新潟県三条市の小中学校・特別支援学級に「快段目盛」定規1200本寄贈

~三条市長 國定氏来場 新潟精機「快段目盛」贈呈式&特別支援学級の児童と「定規を活用した授業」をレポート~

新潟精機株式会社

 精密測定工具の製造・販売を行う新潟精機株式会社(新潟県三条市、代表取締役社長 五十嵐利行)は、新潟県三条市の小中学校・特別支援学級に「快段目盛」計1200本(市内の特別支援学級に通う児童へ「アクリル方眼定規 快段目盛 15cm」800本と、小中学校360学級に「カッティングアクリル方眼定規 快段目盛 30cm」400本)を2020年7月28日(火)に寄贈しました。
 当日は、会場である三条市立一ノ木戸小学校にて贈呈式並びに、 5・6年特別支援学級 スマイル6組の児童5名と、定規を使った測り方を学び、フェイスシールドづくりの製図に挑戦する「定規を活用した授業」を行いました。

三条市 市長 國定勇人氏(左) 新潟精機 代表取締役社長 五十嵐利行氏(右)三条市 市長 國定勇人氏(左) 新潟精機 代表取締役社長 五十嵐利行氏(右)

5・6年特別支援学級 スマイル6組の児童5名 授業の様子5・6年特別支援学級 スマイル6組の児童5名 授業の様子














 今回寄贈する商品は、目盛が読み取りづらくなった高齢作業員のために開発した“一目で分かり、読み違えにくい”「段差型目盛」を採用した定規です。2015年に一般の方向けにもアクリル製の定規を開発、発売すると、障がいのある子どもの支援を行っている作業療法士の先生の目に留まり、本商品を使用していただきました。発達障がいのある子どもの多くは集中力が欠如していることが多く、細かい作業などは難しいといわれていますが「快段目盛」定規を使用することで測ることができるようになったと、とても喜ばれました。また、大学の教授にも参加頂き意見交換会も実現し、障がいのある子どもがそこまで喜んでいただけるのであればぜひとも地元の子どもたちに使っていただきたい、という思いで、今回の寄贈に至りました。また最近は携帯、パソコンが必需品となり、目を酷使する場面が多くなり、疲れやすくなっているはず。目盛を読み易くすることで、少しでも疲労軽減にも役立てたいと思っています。

■会全体の流れ
 贈呈式は、三条市立一ノ木戸小学校の2階会議室にて行われました。はじめに、新潟精機株式会社 代表取締役社長 五十嵐利行と三条市 市長 國定勇人氏より挨拶がありました。続いて、五十嵐社長より國定市長へ、目録の贈呈が行われました。
 次いで、3階図工室に移動し、5・6年特別支援学級スマイル6組の児童5名とともに「“快段目盛”定規を活用した授業」を開催しました。五十嵐社長、國定市長それぞれ児童たちへのメッセージが送られました。その後、内山純一教諭の指導の下、図工室にある教材の長さを計測するなどして目盛について学び、フェイスシールドの製図に挑戦しました。

■「快段目盛」贈呈式
 贈呈式では、新潟精機 代表取締役社長 五十嵐利行氏から、三条市 市長 國定勇人氏に目録が手渡されました。
 五十嵐社長は、今回の快段目盛寄贈について「新潟精機では、多くの測定器具の製造販売を行っています。測定は全ての作業の基本なので、ハカルという行為を、まずは地元の子どもたちに体験してもらう良い機会になればと思う。自ら測ってそれを理解することで、その作業への、また自分自身への自信につなげてもらえれば」と語りました。

 寄贈を受け、國定市長は「本日は新潟精機様から快段目盛という利便性が高く、使いやすい定規を1200本寄贈して頂きました。僕自身、小学校2、3年生頃算数のテストで定規で測る問題に苦労しました。この快段目盛定規は、まさにコロンブスのたまご。定規はこれまで左から、右から数えるのが当たりまえだったが、この定規は段差になって視覚的にもわかりやすい。特別な支援が必要な子どもにかぎらずユニバーサルデザインとしてたくさんの方に使いやすい定規です。市内の小中学校にユニバーサルデザインの定規が提供いただけることで、算数だけでなく、ユニバーサルデザインも伝えられます。60周年事業だと伺っている。新型コロナで大変な状況だが、新潟精機様のますますの活躍を願っています」と話しました。

