打楽器奏者・作曲家會田瑞樹による二つの大作世界初演。100年の時を超えて蘇る北原白秋のまざあ・ぐうす、古よりリトアニアに伝わる民謡が現代に蘇る。
打楽器奏者・作曲家會田瑞樹による10月13日公演のご案内
約百年前、北原白秋は英語のまざあぐうすを自ら翻訳し、アルスより一冊の本にまとめ上げました。これは日本国内で最古のまざあぐうす本とされており、戦後の谷川俊太郎の訳とは一線を画す、大正時代の浪漫や叙情性が遺憾無く発揮されています。會田瑞樹はこの訳の可能性に強く魅せられ、作曲を決意し、歌手渕田嗣代氏もそれに賛同、作曲が進められて行きました。ピアノ、ヴァイオリン、打楽器、さらには役者も流入する、「見世物小屋の復権」を21世紀に試みようとしています。
「伝承の調べが紡ぐ世界」公式ページ https://www.kcf.or.jp/tiara/event/detail/?id=6449
リトアニア民謡「クリスマスの朝、薔薇が咲く」は、リトアニアの建国における伝説を奏でた民謡で、その歌詞は不可思議で、どこか懐かしさと寂しさを伴う名曲で世界中で親しまれている作品です。會田瑞樹はこの旋律に着目し、弦楽オーケストラのためにこの音楽を幻想曲による自由な形式で変奏を重ねました。會田瑞樹は2018年にリトアニアに初訪問。演奏家として万雷の拍手で迎えられ、2020年には杉原千畝へのオマージュとして両国の親善を込めた《Sutartinés》を発表。「シュニトケ作品に次ぐリトアニアを象徴する作品(7md誌)」等の絶賛を受けています。
リトアニア聖クリストファー室内合奏団イベントページ
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