ACE、台湾初のコーヒーオークションを開催

世界初、台湾のプライベート・コレクション・オークション、台湾産スペシャルティコーヒーのルネッサンス

台湾珈琲研究室

台湾行政院農業委員会を代表する台湾珈琲研究室と台湾コーヒー協会は、ACEと提携して、台湾のスペシャリティコーヒー、初のプライベート・コレクション・オークションで競売される9つの優秀なコーヒーを発表いたしました。オークションは2021年8月31日に開催されます。

(米国オレゴン州ポートランド、2021年)

 

台湾行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)を代表する台湾珈琲研究室と台湾コーヒー協会は、ACE(”Cup of Excellence”を主催するのは、アメリカのNPO法人「Alliance for Coffee Excellence」略して)と提携して、台湾のスペシャリティコーヒー、初のプライベート・コレクション・オークションで競売される9つの優秀なコーヒーを発表いたしました。86点以上を取った優勝ロットたちは、それぞれ3つの品種と3つの製造工程を代表しました。その中で1位に選ばれた「ナチュラルゲイシャ」と3位の「ハニーゲイシャ」は、 どちらも許定燁(シュディンイェ)がプロデュースした卓武山コーヒー農園が生産しました。

 

 

元々茶畑だった卓武山では、2001年にコーヒーの栽培を始めました。過去20年間で生産量が増え、現在では6ヘクタールの土地を占めています。標高1200メートルの農場は低温の環境を作り出し、コーヒーの糖度を高めます。更に厳選されたコーヒーの種類、多様な加工法、天然温泉水の使用により、卓武山コーヒーファームのコーヒーは雑味がなく、滑らかです。


「台湾の勤勉な農家は、好奇心が強く、市場の需要に応じる能力を持つ素晴らしい専門家です。彼らは品種、接ぎ木、剪定、収穫、加工、発酵を実験し続け、常に自身の技術に対して真剣に取り組んでいます」と、台湾珈琲研究室の林哲豪(リンチェッハオ)は話しています。

 

 

台湾の農家は100年以上コーヒーを栽培してきました。標高の高い山脈と多様な微気候(畑のあぜ等の狭い気候)のある台湾は、様々なコーヒーの種類とプロセスをサポートしています。世界的に有名なお茶の繊細さを引き出す専門家によって生産された多くのコーヒーは、その品質と独特の風味で世界に進出する準備ができています。


「コーヒーの種類は多様で、様々な農園で見られる数々の丁寧な製造工程により、サンプルをカッピングする際に幅広いフレーバープロファイルと経験を発見しました。フレーバーは、ユニークでジューシーなトロピカルフルーツ、ブラウンシュガーの甘さ、濃厚な花の香りから、これらのコーヒーを本当に際立たせた、味わい深い旨味とスパイスの体験にまで及びました」とスコットコナリー裁判長はコメントしています。

5か国を代表する26人のパネリストが、19のサンプルを分析し、オークションに参加する9つのロットを選出しました。さらに、85〜85.99点を獲得した6つのコーヒーはサンプルセットに含まれ、台湾珈琲研究室から直接販売されます。

「現時点ではボリュームは少ないですが、世界がこれらのコーヒーを味わえば、将来的に提供出来る規模がスケールアップされると確信しています。その間、台湾のコーヒー生産の本質的な価値を示し、未来を垣間見るこれら限られた宝石を体験する機会を利用されることをお勧めします!」とコナリーは話しました。

台湾珈琲研究室が中央政府や地方自治体と連携し、全国的なコーヒー鑑定や地域の大会を開催して以来、林哲豪と彼のチームは地方産精製コーヒーの品質が大幅に向上しているのを目の当たりにしてきました。このオークションは、台湾の地方のコーヒー農家の素晴らしい仕事を称え、彼らの受賞したコーヒーを世界中の人々と共有します。このパートナーシップは、優れた生産者を表彰して賞与を与えるというACEの使命の一環として設立され、農家がプレミアム市場にアクセスできるようにすることを目的としています。

