「サウンド&アート展−見る音楽、聴く形」開催決定!
「音」と「形」をテーマにした作品が集結
クリエイティブ・アート実行委員会は、東京都教育委員会と共催で、「見る音楽、聴く形」をテーマに、「サウンド&アート展」を開催いたします。
20世紀に入り、これまで音楽とは考えられなかった「音」や、視覚的な要素を音楽の中に取り込む試みがなされてきました。新しい「楽器」が作品として作られる一方で、一般には視覚芸術に分類される彫刻やオブジェ、インスタレーション作品の中には魅力的な「音」を奏でる作品が多く存在します。本展では、さまざまなアイデアによる独自の作品約40点が一同に会します。
コロナ禍の中で社会や経済が大きな転換期を迎えている今、芸術はどのように変化するのでしょうか。新しい楽器や自動演奏装置を創りだすことにより、音楽づくりの基盤を変えていこうとする活動に目を向けることで、組織や社会の基盤の変革に思いを馳せるきっかけとなることを目指します。
20世紀に入り、これまで音楽とは考えられなかった「音」や、視覚的な要素を音楽の中に取り込む試みがなされてきました。新しい「楽器」が作品として作られる一方で、一般には視覚芸術に分類される彫刻やオブジェ、インスタレーション作品の中には魅力的な「音」を奏でる作品が多く存在します。本展では、さまざまなアイデアによる独自の作品約40点が一同に会します。
コロナ禍の中で社会や経済が大きな転換期を迎えている今、芸術はどのように変化するのでしょうか。新しい楽器や自動演奏装置を創りだすことにより、音楽づくりの基盤を変えていこうとする活動に目を向けることで、組織や社会の基盤の変革に思いを馳せるきっかけとなることを目指します。
本展のみどころ
1.「音」と「形」をテーマにした作品約40点が集結
本展では、1913年に未来派のルイージ・ルッソロが制作した《イントナルモーリ》(複製)から、音響工学を学んだベルナール・バシェと彫刻家であったフランソワ・バシェ兄弟による音響彫刻作品、日本のサウンド・アートの草分けである吉村弘の《サウンド・チューブ》、音も含めて美術作品として提示する新進作家・藤田クレアの《Invisible soundscape ~version 1 : (1 + √5)/2+x~ 》(2020年)まで、世界5カ国から19名(組)の作家の作品約40点が集結します。「音」と「形」をテーマにした、さまざまなアイデアによる独自の作品を一堂にご覧いただける機会です。
2.音を体感できる展示
3.さまざまな素材や技法による表現の追求
竹や木といった自然素材から構築された音具、鉄や金属を用いた彫刻作品、大量生産された製品で構成された作品など、さまざまな技法を用いて制作されたオリジルな作品が登場します。作家たちが、素材や技法の特性を活かし、いかに独自の表現を追求してきたのか、ぜひご注目ください。
開催基本情報
- サウンド&アート展 -見る音楽、聴く形
- 会期:2021年11月6日(土)~2021年11月21日(日) 12:00-18:00
- 入場は17:00まで/会期中無休
- 入場料:一般1,200円/高校・大学生600円/中学生以下300円/未就学児無料
- 新型コロナウイルス感染症予防の観点から、日時指定予約制を導入します。チケット購入サイトは10月1日にオープン予定です。公式ウェブサイトからご確認ください。
- 会場に余裕がある場合のみ、当日窓口にてチケットを販売いたします。
- 当日入場料:一般1,500円/高校・大学生900円/中学生以下600円
- 公式ウェブサイト:https://muse-creative-kyo.com/caec/soundandart/
- 主催:クリエイティブ・アート実行委員会
- 共催:東京都教育委員会
- 会場協力:アーツ千代田 3331
- 企画制作:ミューズ・カンパニー
- 助成:公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人全国税理士共栄会文化財団、笹川日仏財団、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団
- 監修:毛利嘉孝(東京芸術大学教授)、中川克志(横浜国立大学准教授)
- 出展アーティスト(五十音順):一柳慧/invisi dir/宇治野宗輝/金沢健一/齋藤鉄平/園部良/武満徹/フィル・ダドソン:フロム・スクラッチ/西原尚/ベルナール&フランソワ・バシェ/ピエール・バスティアン/FUJI|||||||||||TA/藤田クレア/松本秋則/明和電機/吉村弘/ハンス・ライヒェル/マーティン・リッチズ/ルイージ・ルッソロ(再制作:多摩美術大学芸術科、監修:秋山邦晴)
Performance/Workshop多数開催!
