視覚的コラボレーションツールを提供するMURAL、Insight Partnersをリード投資家とする1億18百万ドルのシリーズB資金調達を発表し、世界的な成長を加速

リモート・ワーク環境下においても視覚的コラボレーションを通じてイノベーションを推進するため、世界各国の企業がMURALを活用。MURALは過去1年間で百万人以上の月次アクティブユーザー成長と年間3倍の売上成長を記録。

東京— 2020年8月31日 — 企業において視覚的コラボレーションを可能にするデジタル業務空間を提供するMURALは、1億18百万ドルのシリーズB資金調達を実施しました。今回の資金調達はInsight Partnersをリード投資家とし、Tiger Global、Slack Fund、WiLが参加したほか、既存投資家であるGradient Venturesも追加の投資を実行しました。加えて、Qualtricsの共同創業者CEOであるRyan Smith氏、かつてマイクロソフトのSVP及びHPのCOOを務めた現AthenePartnersのCEOであるBill Veghte氏、かつてGainsightでCOOを務めたAllison Pickens氏も投資家として今回の資金調達に参加しました。Insight Partnersのマネージング・ディレクターであるJeff Lieberman氏がMURALの取締役として、同じくマネージング・ディレクターであるNikhil Sachdev氏がオブザーバーとして、取締役会に参画しました。

今回のシリーズB資金調達を通じ、MURALは企業内における新しいタイプのチームや利用シーンへの拡大を目指し、営業活動を世界規模に拡大するとともに、製品開発の加速、及びデザイン思考やアジャイルといったアプローチを伝播するファシリテーターのコミュニティとの関係をさらに強化する予定です。

 

【MURALの機能について】
企業内のチームやコンサルティング業界のリーダーたちは、MURALが可能にする視覚的コラボレーションを通じて、チームの共通理解を醸成しつつ、問題解決を推進しています。単なるオンラインのホワイトボードと一線を画すMURALは、これらの企業のイノベーションを加速する存在として、リサーチやデザインのコラボレーション、アジャイルやデザイン思考を活用したワークショップなど、様々な場面でコラボレーション空間として機能しています。MURALはSlack、Microsoft Teams、Dropbox、JIRA、Google Drive、GitHubなどのプラットフォームと連携して使うことができます。

 

 

バーチャル空間でホワイトボードのように機能します

 

【投資家からのコメント】
◆Insight Partners マネージング・ディレクター Jeff Lieberman氏
ーーMURALは世界的な大企業の数多くで大規模に導入されており、大企業の求めるソフトウェアの要件を満たす優れた製品を提供してきた実績を有しています。MURALはスタートアップからスケールアップのフェーズに移行しました。既にMURALを活用する、世界を代表するフォーチュン500企業における急速な利用の拡大に加えて、極めて迅速なペースで新規顧客を獲得する他、MURALを活用するコンサルティング・パートナーのネットワークを拡大しています。Insight Partnersは企業内におけるチーム・コラボレーションの促進を支援するため、MURALの展開を支援することを楽しみにしております。

◆Slackファンド ディレクター Jason Spinell氏
ーーSlackファンドは、働き方の未来を再発明する企業、特にリモートワークがもたらす新しい問題を解決する企業に投資しています。視覚的な仕事の記録を残すツールとして、MURALは大規模なスケールでイノベーションとコラボレーションを促進することを可能にします。Slackと統合して使うことで、MURALのソリューションはリモートワークを行うチームがお互いにコミュニケーションをとり、想像力を駆使して仕事にあたることが可能になります。

◆WiL パートナー 代田常浩氏
ーー日本を含む世界において、働く環境は「対面・非対面」の二者択一ではなく、「ある人は会議室、またある人はオンライン」というハイブリッドになっていくと、私達は考えます。そしてこの変化は、数十年に一度の大きな、長期的に存続する変化だと考えます。MURALを使えば、チームがどこにいても、皆のアイデアを集め、そのアイデアを形にするためにチームが協力して前進することができます。オンラインと対面が入り交じる職場で、人々が創造性を発揮するのを助けるため、WiLはMURALへ出資し日本を含む世界への展開を支援して参ります。

