集中的な大雨による水害から都市を守る地下貯留施設のコンセプト動画を公開

「UNDER RIVER STORY - 東京地下30メートルに現れる幻の川 -」

大豊建設株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役執行役員社長　大隅健一、以下「当社」）は、集中的な大雨による水害から都市を守る地下貯留施設「アンダー・リバー」を紹介するコンセプト動画と特設サイトを公開いたしました。
特設サイト：https://www.daiho.co.jp/underriver

　交通網が発達し、数百万の人が生活する大都市には、大都市特有の災害があります。雨水の浸水などの「都市型水害」は近年、都市インフラの課題の一つです。アスファルトやコンクリートで覆われている都市で、行き場を失った雨水は、地表に溢れて都市機能を麻痺させます。その「都市型水害」から都市を守るのが、地下にある貯留施設です。近年、ヒートアイランド現象によるとも考えられる局地的な集中豪雨が頻繁に発生しており、貯留施設の重要性はさらに増しています。当社では、これまでも数多くの地下貯留施設をつくってきており、都市部の複雑な地下空間に対応するため、独自に開発した泥土加圧シールド工法、泥土加圧推進工法など様々な技術も開発してきました。

　今回は、普段一般には見ることのできない、東京の地下30メートルにある貯留施設を舞台に、都市型水害から暮らしを守る「アンダー・リバー」のコンセプト動画と特設サイトを公開いたしました。

■プロジェクト概要
プロジェクト名     ：UNDER RIVER STORY - 東京地下30メートルに現れる幻の川 –
集中的な大雨による都市型水害から東京を守る地下貯留施設「アンダー・リバー」。
複雑な東京の地下に広がる直径6メートルの巨大空間。それは、都市を守る秘密。
動画URL：https://youtu.be/YChb7kLMJOI

■特設サイト
特設サイトでは、普段見ることのできない地下貯留施設の写真を活かした構成にし、Galleryは、実際に地下空間を体験するような設計にいたしました。地下30メートルから上がってくる演出からはじまり、地下空間を表現しています。また近年の1時間あたりの降雨量の推移や東京都のリアルタイム雨水量もレポートしています。
特設サイト：https://www.daiho.co.jp/underriver

■制作チーム
企画・制作：Story Design house ＋ RECO
企画：隈元 瞳子、森 祥子
プロデューサー：勝村 紀昌、横山 ふみ
プランナー：杉若 國太郎
ディレクター・編集：伊藤 瑞希
プロダクションマネージャー：丸山 恭平
DP：丸山 拓之
カメラアシスタント：笹川 航
ライトマン：鈴木 慎之介
ドローンオペレーター：早見 紀章
CG：スープ・デジタル
作曲：重盛 康平
フォトグラファー：田村 雄介
WEBアートディレクション：上原 繁（株式会社 イチゴウ）
WEBデザイン：永峰 晴香（株式会社 イチゴウ）
WEBフロントエンドコーディング：武内 康次（株式会社モノグラフアーツ）

■環境に配慮し設計された地下空間をつくる大豊建設の技術力
雨水貯留施設は大豊建設が得意とするニューマチックケーソン工法、シールド工法によって作られています。ニューマチックケーソン工法とは、函（はこ）型の地下構造物構築を可能にする工法で、ポンプ場、橋梁の基礎、シールド立坑、地下構造物に幅広く用いられています。シールド工法とは、シールドマシンという筒状のマシンを使って、土を押さえ崩壊を防ぎながら地下を掘り進めていく工法です。先端についたカッターで土を削り、同時に地下トンネルの外壁を作りながらゆっくりと掘り進めていきます。大豊建設では緻密な計算のもと工法を組み合わせることで、環境に配慮した地下空間を建設しています。

■重要度を増す地下貯留施設
昨今急激に増加する自然災害。中でも、気候変動に伴う集中豪雨は近年、増加の一途をたどっています。都市部では地下街や地下鉄などの地下空間が拡大、人口集中などもあり、都市型水害による被害を最小限に抑えることは急務です。都市の暮らしを支えるために、地下貯留施設のニーズは高まりをみせています。
今後さらに増えていくものと思われるこのニーズに、当社はこれまで築き上げた経験と実績そしてニューマチックケーソン工法やシールド工法といった大豊建設独自の得意技術を活かし、防災・減災事業に一層注力いたします。