日本初の文化芸術イノベーションファーム、文化芸術経済、思想性との両立を目指し創設 日本・イギリス・中国拠点 エコシステム構築に向け2021年1月本格始動。
日本初の文化芸術インキュベーションプログラムYHIAISMアワード、クラシック音楽家・チェンバロ奏者が受賞。COVID-19対策や、音楽、美術、舞台、伝統文化、メディアアート、ゲーム等全文化領域対象。
YHIAISM(イア・イズム)は、「文化・芸術」が持つ思想性と「経済・ビジネス」が持つ社会創造性の対等で持続可能な融和へ向けたアプローチを行うイノベーションファームです。経済合理性を重要視することで、失われつつある「人間らしさ」、文化、芸術を生み出してきた芸術家・アーティスト・作家といった「個人の思想や表現」を尊重し、経済・ビジネスと対等な関係性の中からイノベーションを生み出し、文化・芸術の発展及び、持続可能なエコシステム構築を目標としています。
文化芸術は多種多様な産業と深い結びつきがあるにも関わらず、文化芸術従事者が抱えている経済的課題は深刻です。COVID-19、文化芸術への関心の低下、文化芸術を軽視した事業化による弊害等、複数の問題が絡み合っています。YHIAISMでは、文化芸術のプロフェッショナルでありながら経営技術を有し、高度な事業創造能力や芸術文化への造詣が深さを持つ境界を担う層を拡充し、長期的に、文化芸術の課題を解決するイノベーション実現を目指しています。
◆ YHIAISM ウェブサイト:http://yhiaism.co.jp
◆ 公式Twitter:https://twitter.com/yhiaism
特徴:文化・芸術と経済・ビジネスの創造的融和、デジタル・テクノロジーによるイノベーションを実現し、あらゆる文化芸術領域に対し、高度なコンサルティング・プロデュースサービスの提供、オープンイノベーションの促進を展開。文化芸術好きのビジネスマンや、事業力が高い文化芸術従事者が活躍。
対応領域:「音楽」「美術」「総合藝術」「地域」「日本文化」「エンタテイメント」領域における「クラシック音楽」「現代アート」「舞台芸術」「文化施設」「地方創生」「伝統芸能」「文学」をベースに、2025年に向け対象文化芸術を拡大。
国際ネットワーク:日本、イギリス、中国の3拠点で、日本文化のグローバル展開、文化融和を見据えたイノベーション創出の取り組みを実施。以降、アメリカをはじめ、全世界各国拠点拡大へ。
文化芸術起業家支援:日本初の文化芸術領域に特化したインキュベーションプログラム Renaissance Program 2020 開催。約3ヶ月のプログラムを経て、YHIAISM AWARD 受賞者にクラシック音楽家。
2020年10月31日よりプログラムを開始し、100名を超える応募・問い合わせを経て、審査を行い、34名の文化芸術従事者・文化経営従事者、事業開発従事者を採択しました。2021年1月16日にデモデイ(最終発表)を実施「クラシック音楽」「伝統工芸」「着物文化」「現代アート」「異文化理解社会派漫画」「オペラ」「地方創生とアート表現」の6領域のチームにYHIAISMよりアワードが贈られました。
Renaissance Program 2020 公式サイト:http://renaissance-program.com
Renaissance Program 2020 審査員・アワードについて
坂井 直樹
Water Design代表取締役 コンセプター
1947年京都府生まれ 京都芸術大学に入学し、渡米後、サンフランシスコでTattoo Companyを設立刺青プリントTシャツ販売。帰国後にウォータースタジオ設立。87年日産「Be-1」をプロデュース、89年には同じく「PAO」の開発に関わり、フューチャーレトロブームを創出。元慶應義塾大学SFC教授、 成蹊大学客員教授。
松峰 莉璃
俳優、脚本家、プロデューサー
福岡市出身、2006年中央戯劇学院演技科修士課程修了専攻:ミュージカル演技論/中国政府奨学金取得言語:日本語、中国語(母国語レベル)2014年国際エミー賞中国大陸地区ファイナル審査員【映画/出演】「浪漫蒂克消亡史(The Wasted Time)」(2016)【脚本】ミュージカル「フリーダとマンダリン」(2016)【演出/脚色】「梵幾 ストレートプレイ」(2014) 等
瀧本 大輔
WIRED日本版 デジタル副編集長
慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、産経新聞社で事件や地方行政などの取材を担当。日経ビジネス、日本経済新聞、IT専門誌などの記者を経て、2017年2月にテクノロジーからカルチャーまでを包括したわたしたち自身の「未来がどうなるのか」についてのメディア、『WIRED』日本版へ。