【MURAL 共同創業者兼CEO Mariano Suarez-Battanからのコメント】
想像力は仕事の現場でイノベーションを起こす鍵と言えます。視覚的なコラボレーションの方法はその過程で非常に重要なものです。世界各地のアーリーアダプターは、想像力をイノベーションの形に変えていくための視覚的コラボレーションに取り組む時、人々が同じ会議室にいる必要はないと気づきました。製品戦略、プロセス改善、顧客との協働など、重要なテーマに取り組むのに、遠隔からでもそれは可能であると気づいたのです。今日、多くの人が、こういったアーリーアダプターが実践してきたリモートワークのあり方に習おうとしています。今回の調達資金を活用し、MURALはチームを拡大しそのような世界中の企業・チームを支援して参ります。

MURALの年間売上高は過去1年で3倍に、従業員数は2倍に成長したほか、月次アクティブユーザー数は約100万人増加しました。世界的な大企業であるIBM、Autodesk、Intuit、GitHub、及びAtlassianといった企業ではいずれも、数万人規模の従業員が毎月MURALを活用しています。

【30日間フリー・トライアルのお知らせ】
企業サイト（https://www.mural.co/）からご覧いただけます。更に、MURALは教育の現場での利用に無料で開放されており、コンサルティングの現場で活用される場合においても、コンサルタント・ネットワークを通じて無料で開放されています。

◆会社概要
【MURALについて】
MURALは企業における視覚的コラボレーションを可能にするデジタル業務空間を提供します。視覚的な方法でチームが協力し問題を解決したり共通認識を獲得するために世界中の様々な企業でMURALが活用されています。単なるオンラインのホワイトボードを超えた存在として、MURALの用途は製品戦略からアジャイル開発、デザイン思考のワークショップまで、多岐に渡ります。
IBM、IDEO、Autodesk、Intuit、GitHub、及びAtlassianをはじめとした世界的な企業の多くが、MURALを使うことで、従業員があらゆる場所からチームワークを発揮することを可能にしています。
※詳細は企業サイト（https://www.mural.co/）よりご覧いただけます。

【Insight Partnersについて】
Insight Partnersは、産業の変革を主導する高成長のテクノロジー及びソフトウェア企業に投資するベンチャー・キャピタル及びプライベート・エクイティ企業です。1995年に設立されて以来、300億ドルを超えるファンドを設立し、400社を超える企業に投資してきました。Insightのミッションは、ビジョンを持つ経営者達を見つけ、資金を提供し、協働することで成功に導くことであり、長期的な成功を実現するために、ソフトウェアの専門知識を活用した実践的なハンズオンの支援を実施します。Insightは、スケールアップする企業とその成長はすべての人に機会を創出するという信念に基づく企業文化を、従業員及び投資先とともに伝播しています。
※詳細は企業サイト（https://www.insightpartners.com/）及びTwitterアカウント（@insightpartners）から御覧頂けます。

【WiL（World Innovation Lab）について】 
WiLはシリコンバレーと東京を拠点に、金融・メーカー・広告・通信など国内有数の大手企業とのパートナーシップを組み、日米を中心としたベンチャー企業への出資及び事業支援を行っています。これまでに、mercari、ラクスル、SORACOM、SmartHR、Algolia、Asana、Auth0、Automation Anywhere、MURAL、Kong、及びTransferWiseなどへの投資を実行しており、事業成長に必要なリソース支援や日米の強固なネットワークを活かし海外展開なども支援してきました。加えて、次世代のイノベーターの育成を目的とし、パートナー企業を対象にさまざまな研修や教育機会を設けているほか、パートナー企業内に眠る社内IPを活用した新規事業創出にも力を入れています。
※詳細は企業サイト（https://wilab.com/ ）より御覧いただけます。