『社会課題をテクノロジーで解決』秋田県東成瀬村に第三セクター新設

人口2450人の村に、IT企業「なるテック」が創業。5年で100名の雇用創出をめざす。

なるテック

東成瀬テックソリューションズ株式会社(本社:秋田県東成瀬村 代表取締役社長:近藤純光)の創業を発表致します。同社は社会課題をテクノロジーで解決することを経営目的とした、人口2450人の秋田県東成瀬村が出資する第三セクター方式企業であり、5年で従業員数100名を目標に掲げ、官民連携で邁進してまいります。

経営目的

日本の社会課題をテクノロジーで解決することが、経営目的です。

経営目標
5年後に100名のプロフェッショナル集団になることが、当面の目標です。

事業内容
  1. System Development システム開発事業
  2. IT Consulting ITコンサルティング事業
  3. Creative Production クリエイティブ制作事業
  4. Vitalizing Local Economy 地方創生事業

なるテックでの業務イメージなるテックでの業務イメージ

<システム開発事業>
クライアントの経営課題へのソリューションとなるシステムの受託開発や、システム開発の支援を行います。
<ITコンサルティング事業>
クライアントの抱える経営課題を定義し、DX構想や計画策定、プロジェクトマネジメントやビジネスアナリシス、ビッグデータアナリシスなど、解決に導く支援を行います。
<クリエイティブ制作事業>
クライアントの新規プロダクトの企画制作や、オウンドメディア戦略の立案から実行など、Webデザインやライティング、ディレクションによる支援を行います。
<地方創生事業>
行政業務効率化や、地域産業振興、住民利便性向上など、私たちの住む東成瀬村の課題解決につながる事業を創出し、売上と利益をもたらし、日本全体の地方創生のモデルケースであり続けます。

 


ビジネスモデル

 

社名の由来
社名:東成瀬テックソリューションズ株式会社
東成瀬村にて、技術的な(Tech)課題解決策(Solutions)を提供することから社名を名づけ、親しみやすいように通称を「なるテック」としました。どうぞ「なるテック」と呼んでください。

設立に向けての打ち合わせ 左:近藤 右:佐々木村長設立に向けての打ち合わせ 左:近藤 右:佐々木村長

 

従業員のメリット

  1. 手に職がつく(IT系専門職)
  2. 時代の流れの最先端に立てる
  3. 地域社会の役に立てる
  4. 時間や場所の自由が得られる

PCワークなので時間や場所は基本的に自由PCワークなので時間や場所は基本的に自由

自然豊かで治安の良い環境で、給料を支給されながら、最先端の技術を学びキャリアを形成し、多様な生き方を実現することができます。

従業員のモデルライフプラン

 

研修
  1. 基礎研修(全員共通) 1~2か月
  2. 専門研修(職種別) 4~10か月
  3. OJT 4~10か月
  4. スキルフォロー 随時
  5. キャリアフォロー 随時
雇用される従業員は若年層を想定しており、入社後は全員共通のビジネス基礎研修を1か月~2か月受講します。2か月目以降は、都市部の研修パートナー企業が提供するコンテンツにより約4~10ヵ月間の研修期間をかけて職種ごとのジュニア~ミドル研修を受けながら、実務参画を通じてスキルを磨きます。その後、さらに難易度の高い実務にアサインされ、価値を提供していくことになります。(研修期間は個人により変動)

<研修パートナー(順不同)>
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ(東京都品川区)
デジタルハリウッド株式会社(東京都千代田区)
株式会社パーソル総合研究所(東京都港区)
株式会社富士通ラーニングメディア(東京都大田区)
Ascent Business Consulting株式会社(東京都港区)
株式会社フリューゲル(東京都目黒区)
株式会社沖プロ(東京都杉並区)

従業員の成長ロードマップ


なるテックのキャリアマップ
同社では、下記の3職種から本人の希望に合わせて職種を決定し、Junior-1(研修生)からキャリアがスタートします。従業員は、業務を実施しながら、自身が興味のある専門性を見つけ、その分野の研修を受け、スペシャリストになっていきます。

  1. ITコンサルタント職
  2. システムエンジニア職
  3. クリエイター職

なるテックのキャリアマップなるテックのキャリアマップ

 

東成瀬村の特徴
  • 小学校学力テストが全国1位の常連であり、公教育のレベルが高い。
  • 子育て支援が特に充実した、子供に優しい自治体。
  • 日本最大級の台形CSGダム「成瀬ダム」を建設中。
  • 日本有数の豪雪地帯でスキー場がある。
  • 仙人の郷として知られており、村公式の修行体験イベントがある。

紅葉の成瀬川紅葉の成瀬川

東成瀬村は、秋田県の南部に位置する自然豊かな人口約2450人の村です。

村中心部の水田村中心部の水田

 

 

東成瀬村 佐々木哲男村長のコメント

東成瀬村 佐々木哲男村長東成瀬村 佐々木哲男村長

 ここ数年、我々地方自治に関わる者として、デジタル社会が急速に進展していることをある意味では危機感さえもって感じていた。平常の事務事業においてもあるいは国、県等の公共機関からの事務においても法律、事務事業の取り扱いにおける制度改正においてもめまぐるしいほどの改定、改正、更にこれに伴う取り扱い施行令、規則などにも及ぶのは当然であり、その都度莫大な財源を要する事態となっていた。こうした財政需要は、地方自治財政にも影響し、その対応には苦慮せざるを得ないことにもなる。その都度制度に基づく予算化をしてきたが、一方でデジタル行財政運営にはなんといってもそうした事務に精通している職員の確保が重要な対策となっていた。

