NonEntropy Japan株式会社、総額1.4億円の資金調達の完了。KLab創業者 真田氏の社外取締役就任、寺田倉庫代表 寺田氏の顧問就任発表

NonEntropy Japan株式会社

「世界のすべてをデジタル保存する」というスローガンのもと、Web3.0社会のインフラを担う分散型ストレージ事業を展開するNonEntropy Japan株式会社(ノンエントロピー ジャパン、本社:東京都千代田区、代表取締役 西村拓生)は、事業を加速するべくシードラウンドとして総額 1.4 億円の 資金調達を完了したことをお知らせいたします。併せて、KLab 創業者 真田哲弥氏の社外取締役就任、 寺田倉庫代表 寺田航平氏の顧問就任についても発表いたします。
2020年12月10日、NonEntropy Japan株式会社を設立いたしました。
当社は、Web3.0※社会に必要なインフラとなるIPFS※およびFilecoin※技術による分散ストレージ事業を主事業とし、NFT※を活用したアプリ開発・コンサルティング、Web3.0を実現していくにあたって不可欠となる技術およびツール群の開発提供、Web3.0ビジネスのインキュベーションに取り組んでまいります。

現在世界では、約50ZB(ZBはGBの約10億倍)のクラウドストレージが運営されています。しかしながら、一部の巨大事業者による寡占状態であり、事業の継続性の観点から好ましい状態とは言えないと当社は考えております。また、データの所在が米国や中国にある場合、個人情報保護の観点でも問題を含んでいると言えます。
NonEntropy Japanでは、IPFS/Filecoin技術を活用した次世代分散クラウドストレージを日本に広く普及させることで、データの地政学リスクへの対応、情報の改竄漏洩リスクの低減、データの保全強化を図るべく事業を推進していきます。そうすることで、来るWeb3.0時代のインフラを担う企業となっていくことを目指します。

当社事業に賛同いただき、このたび、株式会社ビットアイル創業者で寺田倉庫株式会社代表取締役CEOの寺田航平氏、KLab株式会社創業者で同社取締役会長の真田哲弥氏、エンジェル投資家に対して総額1億4000万円の第三者割当増資を行い、シードラウンドの資金調達を完了いたしました。

今後、IPFS を活用した分散ストレージの開発・販売・運用、Filecoin を活用したストレージマイニング設備の開発・販売・運用、NFT を活用したアプリ開発・ストレージ、Web3.0サービスのインキュベーションを推進していきます。


 

  • 投資家のコメント

・KLab創業者 取締役会長 真田哲弥氏
「NonEntropy Japanが展開しようとしている新しい技術が非常に魅力的だと感じています。IPFS・Filecoinは、データの漏洩や保存場所など現在のウェブ社会における大きな問題を解決しうるものだと感じています。また、今年になって話題沸騰のNFTとの親和性も非常に高く、社会が求める革新的なサービスを産み出せるチームだと思い、事業の加速を支援するべく、出資とともに役員への参画を決めました。ぜひ応援よろしくお願いします。」

・寺田倉庫 代表取締役 寺田航平氏
「IPFS・Filecoin技術を活用した次世代型のデータセンター、クラウドストレージは世界を変える大きなポテンシャルを持っていると感じています。私自身、データセンター事業を創業した経験があり、今回のこのIPFS・Filecoin技術は、全く新しい社会が求めるデータセンターを構築できる、その可能性があると思います。その推進と拡大に向け微力ながら支援させて頂くべく参画いたしました」
 
  • Web3.0とは
Web1.0時代は、Webがまだ一方通行であった時代のことであり、ユーザーはダイアルアップ回線を用いてWebサーバーにアクセスし、Webページを閲覧して情報を得るだけであった時代です。

Web2.0とはSNSの時代であり、ユーザーはブロードバンドやモバイル等によってインターネットに高速に常時接続が可能になり、SNSなどを通じて画像や動画を使ったコンテンツを双方向にやり取りが可能になった時代です。

対してWeb3.0とは、ブロックチェーン技術による非中央集権的な分散ネットワークが構築されることによって、不正アクセスや情報漏えい、データ改ざんのリスクなど、Web2.0の問題点が解消され、ユーザー間で自由に情報と価値の交換が可能となる世界です。
 
  • IPFSとは
IPFS(Interplanetary File System)とは、米国Protocol Labs(https://protocol.ai/)が提唱する分散型のインターネットファイルシステムです。動画配信サイトやSNSの普及、動画データの高画質化、IoTやAI技術の発展により、インターネット上に存在するデータ量は爆発的に増加しており、2010年からの10年間でデータ量は30倍に増加しました。今後の10年間でさらに350倍になると目されており、データ保存するストレージの枯渇が予想されています。また、そうしたデータはGAFAMといわれるプラットフォーマーが運営するクラウドサービスに中央集権的に保管されており、プラットフォーマーによるデータの独占支配やデータの漏洩問題などが社会課題となってきています。

こうした社会課題を解決するために生まれた技術がIPFSと呼ばれるHTTPに代わる分散型のインターネットファイルシステムです。HTTPではプロトコルではファイルのロケーションを指定し、それを複数のサーバーを経由して閲覧するのに対して、IPFSでは、コンテンツ・アドレッシング方式といい、世界中のストレージに分散化されたコンテンツを直接収集して閲覧します。

IPFSには耐障害性、負荷分散、耐検閲性、耐改ざん性といったメリットがあり、HTTPを補完する技術として注目を集めています。
  • Filecoinとは
Filecoinとは、世界100箇所以上の暗号資産取引所にて上場している暗号資産の1つです。IPFSと同様米国Protocol Labsが運営元として、2017年より事業展開されています。現在世界には1500カ所以上のFilecoin分散ストレージが存在し、3.5EiBという膨大なデータ量を保存するネットワークとなっています。
 
  • NFTとは
NFTとは、Non Fungible Tokenの略称で、代替性がないトークンを表します。デジタルは複製が容易である特徴がありますが、そのウェブ上において代替性がない、唯一性を証明するための技術がNFTとなります。

 
  • NonEntropy Japan会社概要
社名      NonEntropy Japan株式会社
住所      東京都千代田区内幸町1-1-6 NTT日比谷ビル7F
取締役会長   村田 正樹
代表取締役   西村 拓生
取締役     安田 光德、小林 慎和、笠原 直樹、真田 哲弥、岩切 孝太郎
監査役     町井 俊也
顧問      水野 誠一、寺田 航平
資本金     1億5600万円(資本準備金含む)
事業内容
・IPFS/Filecoinクラウドストレージの開発・販売・運用
・IPFS/Filecoinサービスの開発・運用
・NFTサービスの開発・運用
・WEB3.0サービスのインキュベーション
・システム開発およびコンサルティング

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

NonEntropy Japan株式会社

7フォロワー

RSS
URL
https://www.nonentropy.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町2-2-2 アーバンネット大手町ビル13階
電話番号
03-6807-5665
代表者名
西村 拓生
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2020年12月