NY発ユニコーン、フレキシブルワークスペース事業者Knotelが日本進出

第一号スペースを品川にオープンし、日鉄興和不動産と業務提携

Knotel Japan株式会社

2020年9月28日 12時00分

米国ニューヨーク本社の「Knotel Inc（以下、Knotel）」は、世界各国の主要17都市、200以上の拠点において、フレキシブルワークスペースを運営するリーディングカンパニーです。Knotelは顧客企業の働き方や要望に合わせて、スペース選定から内装設計デザイン、工事管理、家具手配、入居後の運営までオフィス移転やレイアウト変更の際に必要となる全工程を一括して提供しています。

今回Knotelは、日本における第一号スペースとして、日鉄興和不動産株式会社とDNX Venturesが共同で運営するインキュベーションオフィスSPROUNDの設計・内装デザイン・施工管理を実施し、9月28日にオープンしましたことをご報告致します。

また、Knotelは日鉄興和不動産株式会社と業務提携契約を締結し、今後国内外の企業向けにフレキシブルワークスペースを共同でマーケティングしてまいります。不動産オーナーとパートナーシップ契約を締結して、テナント企業の目線に立った柔軟性の高いサービスを提供することで、Withコロナ時代の新しい働き方や人数の変化にも柔軟に応できるワークスペースを実現していきます。

レイアウトが自由に変更できるKnotelのフレキシブルデザイン

Knotelオリジナル家具の昇降式デスク業務に集中できるフォーカススペース

■ Knotelの日本展開
今後の日本展開として、Knotelはグローバルプラットフォームとオリジナル家具Geometry（可動式ミーティングブース等）を活用して、デザイン性、経済性、柔軟性の優れた設計デザインを追求していきます。現在、商業スペースを転換する新たなワークスペースを準備中で、株式会社サンブリッジコーポレーションのグループ企業が入居し、海外スタートアップの日本進出や日本企業の海外進出を支援する拠点を作る構想です。

■ Knotelの概要説明
Knotel（ノーテル）は2015年にニューヨークで創業したフレキシブルワークスペースを運営する企業です。現在、世界各国の主要17都市200以上の拠点で、46万平方メートル（約14万坪）のワーススペースを運営するリーティングカンパニーです。Knotelはこれまで森トラスト株式会社、伊藤忠商事株式会社と株式会社マーキュリアインベストメントが共同組成したBizTechファンドの日本企業を含む複数社から5億ドル以上を調達しており、企業価値が10億ドルを超えるユニコーン企業として成長中です。

■ Knotelの事業説明
Knotelはコワーキングではなく、企業向けに柔軟性の高い専有ワークスペースを提供しています。それぞれの企業の働き方や要望に合わせて、オフィス移転やレイアウト変更の際に必要となる全工程をワンストップで提供します。最適な物件選定から内装設計デザイン、工事管理、家具発注、入居後の運営まで顧客企業に合わせて提供するサービスです。従来のオフィス賃貸契約では、テナント企業は長期の契約期間に縛られて、多額の初期費用と原状回復費用がかかり、オフィス移転に関わる煩雑な業務が悩みとなっていました。また、不動産オーナーとしては、今後空室率が上がるにつれて、従来の賃貸形態に加えてテナント満足度を向上させる付加価値サービスが益々求められています。そこでKnotelは不動産オーナーとパートナーシップを組むことにより、各企業のニーズに柔軟に対応できるフレキシブルワーススペースを展開し、Withコロナ時代の新しいワークスペースを実現していきます。

■ Knotel Inc General Manager, Japan / 日本代表藤澤正太郎よりコメント
将来の見通しが立たない環境下、日本国内でもフレキシブルワークスペースのニーズは高まっています。例えば、日本では従来の賃貸借契約で内装に初期費用をかけても、退去時に原状回復工事が必要となるケースが多く、非効率であり環境にも優しくありません。今後も日本特有の商習慣を踏まえて、不動産オーナーと顧客企業が抱える課題に向き合いながら、Knotelのグローバルネットワークとオリジナル家具を活用した新しいワークスペースの在り方を提案していきたいと考えております。

Knotel Geometry 柔軟に置く場所や大きさを変えられるオリジナル家具