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認定特定非営利活動法人 Learning for All
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【新型コロナ】約5割の家庭が「生活に必要な品物が足りていない状態」に

~新型コロナウイルスの感染拡大を受け、子ども、保護者に緊急アンケートを実施~

認定NPO法人 Learning for All

2014年の設立後より「子どもたちの貧困に、本質的解決を。」というミッションを掲げ、困難を抱える子どもたちへ学習支援と居場所支援を展開する「NPO法人Learning for All (以下、LFA)」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、支援する子どもや家庭のニーズを把握するためにアンケート調査を実施しました。
そのアンケートの中で保護者へ「家庭で困っていること」を質問したところ、約半分となる55%が「生活に必要な品物が足りていない(マスク、消毒液など)」と回答しました。

今月7日に「緊急事態宣言」が出される前から休校になるなど、子どもだけでなく、その保護者にも普段の生活を送るのが難しい状態が今も続いています。この社会状況によって、もっとも悪影響を受けやすいのが生活困窮世帯であり、不登校や低所得家庭などの子どもたちにLFAは向き合ってきました。

そしてこの状況だからこそ、「子どもや世帯が本当に必要としているもの」が何なのか正しく把握する必要があると考え、68人の子どもと、72人の保護者に向けてニーズを把握するためにアンケート調査を実施しました。その結果から見えた世帯ニーズに基づき支援方針を固め、解決に向け行動してまいります。
「新型コロナ緊急支援プロジェクト by Learning for All 」特設ページ:https://learningforall.or.jp/topics/news/lfaemergencypjt/

■アンケート対象
・72世帯を対象に、72人の保護者と68人の子どもがアンケートに回答しました(4月20日時点)
・webアンケートだけでなく、電話等でも子どもや保護者と会話をし、細かくニーズをヒアリングしました

【子どもへのアンケート】
子どもは回答をした68人のうち、約53%が小学生、47%が中高生となっています。


「生活していて不安なことがあれば教えてください(複数回答可)」という質問に対しては、「友達に会えない」が上位に来ており、それ以降「体力が落ちる」「ストレスが溜まる」などが続いております。ここから「体力の低下、昼夜逆転、ゲームの時間の長さなど、子ども自身が課題意識を持っている」ことが見えます。


パソコンやタブレットを使ってやりたいこととしては、「勉強を教わりたい」の割合は約6割と最も高く、次いで「お話したい」が約4割となっています。
ここから、約4割の子どもがタブレットなどを通して、オンライン環境で話したり、相談したり、外部とのコミュニケーションを望んでいることが見えます。


【保護者へのアンケート】
「お子さんに対して不安なことを教えてください(複数回答可)」との質問に対しては、複数回答可ということもあり、多くの保護者が「規則正しい生活・学習・体力・ストレス」の4つの面で不安を感じていることが見受けられます。


「自宅のインターネット環境」の質問には約8割の家庭が「自宅にインターネット環境がある」と回答しています。しかし「インターネット環境がある」と回答した家庭の中には、
「学校から配られたオンライン学習がパソコンでしか出来ないが、家にパソコンがないので勉強をするのが難しい」「オンライン学習だと家のインターネットがすぐに速度制限に達してしまう」との声も挙がっており、インターネットにつながっていても、オンラインでの学習環境が整っていない家庭も多く見られます。



さらに、LFAでは休校や自宅待機要請などを受け、オンラインでの支援も動いております。「以下をオンラインで実施する場合は希望しますか」という質問に対しては、「オンライン授業」の需要が一番高く、その次に「雑談や相談」という回答となっています。この回答から、保護者からも子ども同様に「誰かと話したい・誰かに相談したい」とい気持ちが高いことがうかがえます。個別ヒアリングを行う中ではテレビのない家庭などもあり、助成金や国の情勢などの情報を聞知りたい、というのも考えられます。


