ソーラーカード式デザインデバイス「LNES SL-02」12月4日(金)からテスト発売開始
化学素材メーカーがtoC向けサステナブル製品を開発 “便利の追求”ではなく、あえて“エコな手間”SDGs視点の超小型・薄型太陽電池を活用した新製品
日本ゼオン株式会社(社長:田中 公章)は、オープンイノベーションプロジェクトとして展開する「project LNES」の第2弾として、12月4日(金)よりソーラーカード式デザインデバイス「LNES SL-02」を試験的に発売いたします。
イノベーションの力で太陽光を身近に 化学素材メーカーで培ってきた生活に溶け込む技術でサステナブルを実現 ● 日本ゼオンの強みであるナノカーボン技術を活用して、圧倒的薄さと軽さの超小型太陽光電池 「SOLAR CARD」を開発 ●東日本大震災を機に日常生活で電力を常備する必要性を感じ、化学素材の技術を通して 生活者への直接アプローチを目指すプロジェクトが発足 ●2015年のSDGsの採択、そしてコロナ影響による生活者のサステナビリティへの関心の向上な どを経てプロジェクトが具体化し、「心の安心」を具現化した今回の製品発売に至る ●新しい生活様式に溶け込むサステナブルを目指し、太陽光をより身近な存在に感じられるよう、 太陽光パネルを手のひらサイズに設計 ● “便利の追求”ではなく、今必要とされる“エコな手間”をあえて製品に組込むことで 生活者に新たな価値を提供 |
この度発売する、「LNES SL-02」は、これまで日本ゼオンが長年培ってきたプラスチック技術とナノテクノロジーの融合技術を活用し、toC向けの製品としてプロジェクトの中で開発された「SOLAR CARD」を使用しています。5種の灯り機能とスポット的充電機能を搭載しており、もしもの時に「心の安心」を得られる製品です。生活者検証で得られたニーズに基づき、 “エコな手間”をあえて製品に組込むことで生活者に新たな価値を提供しています。
当社は新型コロナウイルスの影響で生活者のSDGsへの関心が高まる中、「project LNES」を通じて今までにないサステナブルな暮らしを提案していきます。今まで屋根への設置などが主流だった太陽光発電の技術を、産官学連携で培った独自技術によって向上させることで手のひらサイズを実現。太陽光発電の技術がこれからの新しい生活様式に根付くことを目指しています。また、在宅時間の増加を機に広がっている、ベランダやリビングでのキャンプスタイルシーンでも、この製品が太陽を通じて自然との共生を感じ、「心の安心」を得られるアイテムとして活躍することを期待しています。
■「LNES SL-02」について
『楽しもう、このリズム』をコンセプトに、空間を彩るジョイント式ソーラークリエイティブアイテムです。日本ゼオンが持つプラスチック技術とナノテクノロジーの融合技術を活用し、開発された「SOLAR CARD」を使用しています。5つのライトモードで日常をおだやかに彩ったり、緊急時の安心・安全のための補助アイテムとなる灯り機能のほかに、サブ機能としてスポットチャージ機能※1が搭載されています。もしもの時に、ささやかな充電機能として活用することも可能で、4~5時間程度のソーラーカード充電(3枚)により太陽さえあれば、もしもの有事に電源切れしても、どこでも60分程度の通話や十数分程度の通信が可能です。
※1 電源切れしたスマートフォンの電源を数%程度スポット的に回復させること。
LNES SL-02公式サイト : http://www.lnesproject.jp/sl02/
【デザインコンセプト】
LNES Design
追求先をモノではなく、地球が育む生命的な知性として機能を追求した生命美(地球美・自然美)を追求した有機的なフォルムデザインを実現しました。
日常生活の中に溶け込みやすく手に取りやすくするために、デザインや軽さにこだわっています。
LNES Usability
太陽と暮らし空間、ヒトとのインターフェースとしてUI-UXを思考し、カードの稼働や脱着、ポール/トップなどの使い勝手の良いファンクショナルデザインを追求しました。
LNES Color
未来を示すグレーを基調に、新緑や青空・海も想起しつつ、アウトドアやインテリアデザインなどライフスタイルにも馴染むカラーを考案しました。
【主な機能】
情緒的機能
ほたるのように揺らぐあたたかいランプ機能搭載
キャンプやベランダなどで過ごす穏やかな夜のひと時を、もぎ取った太陽の光で照らす幻想的な灯りです(連続灯もあります)。
安心便利機能
白色LEDライト搭載
キャンプ時などの暗がりを照らし、もしもの時にもちょっとした手元灯として使える懐中電灯機能です。白色光を採用してより安心感のある灯しを実現しています。
もしも機能
スポット的チャージ機能搭載
