閉鎖的になりがちな福祉組織を繋ぐ。障がい者雇用を創出するコミュニティ『discovery』が大阪で発足。

障がい者採用サポート、福祉事業所のコーディネートなどの事業を行う「Neu（ノイ）」（所在地：大阪府泉佐野市、代表：中知也、以下　Neu）は、障がい者雇用支援を行う組織に横の繋がりをつくり、事業所を超えて情報交換を行い、障がい者雇用のきっかけを創るコミュニティ『discovery（ディスカバリー）』の大阪支部を発足いたしました。

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今回、「障がい者の就労に携わる方、関心のある方が集い、情報共有を行う中で親睦を深めつつ、新しい"発見"と新しい"種（シーズ）"を生み出し、雇用のきっかけを創出する場」をコンセプトに掲げ、福祉業界独特の閉鎖的な風潮を打破するべく『discovery』を立ち上げました。現在は大阪支部のみですが、（大阪）南支部の立ち上げを進めており、今後は全国に展開していく予定です。

 

現在はコロナウイルス感染防止のためオンラインで行なっております

【取り組み内容】
『discovery』では、福祉支援事業所間の横の繋がりを深めるために、主に以下の5つの取り組みを行っています。

①障がい者雇用を促進する企業とのマッチング
障がい者雇用を行う企業と事業所を繋ぎ、採用を促進する活動を行っています。障がい者雇用を積極的に行っていても、制度などが複雑で、進め方がわからないといった声もよく耳にします。例えば、費用が発生するインターンシップを（職場体験）を実施するなど、専門的な知識が必要で、採用がうまくいかないケースも多くあります。discoveryを介することで、福祉支援事業者と企業がそれぞれ求めている条件を整理し、よりシンプルに双方を繋ぎ、ミスマッチを防ぎ、採用活動を活発化させています。

②オンラインアウトプット会の開催
情報を共有し、親睦も深められるオンラインアウトプット会をzoomにて定期的に開催しています（前回開催：2021年8月6日）。「障がい者雇用支援を積極的に行っていきたい」という同じ志をもつ者同士が自由にアウトプットする場を設けることで、新たな発見や今後に繋がる種（シーズ）を見つけることを目的に行っています。

③企業の見学会や意見交換会の開催
支援機関と障がい者採用を積極的に行っていきたい企業を繋ぎ、支援機関と企業が一緒に見学会や意見交換ができる場を月に1回開催できるように取り組んでいます。（現在は新型コロナウイルス禍につき、開催は都度検討しています）

④ウェブサイトを活用した情報共有
障がい者の実習受入をしている企業の情報をdiscoveryのウェブサイト内で公開しています。サイト内で公開することで、誰もが気軽に閲覧することができ、取り組みの輪が広がっていくことを狙いとしています。今後、discoveryの思いに賛同頂ける企業を50社以上集えるように取り組んで参ります。

⑤Facebookを中心としたSNSでの情報共有
SNSを通じて、障がい者就労に携わる方や、これから障がい者雇用を検討する企業の方が障がい者の就労について、分からないこと、悩み、課題、雇用制度、アドバイス、事例などを投稿し、日常的にコミュニケーションが取れる仕組みづくりを行っています。課題や悩みの解消に繋げられる場の構築をめざします。

【障がい者雇用の場そのものの創出】
今後、discoveryの活動の中でも障がい者が活躍

 

し、マネタイズできる活動を積極的に行っています。その最初の一歩として、discoveryのサイト内にある「協力企業一覧」の各企業詳細ページの作成を、就労支援B型事業所と提携して行う予定です。

現在のサイトの様子

企業のインタビュー音声の文字起こしや、デザイン構築など、障がい者のある方たちが作ったサイトを通して、障がい者雇用を促進するといった循環を創出していきます。

【discoveryを通して実現したい社会】
これまで、障がい者を雇用したい企業と、障がい者を送り出したい福祉、教育機関、それぞれ需要と供給は一致しているにも関わらず、情報共有を行う場が今までありませんでした。形式ばった堅い場所ではなく、気軽に悩みなどを打ち明けられるフランクな場を作りたいという思いから、discoveryを立ち上げました。一定の企業と福祉事業所だけの繋がりでは、雇用の幅にも限界があり、効率よく採用活動を行うことができません。discoveryを通して、企業の求人などに対して、1事業所だけで完結せず、福祉事業所同士で情報共有を行う場を作ることで、障がい者の雇用率そのものをあげることを目的としています。
また、今後は、障がい者雇用をしたことがない企業のサポートも積極的に行っていく予定です。障がい者雇用に対してハードルの高さを感じている企業のお手伝いをすることで、誰もが働きやすい環境を増やしていきたいと考えています。​

【お問い合わせはこちら】
公式サイト：https://www.discovery20130320.com/
メール：[e-mail]
電話：[phone]

【Neuについて】
「障がい者雇用をきっかけに、誰もが働きやすい社会を創る」をビジョンに掲げ、障がい者雇用コンサルティングや、福祉事業所コーディネート、大学生インターンシップコーディネート、就職支援などをメイン事業として2021年に設立。障がい者雇用の現状について企業向けにセミナーをおこなったり、支援期間に向けたワークショップを開催するなど、企業と支援期間両方へアプローチすることで、より深いサポートをめざしている。

【運営メンバー紹介】
現在、discoveryには9名のスタッフが所属しています。それぞれ、専門性の高い知識を持っているメンバーが多く、それぞれの障がいに対して、プロが対応できる環境を整えています。

代表　中知也（なかともや）

 

就労支援員として、企業開拓、実習先開拓、定着支援、直接支援という就労支援員が行う支援全般をする中で、事業所を超えて情報交換を行い、障がい者雇用のきっかけを創る場が必要だと感じ、discoveryを立ち上げる。

副代表　中村優（なかむらすぐる）

営業職として福祉業界に関わった経験をきっかけに、福祉業界に対するネガティブなイメージから、社会にはならなくてはならない社会資源のひとつであると確信し、『福祉業界や社会課題を変えていきたい』という想いを持ちつつ、日々社会課題に対してアプローチしている。