■「“快段目盛”定規を活用した授業」でフェイスシールドの製図を体験!
 会場となった三条市立一ノ木戸小学校 5・6年特別支援学級 スマイル6組では、寄贈された「アクリル方眼定規 快段目盛 15cm」を活用した授業が行われました。児童5名は、モノの測り方を学び、フェイスシールドなどの製図に挑戦しました。
 まずはじめに新潟精機五十嵐社長より「新潟精機では、モノを測る器具をたくさん作っています。快段目盛の定規は、目盛が階段状になっていて読み取りやすいのが特徴です。この定規を使って、さまざまのモノづくりを楽しんでもらえたらうれしいです」と挨拶がありました。また、市長からは「おじさんだとこの目盛が何ミリかと言われても数えないと分かりませんが、いまみんなが手にしている快段目盛定規だと階段で5ミリが終わってまたはじまると数えやすいですよね。これを新潟精機様が考えたんです。私にとっても、みなさんにとっても、おじいちゃん、おばあちゃんにとっても、みんなが見やすい定規ができました。もっともっと算数が好きになるかもしれません。もっといろいろな使い方をすればさらに便利さがわかるかもしれません。みんなの住んでいる三条市は色々なものをつくっているのが特徴です。新潟精機様は世界中に色々なものを作って販売している会社。三条にはこんなおじさんがたくさんいます。住んでいるまちで、こんなものを作っていると発見できるようになってほしいです。ぜひこの定規を大切に使ってください。」と児童へメッセージがありました。


 授業は、まず内山純一教諭が、実際に定規を使いながら、線の引き方を児童たちに教えました。その後フェイスシールドのサンプルを測り、製図に挑戦しました。
 児童たちからは「うまくはかれた」(スマイル6組A君)「またやってみたい」(スマイル6組B君)という声が上がりました。また内山純一教諭は「子どもたちにとって、この定規は読みやすいようだ。はかる事を覚えたら夢中で取り組んでいた。自分で測って自分でつくる事の経験が子どもたちの自信に繋がると思うので、これから積極的に定規を使ってくれるだろう。後日フェイスシールドを完成させて子ども達の成果として渡したい」と語りました。

 

 

 

 

市長から児童へ快段目盛定規のお渡し市長から児童へ快段目盛定規のお渡し

快段目盛を使ってフェイスシールドの製図をしている様子快段目盛を使ってフェイスシールドの製図をしている様子










■“一目で分かり、読み違えにくい” 「快段目盛シリーズ」とは
「快段目盛」シリーズは、新潟精機の高齢作業員のために開発されました。新潟精機が意匠権を取得した新発想の「段差型目盛」を採用することで、1mm単位の目盛を一目で把握でき、高齢者や障がいのある方でも目盛が読み取りやすい定規を目指しました。アクリル方眼定規は中央を0とした中央基点目盛で、左右への寸法割り振りも簡単で、罫線を引く作業も線が見分けやすい事で作業性が向上します。シリーズ累計120万個売り上げる人気商品です。

■会社概要
新潟精機株式会社は、新潟を拠点に精密測定工具の製造・販売を主事業としており、今年で創業60周年を迎えます。モノとサービスを通じて、お客様に便利さと楽しさを提供する事を企業理念に掲げており、常に相手の立場に立ったものづくりに信念を持って取り組んでいます。

【所 在 地】新潟県三条市林町1丁目22番17号
【代 表 者】代表取締役 社長 五十嵐利行
【設    立】1960年(昭和35年)8月3日
【事業内容】
1. 精密測定工具製造・販売
2. DIY向商品製造・販売
3. 輸入商品取扱販売

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会社概要

新潟精機株式会社

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業種
製造業
本社所在地
新潟県三条市林町1丁目22番17号
電話番号
-
代表者名
五十嵐利行
上場
未上場
資本金
4000万円
設立
1960年08月