「東京ビエンナーレ2020/2021」が初開催に向けてクラウドファンディングに挑戦
アーティスト×市民の協働、東京で国際芸術祭の実現を!
この度、一般社団法人 東京ビエンナーレ(事務局:東京都千代田区)は、2021年夏の「東京ビエンナーレ2020/2021」初開催実現のため、クラウドファンディングでの支援を募ることとなりました。
今夏開催予定だった同芸術祭は、新型コロナの影響で1年間の延期を余儀なくされ、結果、再調整費・諸維持費をめぐる切実な資金難に直面しています。そこで、地域の人々やアーティストらと共に進めてきたこの芸術祭を何とか実現すべく、クラウドファンディングで皆様からのご支援を募ることとしました。
ご支援者へのリターンには、芸術祭ならではのユニークな内容も用意します。民間主導で「市民がつくりあげる芸術祭」実現のためのこの挑戦に、ぜひご支援をお願い申し上げます。
クラウドファンディング概要=====
ウェブサイト:https://readyfor.jp/projects/tokyobiennale/
【実施期間】2020年11月11日(水)〜12月25日(金)
【目標金額】500万円
【主な使途】
開催会場(千代田区・中央区・文京区・台東区の学校や歴史的建造物、公共空間、遊休空間、水辺など50カ所程度)の再調整費、および開催の1年延期による諸維持費
【リターン】
芸術祭チケットや図録のほか、参加作家による限定グッズ、作品、プロジェクト体験権など (詳細はクラウドファンディング開始時に公開予定)
【関連イベント】
11月13日(金)「佐藤直樹による公開制作&トーク」(聞き手:小金沢智[キュレーター、東北芸術工科大学専任講師])をオンライン配信。詳細は上記のクラウドファンディングサイトでご案内します。
■クラウドファンディング挑戦にあたって
総合ディレクター 中村政人・小池一子より
東京ビエンナーレは、アートのための国際催事というより、「同じ時代の表現者が同じまちを舞台に、しかし各々の方法で面白いことをやっている」状況からライブ感あるシーンが発芽し、エネルギーとなる場をつくりたいと考えています。加えて、開催エリアに暮らし・働く市民の方々と専門家で「市民委員会」を立ち上げ、地域と共に活動を続ける「エリアディレクター」となり、まちに宿る文化資源を感じながら、地域の方々と作り上げていくのも、大きな特徴です。東京という都市にこうした枠組をつくることで、多様性と協同性が共存し、個人の想像力と都市の想像力がシンクロする芸術祭を実現しよう、と皆で準備を進めています。
そして、東京ビエンナーレは行政主導とも異なる、市民がつくる芸術祭です。だからこそアートへの関心や価値観の違いを超えて多くの方々と、この体験を共有したいと願っています。それは、新型コロナの経験もふまえた新たな東京の見え方を生み、既存の価値を読み替えるきっかけにもなるはずです。
私たち自身、今回まさに新型コロナの影響で開催延期・資金難の大きな苦境に立っていますが、これを乗り越えてぜひ皆さんと共に初開催を実現したく、クラウドファンディングに挑戦する次第です。ご賛同いただけるなら、ぜひともご支援をお願い致します。
■「東京ビエンナーレ2020/2021」開催概要
「東京ビエンナーレ」はかつて戦後の復興期、上野の東京都美術館で行われていた国際展でした。そこから半世紀が経ち、新しい東京ビエンナーレが立ち上がります。それは東京のまちを舞台に世界中から幅広い表現者が集結し、まちに宿る文化を感じ取りながら地域と共に作り上げる芸術祭です。ビエンナーレの名称が示すように、2年に一度の継続開催を目指しています。【名 称】東京ビエンナーレ2020/2021 見なれぬ景色へ ―純粋×切実×逸脱―
【期 間】2021年7月〜9月 ※会期は変更になる場合があります。
【会 場】
会場は千代田区・中央区・文京区・台東区の小学校や大学、歴史的建造物、公共空間、店舗・住 宅を含む遊休空間、水辺など50カ所程度を予定。
【参加アーティスト】
伊藤ガビン、宇川直宏、佐藤直樹、高山明、立花文穂、椿昇、竹内昌義+中田理恵、津村耕佑、遠山正道、内藤礼、藤浩志、畠山直哉、宮永愛子、山縣良和らに加え、公募アートプロジェクト 「ソーシャルダイブ」で選ばれたクレイ・チェン(シンガポール)、陳飛豪(台湾)、アリー ナ・ブリゥミス+ジェフ・ブリゥミス(アメリカ)、遠藤薫(日本)ら国内外のアーティストを 含む合計64組。また、「批評とメディアの実践プロジェクト[RELATIONS]」「学環創出プロ ジェクト」などのソーシャルプログラム群も予定。約70のアーツプロジェクトを実施する。
ウェブサイト: https://tb2020.jp/
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