【#12月は寄付月間】ひとり親がお金と向き合う手記(エッセイ)を1日1作品発表:ひとり親支援のシングルマザーズシスターフッドがマネーリテラシー向上を呼びかけるキャンペーンを開始

シングルマザーがマネーリテラシーを身につける機会にアクセスできるよう、支援の寄付(3000円から)を呼びかけている。

シングルマザーの体と心のセルフケアを支援するNPO法人シングルマザーズシスターフッドが、12月の寄付月間に「マネーリテラシーキャンペーン」を開始しました。

本キャンペーンでは「お金について学び、家計を把握・管理することを習慣化させたことで人生を前向きにシフトさせたシングルマザー」「マネーリテラシー講座でお金に真剣に向き合い始めたシングルマザー」が手記(エッセイ)を執筆し、ひとり親がマネーリテラシーを身につける機会にアクセスできるよう、支援の寄付を呼びかけています。

忙しくてお金の管理もままならないシングルマザーが、マネーリテラシーを身につけ、家計を把握・管理できるようになることは「ひとり親の貧困」の根本的な解決の一助となります。本当の自立支援とは何か?を考えるきっかけになれば幸いです。キャンペーンは12月31日まで。

 

 
  • データから見るシングルマザーの経済状態
全国123万人いるひとり親世帯の87%は母子世帯です。シングルマザーは女性であることで社会的な立場が弱くなりやすく、貧困のリスクも高まるのが現実です。子どものいる世帯の総所得平均745万円と比較すると母子世帯のそれは306万円で平均の41%。さらに、働いて得る稼働所得を比較すると、子どものいる一般の世帯の稼働所得686万円に対し、母子世帯ではその34%の231万円となっています。その差は児童扶養手当などの社会保障給付で補われるという構造になっています。
  • シングルマザーの心身のケアから見えてきた深刻な悩み
NPO法人シングルマザーズシスターフッドでは、COVID-19の感染拡大が深刻になり始めた2020年の春「シングルマザーのセルフケア講座」というストレッチと対話による60分のオンラインの無料講座を始めました。全国32都道府県からのべ1775人が参加し「元気と笑顔を取り戻した」「子どもに優しくなれた」そんなポジティブな声を受けながら14か月続けてきて、見えてきたことがありました。身体がほぐれる、誰かと話せてホッとする、というのはシングルマザーの健康にプラスの効果がありますが、実はその効果は持続的ではなく「今が良くなる」ための機会を提供するだけでは、本当の支援にはならないということに気づいたのです。
 


体をほぐすだけでは癒すことができない、深い悩みに向き合うための知識や技術が必要なこと。シングルマザーの「未来」が良くなるためには、「セルフケア」を土台として「学ぶ機会」が必要だということがわかってきました。そこで、2021の後半は、シングルマザーの深い悩みに向き合うための講座を企画して実施してきました。そのうちの一つが「お金のこと」でした。


アンケートをとると「お金に対する不安がある」が90%を超える一方、「家計簿をつけている」人はたったの4%でした。「足りない」という感覚でやみくもに節約しているけれど、実際の収支を把握していない。「常に足りない」けれど「どのくらい足りないのか?」を言える人はほとんどいませんでした。これではどんなに給付を強化しても、就労支援を受けて収入をあげても、お金の悩みは解決しないでしょう。
 
  • シングルマザーだから仕方がない、という無意識の思い込みを相対化したい
「忙しいから家計簿をつけてる暇なんてない!」「今のことに精一杯で将来について考えている余裕なんてない!」よくあるシングルマザー像だと思います。しかし、それは本当にそうなのでしょうか?現実は「シングルマザーで忙しいから」ではなく、その状態から抜け出す「きっかけ」がない、「向き合うのが怖い」というのが、本当の理由です。マネーリテラシー講座に参加したシングルマザーの声がそれを物語っています。

「節約しなきゃ、お金が足りない、うちはひとり親で貧乏なんだから!と具体的な根拠もなく追い詰められた気持ちで生活してきましたが、きちんと家計簿をつけることで現状を正確に把握することができるようになり、心も安定してきました」

「これまで毎日の日々の生活に追われるだけで、「家計簿つけてる暇なんてない!」「今のことに精一杯で将来について考えている余裕なんでない!」という気持ちで生活してきたのですが、やってみたら、そこまでの負担もなく家計簿をつけることができました。お金についての本も1冊読むことができました。それが、自分の自信につながり、その他の生活にもプラスの影響を与えてくれました。例えば、今まで「忙しいから部屋の整理なんてできない!」と思っていたけれど、ちょっとした心がけ次第で整理できることに気づきました。部屋がきれいになると、自分の気持ちも上がりました」

「できない」と思い込んでいたけれど、やってみたらなんてことはなかった、もっと早くやればよかった!今までは「きっかけ」がなかっただけなのだということが見えてきました。
 
  • その人の人生を変える根本的なアクションのきっかけを手渡したい
今年の「寄付月間」のマネーリテラシーキャンペーンでは、シングルマザーがお金について執筆した手記(エッセイ)を通じて、シングルマザーがお金に向き合う大切さを呼びかけ、少しでも多くのシングルマザーがその「きっかけ」に触れる機会を作ることおが目的です。普段は、話題にしにくい「お金」というテーマを掲げ、あえてパーソナルな視点で書かれたエッセイを世に出すことで、「わたしにもできるかも」「わたしもやってみよう」と思いたつ人が一人でも多く出てくることを願っています。
エッセイページ⇨ https://note.com/singlemoms/m/m1d44a42c193b

 
  • その人の人生を変える根本的な支援に寄付を募っています
臨時の給付や、物資の支援も、その時はありがたいけれど、根本的な解決にはなりません。一方、一人ひとりの自立への道のりに伴走するような支援には、時間も労力もかかりますが、確実にその人の人生を変えていきます。今すぐ大きな結果が出なくても、あの時がターニングポイントだったと、5年後、10年後に思い返せるようなきっかけと伴走を提供するような支援。その可能性に共感してくださる方は、ぜひご寄付によるご協力をお願いいたします。寄付は3000円から受け付けています。キャンペーンは12月31日まで。
寄付ページ⇨ https://congrant.com/project/sisterhood/3835

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ビジネスカテゴリ
ボランティア出産・育児
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会社概要

URL
https://www.singlemomssisterhood.org/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都国立市東1-15-11 448ビル3F
電話番号
090-8490-5274
代表者名
吉岡マコ
上場
未上場
資本金
-
設立
2021年04月