日本酒の NFT マーケットプレイス「SAKE WORLD NFT」が11月始動
日本酒は熟成や冷凍などを楽しみながら、資産化する時代へ
株式会社リーフ・パブリケーションズ(所在地:京都市中京区、代表取締役:髙野和也)は、NFTの形式で⽇本酒の引換えチケットを販売するマーケットプレイス「SAKE WORLD NFT」(以下「本サービス」)※1を2023年11⽉に開始予定です。
まず、本サービスの特徴は、日本酒の「保管方法及び引渡時期」を選択できる点にあり、利用者は購入時に①冷凍保管後に引渡し、②熟成保管後に引渡し、③即時引渡しから選択ができます。近年日本酒業界では、付加価値向上のため、製造直後の生酒等を急速冷凍で凍らせる※2、または一定期間熟成させる※3という取組みが行われています。本サービスでは、この取組みを利用者の判断で選択できるようにすることで、普通の通信販売のようにインターネット上で日本酒を購入できるだけでなく、冷凍による価値の保存や、熟成によるおいしさと価値向上にチャレンジできるなど、⽇本酒ファンの UX(ユーザーエクスペリエンス)を向上させます。
また、本サービスで購入した冷凍/熟成日本酒の引換チケット(NFT)は、本サービス上で2次流通(転売)※4することができます。これにより、日本酒に対して転売可能な「資産」としての側面を持たせ、飲用以外の新たな価値を生み出します。
本サービスは、酒蔵にとってもメリットがあります。具体的には、まず2次流通(転売)が行われた場合、売買価額に応じてロイヤリティ(手数料)が付与される点で、酒蔵には経済的なメリットがあります。また、酒蔵は、本サービスを利用することで、熟成予定等の商品が完成する前に、NFTで発売することも可能となります。これは、実質、日本酒のクラウドファウンディングの機能も果たすものであり、新たな酒造りに挑戦する酒蔵は、将来製造する日本酒による資金調達を行うことができるというメリットがあります。
國酒である日本酒は、地域の歴史・文化・伝承など様々なエッセンスが詰まった“地域アセット”であり、グローバル発信における切り札となり得るコンテンツです。弊社は、日本酒業界を盛り上げるべく京都市※5内を中心に数多くの試飲イベント等を実施して参りましたが、今般は、本サービスにより日本酒に新たな価値を付与し、新たな日本酒経済圏を築くことによって、日本酒の再興・世界展開に貢献したいと考えています。
1.本サービスの概要
2.利用者が本サービスで出来ること
(1)利用者は、本サービス上で、日本酒と引換えが可能なチケット(以下「NFT」)を購入することができます。
(2)利用者は、NFTの購入時、日本酒の引渡時期について、①冷凍保管後に引渡し※6、②熟成保管後に引渡し※7、③即時引渡しから選択することができます。
(3)利用者が、NFT購入時に①冷凍保管後に引渡し、または②熟成保管後に引渡しを選択した場合、利用者は保管期間を併せて指定できます。弊社は、当該期間、弊社の指定倉庫で該当日本酒をお預かりします。
(4)利用者は、弊社に日本酒を預けている間、本サービス上で購入したNFTを売却することができます。
(5)本システム上でNFTを行使した場合には、該当の日本酒を引取ることができます。
3.酒蔵が本サービスで出来ること
(1)本サービスで自らが製造する日本酒と引換え可能なチケット(NFT)を出品することができます。
(2)将来製造又は販売予定の日本酒をNFTとして販売することができます。
(3)出品したNFTが本サービス上で売買された場合、酒蔵は売買価額に応じて予め設定されたロイヤリティを得ることができます。
(4)冷凍/熟成に適さない日本酒を出品する場合、出品時にこれらのオプションを選択ができないように設定できます。
4.今後のスケジュール(予定)
2023年9月26日 Sake World NFT記者説明会 場所:京都府庁 旧本館 14:00〜15:30
2023年11月 Sake World NFTサービスローンチ
2024年3月 Sake World Summit 2024(仮)開催
5.事業/イベント等協力体制
出品酒蔵(五十音順)/池本酒造、笑四季酒造、岡田本家、北川本家、北島酒造、熊野酒造、佐々⽊酒造、城陽酒造、多賀株式会社、⽵内酒造、⻑⿓酒造、浪乃⾳酒造、富久錦酒造、藤本酒造、増⽥德兵衞商店、松井酒造(2023年8月時点)
イベント共催・後援/京都府、後援/京都市 オブザーバー/月の桂 十四代目 増田 德兵衞 氏
協力酒類流通事業者/株式会社飯田 冷凍技術協力/株式会社デイブレイク
※1 令和元年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ビジネスモデル構築型4次公募)採択事業(2023年3月)
※2 近年、日本酒を急速冷凍することで、そのおいしさをそのまま閉じ込め、日本酒の価値を保存するという取組みが日本酒業界において取組まれております。
※3 ワインにはじまり、ウイスキー、ブランデー、マディラなど世界の酒類は「時間」をキーワードとして価値が醸成されています。近年、日本酒についても「時間」に軸をおいた熟成酒が注目されており、海外の品評会では熟成酒部門も設立されています。
※4 日本酒を販売する行為は、「酒類の販売業」(酒税法9条1項)にあたり、酒類販売業免許を保有しない者が日本酒を販売した場合には酒税法に抵触する可能性があります。弊社は、監督官庁に対して、本サービス等の内容を説明した結果、弊社の説明内容を前提とする限り、酒類販売業免許を保有しない者が、本サービス上で日本酒と引換可能なチケット(NFT)を販売する行為については酒税法に抵触しない旨の回答を得ております。
※5 京都市は、2013年に全国で初めて「京都市清酒の普及の促進に関する条例」(いわゆる日本酒乾杯条例)を制定し、2023年1月で10周年を迎えました。
※6 冷凍保管…液体冷媒を使った急速冷凍機により、急速冷凍した後、弊社指定の冷凍庫で保管します。
※7 熟成保管…弊社指定の保管庫において、低温度帯で冷蔵保管します。
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