旅行者データの蓄積×デジタルマーケティングによる“観光DX”を推進。大洲市観光WEBサイト「VisitOzu」にトラベルテック「Tourism Exchange Japan(TXJ)」を四国初導入

ワンストップの観光誘致と地域独自の体験コンテンツの発信を強化

愛媛県大洲市

愛媛県大洲市は、地域独自の体験コンテンツの拡充と、旅行者データを蓄積・活用した観光DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、観光WEBサイト「VisitOzu」に旅行プラットフォーム「Tourism Exchange Japan(TXJ)」を四国地方で初導入しました。TXJを通じて予約された顧客データは運営事業者に蓄積されるため、WEBサイト内での予約購買、旅行者データを用いたデジタルマーケティングを展開するなど、観光マーケティングの強化を進めてまいります。

 

  • TXJ導入のポイント
1. 地域独自の体験コンテンツの拡充
外部のOTA※を活用する場合、体験コンテンツは供給量の観点からメジャーで動員しやすいものを優先して掲載しなくてはなりませんでした。TXJを導入し、予約まで自治体で直接対応することで、これまでは載せることのできなかった付加価値の高い特別感のある体験コンテンツやオリジナル旅行商品を提供していく予定です。
※OTA…Online Travel Agent(オンライン・トラベル・エージェント)の略。

2. 旅行者データの活用によるデジタルマーケティングの強化
外部OTAを活用する場合、旅行者のデータ(宿泊情報など)が自治体へ蓄積されません。TXJを通じて旅行者が直接予約をすることで、旅行者データが蓄積され、一気通貫のマーケティングを実現しやすくなります。

3. 「Tourism Exchange Japan(TXJ)」を四国で初めて導入
TXJは、デジタル技術を活用してディスティネーションマーケティングを行う自治体・DMOのサポートをするシステムです。世界で約80社を超えるグローバルOTAや旅行会社に接続可能なこと、地域単位で予約販売データを収集することでDMO等のマーケティング成果を可視化できることなど様々な機能を備えたプラットフォームです。日本では青森県八戸市、奈良県、石川県金沢市が先行して導入されていますが、四国地方では愛媛県大洲市が初の導入となります。
 
  • 導入した背景と今後の展望
新型コロナウイルスの影響により、観光業は甚大なダメージを受けています。大洲市でも、観光需要の取り込みを図るため、インバウンドの激減に伴う国内観光誘致の強化が喫緊の課題となりました。また、近年の急速なデジタル化の進展に伴う旅行スタイルのデジタルシフトに対応させるため、地元産品やコンテンツのオンライン展開が求められていました。そこで、観光DXの実現とデジタルマーケティングの実施を目的に、Tourism Exchange Japan(TXJ)を導入いたしました。
 
  • 大洲市が目指す観光まちづくりビジョン
大洲市では、独自に掲げる「大洲市観光まちづくり戦略ビジョン」の一環で、欧米豪を重点ターゲットとしたインバウンド戦略を推進しています。しかし、2020年以降、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により日本を訪れる外国人旅行者数は激減しました。一方、国内旅行者においては、コロナ禍における「短時間」「近距離」でのマイクロツーリズムという新たな旅行スタイルが注目されるようになりました。このような状況を考慮し、一時的な需要が見込める国内旅行者も観光戦略のターゲットに取り込む等、戦略ビジョンを一部見直しながら取り組んでいます。
 
  • 掲載中の体験コンテンツ(2022年3月4日時点)
1. 案内人と巡る 名建築「臥龍山荘」と愛媛郷土料理を満喫
風情ある町並みを散策した後、数寄屋の粋を極めた名建築「臥龍山荘」をご案内。名月の「月光反射」や河岸庭園を案内し、臥龍山荘の魅力を伝えます。昼食は元禄元年創業の老舗料亭「いづみや」で、南予の鯛めしと炙り鯛めしの食べ比べをします。


2. 着物で人力車 城下町大洲を満喫
城下町大洲の雰囲気に合うアンティークな着物体験です。着物を着た凛とした姿で、人力車で町並みを散策できます。数寄屋の名建築・臥龍山荘の雰囲気と着物の共演を写真に収められます。