もしものときには太陽があれば電源切れしたスマートフォン(詳細は仕様)を回復させ、わずかな時間の通話可能性を実現します(外部電源からも充電できます)。
【「エコプロOnline 2020」について】
2020年11月25日(水)から28日(土)まで、オンラインで開催される国内最大級の環境展示会「エコプロOnline 2020」に出展します。
会期 :2020年11月25日(水)~28日(土)[コアタイム 10:00-17:00]
(会期後、12月25日(金)までアーカイブを公開)
※SDGsに向けた対談あり 15分×3回
主催 :日本経済新聞社、(一社)サステナブル経営推進機構
入場料 :無料(登録制)
公式サイト:https://eco-pro.com/2020/
【テスト販売について】
日時 :2020年12月5日(土)~1月上旬 (※なくなり次第終了)
場所 :湘南T-SITE(〒251-0043 神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目20番-1)
二子玉川 蔦屋家電(〒158-0094 東京都世田谷区玉川1丁目14番1号)
オンライン販売 :12月1日(火)より蔦屋家電通販サイトにて予約開始
蔦屋家電通販サイト:https://store.tsite.jp/
価格 :12,800円 → テスト販売特価 9,500円(税込み) (保証期間6か月)
個数 :最大200セット
特典 :モバイルポーチ及びカラビナが購入者全員へプレゼント
「LNES SL-02」の発売に伴い、「エコプロ展2020」で製品が展示されるほか、12月4日(金)より 二子玉川 蔦屋家電 と 藤沢 湘南T-SITE にて店頭販売をします。また、12月5日(土)~6日(日)には、湘南T-SITEの屋外を開放し、都市(街)と自然をつなぐ都市キャンプを通して新製品を体験してもらう「LIGHT-SCAPE DESIGNCAMP」や、キャンパーインスタグラマーのYURIE氏とオリンピック候補サーファーの石川拳大氏によるライブコマース対談企画イベントも実施予定です。
【「LIGHT-SCAPE DESIGNCAMP」について】
20組限定で、湘南T-SITEでキャンプイベントを開催。湘南T-SITEの屋外を開放し、実際にテントの設営をして「LNES SL-02」の灯りで盛り上げた夜の会場で宿泊してもらいます。
会期 :2020年12月5日(土)~12月6日(日)
※荒天の場合は12月19日(土)に順延
時間 :12月5日(土) 10:00~12月6日(日) 10:00
場所 :屋外プロムナード
定員 :20組(1組最大3名様まで/5歳以上)
公式サイト:https://store.tsite.jp/shonan/event/t-site/17020-1112331108.html
【「ライブコマース対談企画イベント」について】
アウトドアインフルエンサーとして様々な分野で活躍するYURIE氏と社会人アスリートとしてサーフィンやNGO活動を精力的に行う石川拳大氏によるライブコマース対談企画イベントも実施予定です。
会期 :2020年12月5日(土)
時間 :16:00〜17:00
内容 :新製品の魅力やこれからの時代のサステナブルライフスタイルをテーマにトークショー及びライブコマース
YURIE
デザイナー/アウトドアコーディネーター/インフルエンサー
1988年群馬生まれ。キャンプや旅、アウトドアを楽しみながら、その魅力を「ソトアソビ」というライフスタイルとして発信。グランピング施設のスタイリングや執筆のほか、ファッションや雑貨の商品企画・アウトドアアイテムのプロデュースも手がける。インスタグラム(@yuriexx67)のフォロワー数は約8万人。愛車のVAN(サンシー号)で日本各地を旅するのが好き。著書に『THE GLAMPING STYLE 〜YURIEの週末ソトアソビ〜』(KADOKAWA)がある。
石川拳大
4歳からサーフィンをはじめ、16歳で渡豪し4年間留学を経験。
大学入学を機に帰国、神奈川大学経営学部では全日本大会連覇や世界大会に日本代表として参戦。卒業制作に前作映画『OCEANTREE ~ The Journey of Essense ~』を発表。サーフィン業界初の企業アスリートとして現職に入社し、WSLが主催する世界ツアーに参戦。サーフィンを通じて世界中の多様な文化を体験。海の保全を行う国際NGO Surfrider foundation Japan の事務局長として活動する。
■「project LNES」について
