”北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる”アジア初の民間にひらかれた宇宙港「北海道スペースポート」、2021年4月本格稼働開始

事業の具体的推進に向け、大樹町及び6つの企業等が出資し、SPACE COTAN株式会社を設立

北海道大樹町(本庁:北海道広尾郡大樹町、町長 酒森正人)は、「北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」という計画の実現に向けて、アジア初となる民間にひらかれた宇宙港「北海道スペースポート(以下、HOSPO)」を2021年4月より本格稼働させることをお知らせします。大樹町では、2019年に「北海道スペースポート構想」を公表、その後具体的計画について内閣府の認定を受けました。この度、本計画を具現化し、事業を推進するため、大樹町および6つの道内企業等が出資して、SPACE COTAN株式会社(本社:北海道広尾郡大樹町 代表取締役社長 小田切義憲、以下SPACE COTAN )を2021年4月20日(火)に北海道大樹町に設立しました。 SPACE COTANはHOSPOの運営、ロケットおよび宇宙旅行等を目的とした宇宙船(スペースプレーン)の打上げ支援業務等をはじめ、航空宇宙産業発展に向けた研究・開発ならびに地域創生を含むビジネス機会の提供をサポートします。HOSPOを世界の宇宙ビジネスを代表するインフラとして発展させ、宇宙産業に携わる全ての方々に快適なビジネス環境を提供します。

北海道スペースポート未来図イメージ北海道スペースポート未来図イメージ

  • 北海道スペースポート概要
 


●名称   :北海道スペースポート(HOKKAIDO SPACEPORT)※略称 HOSPO(ホスポ)
●住所   :北海道広尾郡大樹町字美成169番地他
●所有者  :北海道大樹町
●運営予定 :SPACE COTAN株式会社
●ロゴの由来:宇宙産業を支える安定感のある射場とロケットがモチーフ。また、北海道大樹町のグリーンと宇宙のブルーのグラデーションにより、北海道から宇宙へという意味合いを表現。
●URL   :https://hokkaidospaceport.com
 

 

  • 北海道スペースポートは、2021年に民間ロケット打上げ、航空宇宙実験を実施予定。
    人工衛星用ロケットの射場整備・滑走路の拡充を進め、世界の宇宙産業に貢献。


世界が成長産業として注目する宇宙産業の市場規模は、2040年に100兆円まで拡大するという試算が出ています。(出典:Morgan Stanley.「Space: Investment Implications of the Final Frontire(2017年10月)」)また、500kg以下の小型人工衛星の打上げは、350機程度(2019年)から1,000機程度(2030年)に拡大し、この需要を満たすためには現状に加えて年間60〜300機の小型衛星打上げのためのロケットや射場が必要となります。(出典:pwc「Main trends and challenges in the space sector, June 2019」)しかし、現状アジアに民間の人工衛星用ロケットの打上げができる世界に開かれたロケット射場はありません。

大樹町はSPACE COTANとともに、HOSPOの運営を通して宇宙産業の成長に貢献するため、人工衛星用ロケットやスペースプレーンを対象とした実験・打上げ射場・滑走路の整備を進めます。また、人工衛星データを活用したビジネスの先進実験、さらにシェアリングエコノミーの概念に基づくシェア工場設備やシェアオフィス等の展開を含め、宇宙産業に携わる全ての方々に快適な研究・開発、そして地方創生を含むビジネスの機会・環境を提供します。HOSPOでは、2021年度に民間企業インターステラテクノロジズ社のロケット打上げ、また各社・各団体等による航空宇宙実験が予定されています。世界の民間企業が利用できるロケット射場としてはアジア初であり、かつ、水平離着陸および垂直打上げ対応型の専用宇宙港としてもアジア初となります。東側や南側に海が開けている地理的優位性等からアジアやヨーロッパのロケット打上げ事業者からも注目されています。
 

 

 

 

  • 今後整備を進めるスペースポート施設
※画像はイメージ図です。
Launch Complex-1

 

Launch Complex-1(LC-1)は、人工衛星用ロケットのための射場で、垂直打上げロケットの打上げが可能。射点、組立棟、推進剤等タンクヤードを常設。また、エンジン燃焼試験の設備を併設。2023年度完成予定。Launch Complex-1(LC-1)は、人工衛星用ロケットのための射場で、垂直打上げロケットの打上げが可能。射点、組立棟、推進剤等タンクヤードを常設。また、エンジン燃焼試験の設備を併設。2023年度完成予定。