会期中、出展作品の演奏をご鑑賞いただけるコンサートや、制作者自らによるトーク&デモンストレーション、創造的な音楽づくりワークショップ、展覧会の意味を深めるディスカッションなどを多数開催予定です。
詳しくは、10月初旬に公式ウェブサイトにて公開します。
- Performance
- コラボレーション・パフォーマンス:内橋和久×巻上公一×ダクソフォン、谷川俊太郎×内橋和久×バシェ
- アーティスト・トーク&デモンストレーション:永田砂知子、宇治野宗輝、藤田クレア、西原尚、明和電機、invisi dir、鳥越けい子、金沢健一、三輪眞弘
- Workshop
- 絵画から音楽をつくるワークショップ
- 指導者対象の創造的な音楽ワークショップ、など
- Discussion
- 「楽器をつくる、社会をつくる」をテーマに、本展学術企画協力者である毛利嘉孝(東京藝術大学教授)と中川克志(横浜国立大学准教授)をモデレーターに、アーティスト・研究者と議論します。
ステートメント
創造的な音楽づくりと創造的な楽器
本展は「見る音楽、聴く形」をテーマに、新しい創造的な楽器やサウンドをめぐる作品を集めた展覧会です。
美術と音楽の歴史を紐解いてみると、そこにはさまざまな交差点があります。一般的に「音楽」といえば、楽譜に書かれたものを楽器で演奏して作るものと考えられています。けれども、20世紀に入ってからは、これまで音楽とは考えられなかった「音」や視覚的な要素を音楽の中に取り込む試みがなされてきました。既存の楽器では出せない「音」や視覚的な要素を作り出すために、新しい「楽器」が作品として作られました。その一方で、一般には視覚芸術に分類される彫刻やオブジェ、インスタレーション作品の中には魅力的な「音」を奏でる作品があります。
今回の展覧会は、そうした「見る音楽」と「聴く形」を集めたものです。1913年に未来派のルイージ・ルッソロが制作した《イントナルモーリ》(複製)、音響工学を学んだベルナール・バシェと彫刻家であったフランソワ・バシェ兄弟による音響彫刻作品、日本のサウンド・アートの草分けである吉村弘の《サウンド・チューブ》、音も含めて美術作品として提示する宇治野宗輝の自動リズム演奏装置「The Rotators シリーズ」など、さまざまなアイデアによる独自の作品約 40 点が一同に会します。
展覧会を主催するクリエイティブ・アート実行委員会は、これまで、多様な人々が共に創造することから新しいアートの可能性を探る「クリエイティブ・アート・スクール」を、30 年にわたり開催してきました。その目指すところは、創造的な思考を広げることにあります。特に「創造的な音楽づくりワークショップ」では、既存の楽器を楽譜通りに演奏するところから、自らの発想で楽器の異なる奏法を発見し、音楽をつくり(作曲)、参加者同士が共に創ることをテーマとしてきました。
ここでは、そこからさらに踏み込み、20世紀以降に作られた新しい楽器、あるいは自動演奏装置を創り出すことで、音楽づくりの基盤を自ら変えていこうとする活動自体に目を向けます。そのような楽器や装置を紹介することが、ひいては、組織や社会の基盤を変えていくことにも通じるのではないかと考えるからです。
楽器であり、美術作品でもある作品群は「音」と「形」のはざまで見る人をとりこにすることでしょう。まさに唯一無二、オリジナルな作品をお楽しみください。
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