 「台湾のスペシャリティコーヒー文化はおそらく世界で最も盛んな場所です。活況を呈している消費市場とコーヒー農園と都会が近接しているため、地元のバリスタ、ロースター、コーヒートレーダーたちが生産者を訪問して繋がるようになります。以前では、大都市の消費者や小売業者とコーヒーを生産するコーヒー農家は、接点のない2つの領域に存在すると考えられていたかもしれませんが、それはもう台湾では当てはまりません。

 消費市場とコーヒー農園の間で、これまで以上に定期的な交流と意見交換が発生している今日では、両サイドから全ての人のカップクォリティーをより明確に探求することを可能にしています」と林哲豪はコメントしています。

  • 優勝したコーヒーについて
  • ● 9 つの優勝ロット、得点は86.09-89.77
  • ● 品種詳細:ゲイシャ4種、アラビカ4種 不明1種
  • ● 加工法詳細:ハニープロセス2種、ナチュラル6種、ウォッシュド1種


オークションは2021年8月31日に開催されます。コーヒー、オークションの詳細、およびサンプルの注文については、こちらのWebサイトをご覧ください:https://allianceforcoffeeexcellence.org/2021-taiwan-coffee-auction-pca/

  • ACE(Alliance for Coffee Excellence)は、最高品質のコーヒーの発見、鑑賞、賞賛を専門とする非営利の501c(6)免税団体です。コーヒーの卓越性をサポートするというその使命には、パートナーコーヒー生産国のより高い収入のへのアクセスとサスティナブル経済発展をもたらす取引およびオークション活動が含まれます。ACEは、CupofExcellence®コンペティションの優勝者、プライベートコレクションオークションなど、その条件を満たす素晴らしいコーヒーを生産するために一生懸命働いている個々の農家に報酬を与える透明なオークションを実施しています。ACEはまた、世界中の優秀なコーヒーへの理解、評価、およびプレミアムを高めるように設計されたカッピング、マーケティング、イベント、トレーニング、その他の活動を行っています。ACEは一流のコーヒー会社のグローバルメンバーシップの構築を楽しんでいます。詳細についてはこちらのWebサイトをご覧ください:allianceforcoffeeexcellence.org
 
  •  Lot スコア     参加者     農園 ロット標高     品種 精製方法
  1. 89.77 許定燁     卓武山コーヒー農園      1200 ゲイシャ ナチュラル
  2. 88.44 陳合德     琥珀社コーヒー農園      1200 SL 34        ナチュラル
  3. 88.36 許定燁     卓武山コーヒー農園      1200 ゲイシャ ハニープロセス
  4. 88.19 方政倫     鄒築園     1309 ゲイシャ ナチュラル
  5. 87.50 郭志豪     嵩岳コーヒー農園  1200 ゲイシャ ナチュラル
  6. 87.16 李泓錡     元富コーヒー農園  800   SL 34        ウォッシュト
  7. 86.61 葉世遠     青葉コーヒー農園  1100 SL 34        ナチュラル
  8. 86.30 吳振宏     森悅高峰コーヒー農園   1400 SL 34        ハニープロセス
  9. 86.09 郭志豪     嵩岳コーヒー農園  1200 不明 ナチュラル
  10. 85.61 曾福森     豆御香農園     1200 ティピカ ハニープロセス
  11. 85.60 王瀅惠     櫻桃果古坑コーヒー農園       1000 ティピカ ナチュラル
  12. 85.57 方政倫     鄒築園     1300 ティピカ ナチュラル
  13. 85.48 方政倫     鄒築園     1300 ティピカ ウォッシュト
  14. 85.34 徐飴鴻     TGC台湾コーヒー農園  750   ティピカ ウォッシュト
  15. 85.34 許定燁     卓武山コーヒー農園      1200 ティピカ ウォッシュト
  • コーヒー畑と台湾コーヒーの詳細が、こちらのサイトをご覧ください:https://twn.coffee/jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


関連リンク
https://twn.coffee/jp/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

台湾珈琲研究室

3フォロワー

RSS
URL
https://tcl.coffee
業種
サービス業
本社所在地
台湾新北市新店区北新路三段225号四樓 江陵台北科学城
電話番号
070-4446-4716
代表者名
林哲豪
上場
-
資本金
2000万円
設立
2013年01月