bungakukan.jp/
むさし野文学館 施設 東京都西東京市新町1-1-20(武蔵野大学 武蔵野キャンパス内)
映画「たまらん坂」情報
【オンライン上映】https://nipponconnection.com/en/event/158/tamaran-hill
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像