メンタルストレスを定量化する尿検査サービス開発開始のお知らせ
NKメディコ株式会社と株式会社RESVOは特許実施許諾契約を締結
NKメディコ株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:富永 朋、以下「NKメディコ」)と株式会社RESVO(所在地:神奈川県川崎市、代表取締役:大西 新、以下「RESVO」)は、精神疾患発症危険状態(ARMS)の診断用バイオマーカーに関する特許に関して、特許実施許諾契約を締結し、メンタルストレスを定量化する尿検査サービスの開発を開始しました。
■対象特許
対象特許2 特許第6817666号、発明の名称「精神疾患発症危険状態の診断用バイオマーカー」
対象特許3 特許第6205175号、発明の名称「精神・神経疾患バイオマーカー」
対象特許4 特願2020-124843、発明の名称「睡眠障害を判定するバイオマーカー」
■精神疾患の現状
現在日本では精神疾患の患者数が大幅に増加しており、2014年は約392万人、2017年では約400万人を超えています*1。精神疾患はストレスをはじめとする様々な要因で発症することが知られており、一度発症すると根治が難しい病気であるだけでなく、その経済損失は統合失調症で年間約2兆8,000億円、うつ病では年間約3兆円ともいわれています*2。
一方で、精神疾患の多くは発症原因が明らかになっておらず、症状や現れ方が様々であるため、発症初期の症状があまり目立たない場合、精神疾患であると気づかないことが少なくありません。しかしながら、精神疾患の多くはARMS(At Risk Mental State)と呼ばれる精神疾患発症危険状態を経て発症すると考えられており、この段階で適切な介入をすることができれば重症化を防げる可能性があります。
*1 2017年 厚生労働省「患者調査」より
*2 2011年 学校法人慶應義塾「精神疾患の社会的コストの推計」事業実績報告書より
■事業化に向けての背景
2015年には「労働安全衛生法の一部を改正する法律」において従業員50人以上の企業に対してストレスチェックの実施義務化が定められるなど、メンタルヘルスの重要性が高まっております。そうした中で、自己申告による主観的な評価だけではなく、客観的にメンタルストレスを評価できるバイオマーカーは、精神疾患の予防に大きく貢献できる可能性を秘めています。NKメディコはRESVOが開発したメンタルストレスを定量化する画期的な技術を用いて、精神疾患を予防するための尿検査サービスの事業化に向けて準備を開始いたします。
【NKメディコについて】
重大疾患の発症リスクを早期に判定する検査の企画/研究開発/マーケティング/販売など予防医療に特化した事業を展開しています。脳梗塞・心筋梗塞発症リスク検査「LOX-index®」をはじめとする疾患リスク検査サービスを全国2,500施設を超える医療機関に提供しております。
社名 : NKメディコ株式会社
本社 : 東京都港区芝公園2丁目3-3 寺田ビル 5階
設立 : 2010年7月
代表 : 富永 朋
事業内容: 予防医療事業、最先端医療の研究開発事業
企業URL : https://www.nk-m.co.jp/
【RESVOについて】
精神疾患の解決を目指す研究開発型ベンチャーとして、研究開発および事業展開を行っています。精神疾患の発症リスクを検知する尿中マーカーの技術開発のほか、免疫を由来とする精神疾患の層別化を行うための血液マーカーの技術開発や精神疾患の治療薬開発を行っています。
社名 : 株式会社RESVO
本社 : 神奈川県川崎市川崎区駅前本町11番地2 川崎フロンティアビル4階
設立 : 2015年1月
代表 : 大西 新(国立大学法人島根大学 医学部 免疫精神神経学共同研究講座 特任教授)
事業内容: 精神疾患に関する研究開発事業、ストレスに関する研究開発事業
企業URL : http://resvo-inc.com/
■本プレスリリースに関するお問い合わせ先
NKメディコ株式会社
TEL:03-5776-1105/E-mail:nkm-mar@nk-m.co.jp
事業企画部:小川
株式会社RESVO
TEL:080-7832-3818/E-mail:information@resvo-inc.com
広報:志村
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