『FRESH ENERGY® (フレッシュエナジー)』というコンセプト、そして「なつかしく新しい未来へ」というビジョンとクリエイティブデバイスを通じて、太陽・自然、そして地球と育みあえる豊かなライフスタイルを生活者と共創して実現していくオープン型のイノベーションデザインプロジェクト。東日本大震災を機に、日常生活で電力を常備する必要性を感じ、化学素材メーカーの技術を通して生活者への直接アプローチを目指すプロジェクトとして発足しました。生活者検証を進める中で、単に“便利”ということよりも、“ちょっと手間”であることに価値が生まれつつあることを見出し、そのニーズに沿った製品開発を進めています。
主なトピックス | |
2011年 | 東日本大震災をきっかけに素材検討を開始。 |
2013年 | 破壊的イノベーションが期待できる事業創出を目指す実験的組織として、 特命X1プロジェクト発足。 |
2012年〜 2014年 |
NEDO助成事業によるプラスチック型色素増感太陽電池へのCNT適合性を検証するため、 T大学発ベンチャーのP社及びK大学包括連携での共同研究のもと、 『軽さ』『透光性』をもつソーラーの可能性を検証。ブランディングを開始し、 現コンセプトの原型をつくる。 |
2016年 | 「project LNES」を始動。軽くてデザイン性の高いモバイルソーラーのFGI実施。 『屋根置きから手のひらへ』というブランディング視点から 軽さ・プロセスの特徴を生かして手のひらカードサイズのコンセプト立案し、 エコプロ展での生活者検証を実施。 |
2017年 | ワークサイズの研究設備を最もノウハウとなる部分のみ投資。 またエコプロ2017での生活者対話から、手のひらサイズであること、 デザイン性があること、充電以外にも体験視点での可能性が高いことがわかった。 |
2018年 | エコプロ2018にて、心地よいアウトドア空間というコントラストが 自然の中で感じる非日常と日常の暮らしを行き来する暮らしへの気づきを表現し、 ソーラーカード式ランプα版を展示。 |
2019年 | 「LNES SL-01」を製品化。6月〜8月クラウドファンディング、 7月〜2月湘南T-SITEでの体験型テスト販売。また湘南T-SITE内に イノベーションコミュニティハブLNES CAFÉを設置。 |
■今後の「project LNES」について
【「project LNES」 プロジェクトリーダー児島清茂氏】SDGsや脱炭素社会、未曾有の環境変化など社会課題が急増している中、生活者の変化の機微を発見し、いち早く素材開発へ活かすことは社会的価値と経済的価値を両立することが求められるこれからの時代においては、重要と捉えています。
さらには、都市化・デジタル化の急速な発展の中、情報過多や情報型対話による過剰なつながりや閉塞感という新たな社会課題も生み出してきています。その中で、キャンプ、サーフィン等のスポーツやYOGAなども、ブームから文化へと成長している兆しがあるように、ちょっと手間だけどその先にある「心の健康(WELLNESS)」を価値観とした体験をサポートするような寄り添うテクノロジーが次の時代の商機を生み出していき、私たち皆がその健康のあり方を持つことが持続可能な社会へつながるものと考えています。
そのような社会背景の中で、今回のLNES SL-02は、レアメタル電極を用いず、新開発した軽くてコンパクトなデザインソーラー『ソーラーカード』を用いてジョイント式ソーラークリエイティブデバイスとして試験的に実用化することができました。今回のSL-02の社会実証を経てソーラーカードを生活スタイルや充電時間に合わせて楽しく増やせるように、また広義の「心の健康」や次世代ライフスタイルにつながる視点のアプリケーションを選択できるように展開したいと考えています。また素材や材料の魅力、そして様々な周辺技術の魅力を高めながら次の時代のつながる持続可能な社会のデザイン(Leading Next Engaging Society)を生活者の皆さんやパートナーの皆さんと共創できるようにしたいという想いで皆で取り組んでいます。日本ゼオンとして、今後は、素材から社会までをつなぐ様々な企業様とビジョンレイヤーで共感し、SDGsや脱炭素社会への機微を抽出し、社会課題解決のきっかけとなるムーブメントをつくっていきたいと考えています。
「project LNES」公式サイト : http://www.lnesproject.jp
■会社概要
社名 :日本ゼオン株式会社(にっぽんぜおん)Zeon Corporation
設立 :1950年4月12日
資本金 :242億11百万円(2020年3月末)
売上高 :連結 3,219億66百万円(2019年度)
従業員数 :連結 3,462名、単体 1,600名(2020年3月末)
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