「その他家庭で困っていること」を聞いたところ、「マスク・消毒液がない」「仕事に影響が出ている」「食糧がない」「学習教材がない」の順で回答が多く、まだマスク・消毒液の需要が高い中、手に入りづらい状況に置かれていることがわかります。
さらに給食がないため、1日家にいる子どもたちに食事を作る必要があり、それにより食費がかさみ、食糧の不足も出てきています。食糧の不足については、アンケート実施後、日を追うごとにニーズが高まってきており、LFAへの個別の相談件数も増え始めています。

他にも自由回答で出たものとしては、
「公共交通機関を使いたがらない母の通院へのつきそいが増えて、子どもとの時間が取れない。仕事も変わりたてで、なかなか覚えられない。(中3と高2の保護者)
「家事負担が大きくなり、仕事をする時間が減り収入が減った。」
「子どもと食事も違う部屋でとっている。子どもに湯船に入ってもらいたいから、私はシャワーだけにしている。会話も減り子どもの精神面が心配。
(匿名 高1の保護者)
など、子どもとのコミュニケーション量が減ったことや、仕事、収入(金銭面)で不安を感じているとの意見も出ています。

さらに個別で電話などでも子どもや、保護者にヒアリングをしたところ、下記のような回答がありました。

上記アンケートと個別ヒアリングのより詳しい内容は下記資料にてご覧いただけます。
https://drive.google.com/file/d/1LVtX9S6ppAPNvipLzlXN7GCrUst8CECM/view

■今後新たに取り組むこと
子どもと保護者のニーズ調査を経て、LFAでは以下の4つの事業を「新型コロナ緊急支援プロジェクト by Learning for All 」として立ち上げました。

①生活物資支給
②保護者の相談支援
③オンライン・オフライン学習支援
④全国学習支援NPOノウハウ発信


そして現在は、学校休校を受け3月の段階から準備をしていた「オンラインでの学習支援と生活支援」を開始しております。
4月に入り、タブレットの配布と家庭でのオンライン環境整備を経て、家にいる子どもたちと遊んだり、勉強を教えたりと接する機会を設けています。

子どもたちが自分の興味あるものなどを紹介する「今日の○○」での様子。
すでに画面共有やポインタの出し方まで覚えてタブレットを使いこなしており、説明すべきところに印をつけながら話す子もいます。生活支援では子どもの昼夜逆転などを防ぐために、朝10時からオンラインで集まる場をつくっています。


「だるまさんがころんだ」で遊ぶ様子。
一緒に遊んでいる子が映っている画面を見ながら、「写真みたいに止まってる!!こんなに動かないのすごい!」と大興奮している子もおり、子どもたちはみんな楽しそうでした。


​今回実施したことを通して発見したこととしては、不登校で普段は居場所支援拠点にもなかなか顔を出さない子どもが、オンラインだと参加してくれるという例もありました。

居場所支援同様に、小学校4年生以降を対象に行っている学習支援も現在オンラインで指導を行っており、教える中で下記のような感想を子どもや保護者からもらいました。


​指導を進めていく中で「タブレットの画面を通して指導するため、子どもの手元が見えない。子ども解答を間違えた際に、どこでつまずいているのかが把握しづらい」などの課題もあります。その中で子どもに安心してもらうために雑談の時間も通常の指導時よりも多めにとるなどの工夫をしながら指導にあたっております。

休校延長などの可能性も今後ある中で、オンライン指導の需要はより高まると考えられます。LFAではよりオンラインでの指導や支援の精度を上げ、ここで得たナレッジを家庭からのニーズに合わせて活用してまいります。
同様に「新型コロナ緊急支援プロジェクト by Learning for All 」では新たに緊急度の高い生活物資支給から、中長期的には全国にある学習支援NPOの向けてのノウハウ支援なども行ってまりいます。

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿5-1-1 ローヤルマンションビル404号室
電話番号
03-5357-7131
代表者名
李 炯植
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年07月
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