YHIAISM AWARD:芽吹きある事業企画に対して贈られる。日本の文化芸術経済の発展への貢献や、事業化や拡大の可能性を期待され、中長期での発展が見込まれるチームが対象です。事業開発初期予算100万円を確保し、担当コンサルタントの連携、3ヶ月間の継続的な事業発展・協業展開を支援します。
YHIAISM AWARD 受賞者
『21世紀版クラシック音楽パトロネージュ』桒形亜樹子(チェンバリスト、松本市音楽文化ホール講師)
概要:社会に貢献したい『芸術文化への出資希望者』と常に資金不足に悩む『クラシック音楽家』のベストマッチングを図る、今迄になかったユニークなプラットフォームの制作。各分野のアーティストも入れたブレイン機関を設け、世界で通用する才能と秀れた企画を合わせを持つアーティストを募る。資金のみならず場所、空間の提供者ともタイアップし、日本各地での活動拠点の成立も目指す。出資者、音楽家双方の問題点を明確化し、お互いの利益を通じて日本のクラシック音楽界の健全な成長発展の気付け薬となる。
受賞にあたって:まずはここまで導いて下さった事務局、メンター、全ての方々に心より感謝致します。正直、興味本位で、お茶を飲みながら客席で傍観していよう、くらいの気持ちで応募したのですが、いざ扉を開くと全く想像していなかった道が開けていました。しかしどこか既視感のある風景ではあったのです。他の素晴らしい企画を拝見し、あまりの場違い感で本気で辞退も考えました。しかし音楽家にヒアリング、アンケートを行ううち、理解していたはずの日本のクラシック界の問題の根深さに改めて多大な衝撃を受けました。40年間、日本と欧州で音楽に生かされて来た私のミクロの経験が、このプロジェクトを通して少しでも役に立てれば幸いです。「音楽が世界を変えられる」などと簡単には言うべきではないと私は思います。音、音楽は宇宙と人間、人間同士を繋ぐ最強のコミュニケーションツールです。音楽によって変えられていくのは、まず演奏家自身であると考えています。
2021年東京にて
桒形亜樹子
YHIAISM ENTREPRENEURSHIP AWARD 受賞者
文化芸術領域における起業家としての才覚と可能性を持つ個人に贈られます。担当コンサルタントと連携し、創造的な協業の可能性を探り、相乗効果のある企画創出を目指します。
着物文化:『中古着物の販売・着付け・コーディネートの一気通貫オンラインサービス』融羽子(着付師)
伝統工芸:『工芸事業所海外支援パッケージ』塚原大(合同会社KASASAGI 代表)
現代アート:『沈みかけた船で泳ぎきる才能の支援 若手現代美術家の国際進出支援事業』 渡邉陵平(某画家のチーフスタッフ・株式会社jabr設立予定)
YHIAISM IDEA AWARD 受賞者
文化芸術経済創造に対し挑戦的な企画に贈られます。1ヶ月間、担当コンサルタントが事業創造や協業の可能性を模索します。
異文化理解社会派漫画:『社会派マンガ Social Graphic Novels(SGN)』
井川アティアス翔(キブツィーム・カレッジ [イスラエル] Bavuahプロデューサー)
戸澤典子(東京大学大学院総合文化研究科博士課程 Bavuah ストーリーメーカー)
鈴木賢三(フランス語翻訳家)*専門家枠
地方創生とアート表現:『アーティストの連携「結(ゆい) ゼロの道」を通じた東かがわ地域振興』
及川みのる(陶芸家)
谷本麻実(打楽器・音楽家)
山本史織(舞台美術家)
星野泰晴(音楽家 映像・写真作家)
河村直樹(メンター)
オペラ:『J-OPERA - OPERAの新たな音楽体験の提供 -』
中島康晴(オペラ歌手/二期会会員/桜美林大学客員講師)
星野泰晴(音楽家 映像・写真作家)
天野桃花(工学院大学建築デザイン学科在籍中)
2021年度 文化芸術リーダーシッププログラム Cultural Innovation Leadership (CIL)開催予定
Cultural Innovation Leadership (以下、CIL)は、文化芸術経済を牽引する先導者を育成し、健全な文化芸術の発展に寄与することを目的とするプログラムです。文化芸術領域のイノベーションファームであるYHIAISMと、日本語教育のイノベーションを手掛ける株式会社Saola(代表取締役 上尾透眞 本社 東京都渋谷区)とが連携しプログラムを開発、文化芸術領域でのイノベーション創出を担う先導者の輩出を目指します。
対象:
文化芸術に課題意識を持つ全ての方、文化芸術経済に貢献意思のある方、文化芸術従事者、文化経営従事者、事業開発従事者
対象領域:
あらゆる文化芸術領域(音楽、美術、舞台、伝統芸能・工芸、メディアアート、ポップカルチャー、文学、日本語、映画等)
想定プログラム内容:
当プログラムを通じ受講生の持つアイディアをプロジェクト型で支援し、ビジネスモデル化や実証実験実施可能な状態を目指し伴走します。文化芸術領域従事者における起業家精神育成を通じ、日本経済発展に寄与することを目標とします。育成講座、ワークショップ、ピッチ会、メンタリング、マーケティング支援や資金調達支援など実務支援も提供し、文化芸術経済を牽引するリーダーを輩出します。
選考フロー:
一次選考:書類審査 二次選考:オンライン面談
開催場所:
一部プログラムを除き、オンラインでの実施を予定しています。
最新情報:
プログラムの最新情報は https://www.yhiaism.co.jp よりニュースレターにご登録下さい。
本プログラムについてのお問い合わせ:https://www.yhiaism.co.jp/contact
※ 本プログラムは企画段階であるため、一部の内容が変更になる可能性がございます。
YHIAISM CEO & Founder プロフィール
泉志谷忠和 Tadakaz Mishiya
YHIAISM株式会社 CEO&Founder / JAGMO Founder
米国遊学後、慶應義塾大学SFC卒業。2013年、生演奏をより多くの人に届けるべく日本初のゲーム音楽を専門とするプロ交響楽団JAGMOを創設、代表取締役CEOに就任。オーケストラのプロデューサーとして2年で5万人超動員の興行ブランドに育て、NHK音楽祭出演、外務省後援を得てフランスへ海外公演を開催。2016年、M&Aを経て引退。文化政策・文化芸術事業の研究行い、2019年、デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社に入社。文化芸術領域・アートファイナンスを専門に経営コンサルタント及びスタートアップエコシステム創出、アクセラレーション、イントレプレナー育成、新規事業創出等に参画。リーダーとして社内DXプロジェクトに従事。日本初のインキュベーションプログラム Renaissance Program 2020 共同代表。2021年、文化芸術イノベーションファーム YHIAISM(イア・イズム)創業。
文化芸術領域のオープンイノベーション促進NEWS(2021年1月)ー 芸術家・アーティストと企業・ビジネスとの創造的協業を生み出し、文化芸術領域の課題解決や、エコシステムの基盤を構築。
【2021年1月:協業・実証実験ケース】
『グローバルオンライン型 文化藝術プロデュース』…COVID-19の影響下であっても、日本発グローバルで収益化可能な文化藝術イベントの事業構造を調査・プロデュースナレッジの基盤を構築しています。産学官連携し、技術の公共化を目的にプロジェクトを運営しています。
『社業相乗効果型メセナ』…クラシック音楽の企業メセナ(文化芸術支援)にフォーカスし、パートナー企業でありプロフェッショナルのピアニストが経営するSHALONE株式会社(代表取締役:水野彰子氏)と協業、メセナ実施企業の社業と相乗効果のある企業メセナの実現について実証実験を開始しました。
『グローバルに向けた日本文学を用いた新作品のプロデュース』…日本の文学作品を用いた異分野芸術とのコラボレーション、新作品のプロデュースとグローバル展開、ビジネスモデルの構築について、夢野久作や夏目漱石の文学作品を用いた大胆な演出の公演、公募連携型のインタラクティブな企画を展開する、ツカノマレーベル(代表:こまき氏)と2021年1月にパートナーシップを締結し、実証実験に向けた調査を開始しました。
上記のオープンイノベーションプロジェクトにご関心のある方は下記URLより、お気軽にお問い合わせ下さい。
https://www.yhiaism.co.jp/contact
YHIAISM 基本情報
法人名:YHIAISM株式会社
読み方:イア・イズム
英語表記:YHIAISM Inc.
代表者:CEO 泉志谷忠和
顧問:坂井直樹(Water Design 代表取締役、元慶應義塾大学SFC教授)
所在地:東京都港区南青山2-2-15-1214
事業内容:文化芸術領域に特化したイノベーションファーム
主な実施事業:文化芸術関連企業や事業に対する課題解決のコンサルティング、文化や芸術に関連する新規事業創出やアクセラレーター・インキュベーションプログラム、新規企画やコンサート等のプロデュース、オープンイノベーション促進、起業家支援、文化事業や文化政策に関する調査・研究、COVID-19により生じた課題に対するイノベーションによる対策 等
ウェブサイト:http://yhiaism.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/yhiaism
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