 Launch Complex-2

Launch Complex-2(LC-2)では、人工衛星用ロケットの高頻度打上げが可能で、LC-1よりも大型の射場となる。射点、組立棟、推進剤等タンクヤードを常設。組立棟は複数あり、複数企業のロケットの同時組み立て、打上げ準備が可能。2025年度完成予定Launch Complex-2(LC-2)では、人工衛星用ロケットの高頻度打上げが可能で、LC-1よりも大型の射場となる。射点、組立棟、推進剤等タンクヤードを常設。組立棟は複数あり、複数企業のロケットの同時組み立て、打上げ準備が可能。2025年度完成予定

Runway(滑走路)

既存の1,000mの滑走路は、JAXA、民間企業、大学等の航空宇宙実験での使用実績あり。これを1,300mに延長し、スペースプレーンの離着陸試験として活用予定。将来的には宇宙旅行等に使われる有人スペースプレーンのために3,000m滑走路の新設も構想。既存の1,000mの滑走路は、JAXA、民間企業、大学等の航空宇宙実験での使用実績あり。これを1,300mに延長し、スペースプレーンの離着陸試験として活用予定。将来的には宇宙旅行等に使われる有人スペースプレーンのために3,000m滑走路の新設も構想。

 

  • 日本初、スペースポート整備に「企業版ふるさと納税・個人版ふるさと納税」を活用
  • 既に企業版ふるさと納税で、約1億円の寄附金が集まる

HOSPOの新たなロケット射場Launch Complex-1(LC-1)、Launch Complex-2(LC-2)等の整備に必要な資金の一部に寄附金を充当します。通常の寄附、個人版ふるさと納税に加え、企業版ふるさと納税(*5)の制度を活用します。大樹町では地域再生計画「大樹町発!航空宇宙産業集積による地域創生推進計画」のなかで企業版ふるさと納税の用途として、スペースポートの施設整備を盛り込み、2020年3月に内閣府の認定を得ました。ふるさと納税を利用したスペースポート建設は日本で初めての取組みです。2カ所のロケット射場等の建設費用として50億円(第1期LC-1建設および滑走路延伸等10億円、第2期LC-2建設40億円)の資金に充当します。建設費用の50%に相当する25億円を寄附で集め、残る50%は地方創生交付金を申請する計画です。

 

 

現在、HOSPO整備のための寄附金は合計で9,250万円集まっており(2021年4月20日時点)、エア・ウォーター北海道(株)、川田工業(株)グループ、(株)十勝毎日新聞社等、主に北海道や十勝の企業より支援を頂いております。


《北海道スペースポートプロジェクトのための寄附金募集概要》

募集目的 北海道スペースポートの整備に関する各種調査、設計、建設工事、営業PR事業等に活用。
募集寄附金額 合計 25億円 (建設費用は50億円。残る50%の25億円は地方創生交付金を申請予定)
以下は内訳:
 Launch Complex-1、滑走路延伸等 整備費:5億円
 Launch Complex-2 整備費:20億円
募集期間 第1期:2021年4月〜2021年12月
第2期:2022年1月〜2023年12月
募集対象 北海道スペースポートの趣旨にご賛同いただくすべての方(個人・法人・団体は問いません)
寄附の方法 ①大樹町に直接申し込み(電話、FAX、郵送、メール等)
 問い合わせ先:大樹町企画商工課航空宇宙推進室(担当:西尾)
 電話番号:01558-6-2114、FAX:01558-6-2495、メールアドレス:uchu@town.taiki.hokkaido.jp
②個人版ふるさと納税を活用した寄付
・インターネット申し込み(ふるさとチョイス) URL:https://www.furusato-tax.jp/city/info/01641
・大樹町に直接申し込み URL:https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/shoko/furusatonouzei.html
③企業版ふるさと納税を活用した寄附
・大樹町に直接申し込み URL:https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/uchu/kigyoufurusato.html
 

 

  • ALL 北海道の宇宙開発プロジェクトとして推進
大樹町の計画は、HOSPOを核として「北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」ことです。このビジョンの実現に向けて、大樹町が中心となり、北海道庁、北海道経済連合会など多くの道内企業や団体とともに本プロジェクトを推進します。”北海道=宇宙ビジネス”の機運醸成を図り、最終的に宇宙ビジネスの成長を通じて日本に貢献することを目指します。

《HOSPOプロジェクトメンバー・支援者コメント》

北海道大樹町 町長 酒森 正人 (さかもり まさと)

大樹町が35年以上前から夢みてきた「北海道スペースポート」がいよいよ本格的に動き始めます。人口5000人の小さな町の取組みです。でも、この芽はやがて十勝、北海道にとどまらず日本、そして世界に新たな産業を創出する「大きな樹」に育つものと信じています。いっしょに夢を実現しましょう!
 

