－次世代車に関する意識調査－ クルマ選びの“理想”と”現実“のギャップが明らかに！ドライバーの7割以上が「環境にやさしいクルマ」を求める一方…約9割が「価格」、次いで「燃費」を重視

ー次世代車購入、最大の壁は「車両本体価格」と判明ー

ビー・エム・ダブリュー株式会社（代表取締役社長:クリスチャン・ヴィードマン）は、地球環境保護に向けた次世代車普及のため、「次世代車に関する意識調査」を実施しました。本調査は、2020年4月11日から4月12日の期間、1か月に1度以上自動車に乗る、20歳～69歳の男女600名のドライバーを対象にインターネットによるアンケートを行いました。※本調査は一般の方を対象に実施しました。

調査結果サマリー
■クルマ選びで重視する基準、約9割が「価格」、次いで「燃費」、「ボディタイプ・サイズ」。
年齢によって重視ポイントに違いあり⁉
若年層ほど「デザイン性」、年齢を増すほど「安全性能」、「環境性能」を重視。

■約7割が「環境にやさしいクルマ」を求めているが、次世代車購入の壁は「車両本体価格」と判明。
次世代車普及の課題が明らかに。

■クルマ選び、7割以上がランニングコストを重視。一方、20代と60代でコスト意識に大きな差が。
20代の約9割が価格を重視しているにも関わらず、ランニングコストで検討する人はわずか4割。

■ガソリン車ドライバーの7割以上が次世代車ドライバーに好感。
次世代車ドライバーのイメージ、第1位は「経済的に余裕がある」、次いで「スマート」、「先進的」。

■ガソリン車ドライバーの約半数が「次世代車・ハイブリッドカーに乗りたい」。
さらに、次世代車ドライバーの約9割が「今後も次世代車に乗りたい」と回答。
次世代車の普及拡大が予測される調査結果が明らかに。

■「Nox」とは…？クルマの大気汚染物質の影響を知っている人はわずか約2割。
ガソリン車ドライバーは次世代車・ハイブリッドカードライバーに比べ環境意識が薄いことが判明。

※調査結果をご利用いただく際は問い合わせ先にご連絡の上、必ず「ビー・エム・ダブリュー調べ」と明記ください。
 

• クルマ選びの基準

クルマ選びで重視する基準、約9割が「価格」、次いで「燃費」、「ボディタイプ・サイズ」。
年齢によって重視ポイントに違いあり⁉
若年層ほど「デザイン性」、年齢を増すほど「安全性能」、「環境性能」を重視。

「次に車の購入・買い替えをするときに重視するのはどのような点ですか？ あてはまるものを全てお選びください。」という質問に対して、88.5％が「価格」と回答しました。次いで、「燃費」が74.5%、「ボディタイプ・サイズ・大きさ（積載人数、積載量）」に53.3%の回答が集まりました。全体的に「価格」と「燃費」のスコアが高いことから、クルマ選びにおいて経済的な要素が大きく関わることが分かりました。

また、年齢軸で重視する基準を比較したところ、年齢によって重視ポイントが異なることが判明しました。「デザイン性」の選択肢に着目すると、若い人ほどスコアが高いことが分かりました。一方で、「安全性能」、「環境性能」の選択肢に着目すると、年齢が増すほどスコアが高いことが分かりました。

＜Q6：次に車の購入・買い替えをするときに重視するのはどのような点ですか？ あてはまるものを全てお選びください。（男女、MA、n=600）＞
 

• 次世代車の購入検討に関して

「価格を気にしなくてよいとしたら、環境にやさしい車と一般的なガソリン車のどちらが欲しいと思いますか？」という質問に対して、73.8％が「環境にやさしい車」、「どちらかというと環境にやさしい車」と回答し、できることなら環境にやさしい車に乗りたいと思っているドライバーが多くいることが分かりました。

＜Q7：価格を気にしなくてよいとしたら、環境にやさしい車と一般的なガソリン車のどちらが欲しいと思いますか？（男女、SA、n=600）＞

一方で、ガソリン車ドライバーに対して「『次世代車』に乗らない理由はなんですか？ あてはまるものを全てお選びください」という質問をしたところ、48.3%が「車両本体価格が高いから」と最も多く回答し、次いで32.6%が「ガソリン車に不満が無いから」と回答しました。

＜Q10：「次世代車」に乗らない理由はなんですか？あてはまるものを全てお選びください（男女、MA、n=530）＞
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さらに、「次世代車」に対して魅力を感じない151名に「『次世代車』に対して「魅力を感じない」と答えた理由として、 当てはまるものを全てお選びください。」と質問をしたところ、最も多い55.0%が「車両本体価格が高い」と回答し、他の選択肢と比較しても非常に高いスコアの結果が出ました。これらの調査結果から、次世代車普及において、車両本体価格が課題として挙げられることが分かりました。