3. プロカメラマンと巡る臥龍山荘フォトツアー(初心者コース)
大洲の撮影ポイントや撮影の仕方等を教わりながら巡るフォトツアーです。歴史や文化など大洲を知り尽くした案内人も同行するので、魅力的なスポットを余すところなく撮影いただけます。


4. 名建築「臥龍山荘」を貸切でお呈茶体験
静寂に包まれた不老庵という、普段は体験できない雰囲気の中でお呈茶を満喫できます。淡交会の地元会員による呈茶も提供いたします。


5. 案内人と巡る 路地裏散策
案内人とともに、昭和を感じる街なかを散策できます。一本路地に入ると迷路のように複雑な路地裏があります。大洲でのリアルな暮らしを体感できるここにしかない路地裏散策をお楽しみいただけます。

 
  • Tourism Exchange Japan(TXJ)について
オーストラリア政府観光局はじめ、2016年から海外政府観光局やDMO等の観光向けウェブサイトで数多く採用。2020年にはコンサルティング会社のマッキンゼー(米)が、コロナ危機からの観光産業回復にむけた提言レポートを作成し、ツーリズム産業におけるデジタル活用とデータ解析の強化の視点で、TXA(オーストラリア版)を紹介するなど、高い評価を受けています。
 
  • 合同会社Tourism Exchange Japanについて
インバウンド戦略の国内成功例で知られる「一般社団法人せとうち観光推進機構(せとうちDMO)」のマーケティングを統括した実績などがあり、現在も多くの地方でTXJを含めた包括的なマーケティングのプロデュースを手掛けています。

<会社概要>
会社名:合同会社Tourism Exchange Japan
所在地:広島県広島市南区京橋町1-7
設立年:2019年7月24日
 
  • 大洲市について
愛媛県の南予地方に位置する大洲市は、肱川の恵みを受けて栄えてきた町です。江戸時代、城下町として栄えた古き良き街並みは今もその面影を色濃く残しており、山間部から瀬戸内沿岸まで清流の流れに沿った多様な文化が根付いています。古き町並みの残る大洲エリア、自然を体感できる長浜エリア、清流肱川の四季折々の風と豊かな自然を楽しめる肱川エリア、坂本龍馬脱藩の道を巡ることができる河辺エリアに分かれます。

  • 大洲の見どころ


左上)大洲城
江戸時代初期、築城の名手と謳われた藤堂高虎により築城された。戦後復元された木造天守としての四層四階は日本初で、19.15mの高さは日本一。大洲城を貸し切り“城主気分”を味わえる「キャッスルステイ」も2020年よりスタート。

右上)大洲のうかい
岐阜県長良川、大分県三隅川と並ぶ日本三大鵜飼の一つ。国内でも珍しい「合わせうかい」という手法をとる。鵜船と屋形船が非常に近い距離で並走するため、手を伸ばせば鵜に届きそうな迫力に思わず船べりへ身を乗り出してしまうほど。

左下)臥龍山荘
肱川随一の景勝地「臥龍淵」に、10年余りの歳月をかけて建てられた数奇屋造りの名建築。日本の茶の湯文化を守るために作られた。2011年に、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの一つ星を獲得。夢の美術館 世界の名建築100選にも選ばれた。

右下)古民家宿
城下町には、歴史的な邸宅が改装された古民家ホテルが広がる。まるで大洲の城下町で暮らしているかのような特別な体験ができる「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」。(管理・運営:バリューマネジメント株式会社)
 
  • VisitOzuについて
大洲市の観光情報WEBサイトです。歴史ある大洲城や臥龍山荘が佇む城下町をはじめ、古民家宿などの宿泊施設、特別な体験、お土産にも最適な銘菓などをご紹介しています(公開:2020年3月)。
サイト名:VisitOzu
URL:https://jp.visitozu.com/

 

 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

愛媛県大洲市

1フォロワー

RSS
URL
https://www.city.ozu.ehime.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
愛媛県大洲市大洲690番地の1
電話番号
0893-24-1717
代表者名
二宮隆久
上場
未上場
資本金
-
設立
-