SPACE COTAN株式会社 代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲 (おだぎり よしのり)
「大樹(ここ)から宙(そら)へ」!
大樹町、十勝、北海道の熱い思いを載せ、北海道スペースポートはいよいよLift Offします。人工衛星の活用を通じ私達の生活の質が更に向上するよう、ALL北海道で「宇宙版シリコンバレー」を目指し、そして日本を元気にしていきます。

 

 

北海道知事 鈴木 直道 (すずき なおみち)
「北海道スペースポート」が、本格稼働に向けた新たな一歩を踏み出します。本道はもとよりアジアにおける宇宙ビジネス創出の拠点を目指して、関連産業の集積とともに、観光など幅広い分野への波及効果を生み出すことができるよう、今後も地域の皆様と共にオール北海道で取り組んでまいります。

 

 




 

北海道経済連合会 会長 真弓 明彦 (まゆみ あきひこ)
当会は北海道経済の活性化と発展に向けて宇宙産業集積を極めて重要と考え、2019年に「宇宙産業ビジョン」を公表致しました。この度のSPACE COTAN株式会社の設立は、まさに起爆剤ともなり得る大きな一歩であります。思いを一つに今後も北海道の将来的発展を目指して力を合わせていきましょう。



 

とかち航空宇宙産業基地誘致期成会 会長 米沢 則寿 (よねざわ のりひさ, 帯広市長)
SPACE COTAN株式会社の設立により、北海道・十勝におけるロケット射場整備の取り組みが大きく前進したことは、喜ばしいことであり、大樹町をはじめとする関係各位のご尽力に、心から敬意を表します。期成会としても、これまで同様、将来の航空宇宙産業基地形成に向け、ともに取り組んでまいります。

 




 

北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC) 理事長 上杉 邦憲  (うえすぎ くにのり)
スペースポートは単なるロケットの射場ではありません。海の往来に港が、空の往来に空港が必要なのと同じくスペースポートは宇宙の往来に必要な港「宇宙港」です。HASTICは大樹町とともに世界に開かれた民間宇宙港「北海道スペースポート」の実現に向け尽力してきました。この度SPACE COTAN株式会社の設立により、いよいよその実現への第一歩が踏み出されます。HASTICはスペースポートの更なる発展に向け、引き続き支援してまいります。


北海道スペースポート研究会 会長 今津 寬  (いまづ ひろし)
宇宙が夢の世界から実利用の世界に様変わりし、宇宙ビジネス市場での日本の立ち遅れが露になった折、北海道スペースポートの整備に向け新たに踏み出したことは誠に意義深い第一歩です。これで大樹町は我が国のみならずアジア・太平洋地域の安全安心にも大きく貢献する貴重な宇宙公共インフラの構築に取り組むことになり、国内の多くの支援を得てその役割を果たすことが出来ます。当会とてしも惜しみない支援の輪を広げてまいります。

 
  • 北海道スペースポートの推進のため、「SPACE COTAN株式会社」を2021年4月に設立
「 北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」 という大樹町の計画の具体化に向けて、この度大樹町、エア・ウォーター北海道、帯広信用金庫等道内企業等が出資し、新会社SPACE COTAN株式会社を設立いたしました。同社は、大樹町からの委任を受け、北海道スペースポートの管理運営、整備資金調達支援、射場の詳細設計、国の認定取得、国内外の顧客開拓、PR活動等の企画・運営を行います。同社CEOには、これまでエアアジア・ジャパン(株)のCEOを務め、航空宇宙産業界に精通する小田切義憲が就任致します。

《会社概要》
●名称   :SPACE COTAN株式会社(SPACE COTAN Co.,Ltd.)
●設立年月日:2021年4月20日(火)
●代表   :小田切 義憲
●役員構成  :代表取締役社長兼CEO 小田切 義憲(おだぎり よしのり)、取締役兼COO 大出 大輔(おおで だいすけ)、取締役兼CTO 干場 康行(ほしば やすゆき)、取締役兼CMO 中神 美佳(なかがみ みか)、社外取締役 唐渡 有(からと ゆう、エア・ウォーター株式会社 取締役副社長 北海道代表)、社外取締役 増田 正二(ますだ しょうじ、帯広信用金庫 相談役)、社外取締役   川田 章博(かわた あきひろ、川田工業株式会社 代表取締役社長)、監査役 林 浩志(はやし ひろし、株式会社十勝毎日新聞社 代表取締役社長)
●所在地   :北海道広尾郡大樹町字芽武183番地1
●資本金     :7,600万円(大樹町、エア・ウォーター北海道、帯広信用金庫、川田工業、十勝毎日新聞、北海道新聞、  インターステラテクノロジズ等)●事業概要   :大樹町からの委任に基づくHOSPOのプロジェクト推進業務全般(北海道スペースポートの管理運営、整備資金調達支援、射場の設計、国の認定取得、国内外の顧客開拓、PR活動等)、宇宙産業促進に向けた自主事業等
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