＜Q13：「次世代車」に対して「魅力を感じない」と答えた理由として、あてはまるものを全てお選びください。（男女、MA、n=151）＞
 

• コスト意識に関して

クルマ選び、7割以上がランニングコストを重視。一方、20代と60代でコスト意識に大きな差が。
20代の約9割が価格を重視しているにも関わらず、ランニングコストで検討する人はわずか4割。

「車の購入・買い替えを検討するときに、初期費用だけでなく、ランニングコストも含めて価格を比較しますか？」という質問に対して、70.3％が「ランニングコストを詳細に検討する」と回答し、車体本体価格だけでなくランニングコストまで詳細に比較をおこなうドライバーが多いことが分かりました。

＜Q18：車の購入・買い替えを検討するときに、初期費用だけでなく、ランニングコストも含めて価格を比較しますか？（男女、SA、n=600）＞

また、年齢軸で比較をすると、20代の42.5%が「ランニングコストはあまり検討しない」、「ランニングコストについて考えたことが無い」と回答しました。 20代は約9割が自動車の購入検討時に価格を重視しているにも関わらず、購入経験の少なさからかランニングコストに対する意識が薄いことが分かりました。

＜Q18：車の購入・買い替えを検討するときに、初期費用だけでなく、ランニングコストも含めて価格を比較しますか？（男女、SA、n=600）＞
 

• 次世代車ドライバーのイメージ

ガソリン車ドライバーの7割以上が次世代車ドライバーに好感。
次世代車ドライバーのイメージ、第1位は「経済的に余裕がある」、次いで「スマート」、「先進的」。

「『次世代車』に乗っている人に対してどのようなイメージを持ちますか？あてはまるものを全てお選びください。」と質問したところ、75.8%が次世代車ドライバーに対して好感的なイメージと回答しました。また、個別の選択肢を見ると、最も多い36.8%が「経済的に余裕がある」と回答し、次いで「スマート」に29.8%、「先進的」に27.0%という結果になり、次世代車ドライバーに対するイメージが判明しました。

＜Q14：「次世代車」に乗っている人に対してどのようなイメージを持ちますか？あてはまるものを全てお選びください。（男女、MA、n=600）＞
 

• 今後乗りたいクルマに関して

ガソリン車ドライバーの約半数が「次世代車・ハイブリッドカーに乗りたい」。
さらに、次世代車ドライバーの約9割が「今後も次世代車に乗りたい」と回答。
次世代車の普及拡大が予測される調査結果が明らかに。

「今後乗りたいと思う車のエンジン機構はどれですか」という質問に対して、58.3%が今後、次世代車、もしくはハイブリッドカーに乗りたいと回答しました。また、ガソリン車ドライバーは約半数の49.6%が次世代車、もしくはハイブリッドカーへの乗換を希望していることが分かりました。

一方で、次世代車・ハイブリッドカードライバーでガソリン車に乗り換えたいという人はそれぞれ4.9%、3.7%と、少数でした。さらに、次世代車ドライバーの87.8%が「今後も次世代車に乗りたい」と回答をしていることから、次世代車・ハイブリッドカーの普及はますます拡大していくと予測されます。

＜Q17.今後乗りたいと思う車のエンジン機構はどれですか（男女、SA、n=600）＞
 

• 自動車の環境意識

「Nox」とは…？クルマの大気汚染物質の影響を知っている人はわずか約2割。
ガソリン車ドライバーは次世代車・ハイブリッドカードライバーに比べ環境意識が薄いことが判明。

「自動車から排出される以下の大気汚染物質についてどの程度知っていますか？それぞれについてお答えください。」と質問をしたところ、CO2（二酸化炭素）の理解・認知度は高いものの、Nox（窒素酸化物）とPM（ススなどの粒子状物質）を正しく知っている人はそれぞれわずか25.5%、22.8%と非常に少ないことが分かりました。

＜Q19.自動車から排出される以下の大気汚染物質についてどの程度知っていますか？それぞれについてお答えください。（男女、SA、ｎ=600）＞

また、乗っている車のエンジン機構別に比較すると、ガソリン車ドライバーの理解・認知スコアが低く、次世代車・ハイブリッドカードライバーに比べて環境意識が薄いことが分かりました。

 

＜Q19.自動車から排出される以下の大気汚染物質についてどの程度知っていますか？それぞれについてお答えください。（男女、SA、ｎ=600）＞