 一方、村の行政においてもこれまでの政策、施策も新たな視点での企画、運営が求められていたわけであり、それに対処するための発想の転換と新しい時代に応じた行財政運営が求められていた。そのための施策として、「東成瀬村応援団」制度を創設し、村の振興発展に寄与していただけるための提案、意見をいただきながら定住、移住あるいは村の出身者の場合はふるさと東成瀬村に帰ってくることなども視野に入れた対策をとり、すでに村人口の同数以上の2600人以上がこの制度に賛同し、登録されている。こうした応援団の方々との密接な連携をより強めることにより次のステージに進めることが課題ともなっている。

 こうした状況下においてこのたび、なるテック(東成瀬テックソリューションズ株式会社)が設立された。村においてもこの企業の設立の趣旨を確認し、賛同して村議会の議決もいただき出資させていただくこととしました。村では、これまでも人材育成にはあらゆる行政施策の展開の元、継続的に推進してきており、優秀な人材が国内のIT企業でも活躍されているようであり、このたび近藤氏が企画・設立した企業がこうしたIT人材育成企業としての位置づけでもあることから大きく事業展開する可能性が高いことを、村としても大いに期待しているところです。

 村出身の若い世代が今後、学業と企業での成果をこの新たな企業での能力発揮により、ふるさと東成瀬村の発展の大きな力となってくれることにもなるものと期待したい。

 もちろん、なるテックの企業運営方針はIT人材の教育、人材派遣を目的としており、そうした有意な人材を募集し育成してくこととしており、村の各種事務事業に従事あるいは大きく貢献してくださる人材募集をすることとしていることにも期待しているところです。

代表取締役 近藤純光のコメント

代表取締役 近藤純光代表取締役 近藤純光


 日本には数多くの課題があります。とりわけ私が解決に貢献したいのは「東京一極集中」といういびつな現象、つまり最も子育てをしにくく、災害リスクの高い地域に、最も多くの人が集まっているという現象です。この課題にメスを入れる過程で、他の社会課題解決にも好影響が出ると考えています。

 私は、学生時代から東京に10年住んでおりましたが、マンションの家賃の異常な高さや、子育てのしにくさを目の前にして、多くの友人たちが結婚、出産を諦めたり、希望よりも現実を下方修正したりするのを見てきました。ベビーカーを押して電車に乗ると舌打ちされるらしいですね。これが、日本の出生数の減少に影響していることは容易に想像できます。なるテックは、未経験者を採用し、高度IT人材に育成し、都心から仕事をリモートで受注することで成長していきます。当社がこの地で成長するということは、それは同時に都市部から地方への人口の流れを作ります。目指すのは、生活コストが安く、子育て支援の充実した地方に住みながら、都市部水準の仕事ができる状態を作ることです。そうすれば、結婚や出産を諦める人たちが減ると想定しており、その結果、日本の出生数の減少に歯止めをかけられると考えております。

 東成瀬村は、佐々木村長が強いリーダーシップと決断力を持っており、日本でも他に類を見ないスピード感のある自治体です。今回の第三セクターの企画がこれほど早く実現できたのは、この村長と、議会や自治体職員の皆様の柔軟性や実行力があってこそだと、ありがたく思っております。

 まずは、私の住むこの東成瀬村で人材を雇用し、都心の企業の協力を得つつ成長産業のプロフェッショナルを育成します。研修で実力をつけ、東成瀬村の地域課題を解決する事業を創出したり、行政課題を解決支援したり、都心のクライアントへの価値提供を行ったりし、対価を頂きます。そうして事業規模を拡大させ、地方創生のモデルケースとなることで、全国的な地方活性化の流れに良い影響を与えていく事を決意しております。秋田の小さな村から、日本全体へインパクトを与えるって、なんだかめっちゃワクワクしませんか?

東成瀬村議会で事業計画を説明する代表取締役東成瀬村議会で事業計画を説明する代表取締役


代表取締役略歴

近藤純光(こんどう じゅんき)
1989年3月 福岡県筑紫野市出まれ 北九州市育ち
防衛大学校中退 明治大学卒業

大学卒業後にWeb広告代理店に勤務し、2年後にマーケティングコンサルタントとしてフリーランスに。大手コンサルティングファームのアンダーや顧客からの直接オーダーで、新規事業開発、システム開発プロジェクトマネジメントやビジネスプロセスリエンジニアリング、組織コンサルティング等の経験を8年にわたって積み、2021年4月に秋田県東成瀬村に地域おこし協力隊として移住。村に本事業の企画提案を持ち込み、承認され同社を創業し、代表取締役に就任。YouTubeチャンネル「秋田に移住したテスラ乗りの記録(https://www.youtube.com/channel/UCYqbyG43agwn6SGL3nQbBgA)」で秋田をPR中。


オフィス
当社は東成瀬村の庁舎ビル、東成瀬村山村開発センター内に入居しております。ご訪問の際は庁舎総合受付までお越しください。また、基本的にリモートワークを実施しておりますので、不在にしております。ご用件のある方は代表電話までお問い合わせください。

東成瀬村 山村開発センター東成瀬村 山村開発センター


会社概要

会社名  :東成瀬テックソリューションズ株式会社
      Higashinaruse Tech Solutions Co., Ltd
通称   :なるテック
      NARUTECH
事業体種別:株式会社(第三セクター方式)
資本金  :500万円
本社所在地:〒019-0801 秋田県雄勝郡東成瀬村田子内仙人下30−1
      東成瀬村山村開発センター内
代表者  :代表取締役社長 近藤純光
主要株主 :近藤純光・東成瀬村(地方自治体)
設立   :令和3年10月
事業年度 :9月決算
代表電話 :050-6878-8305
事業内容 :システム開発事業
      ITコンサルティング事業
      クリエイティブ制作事業
      地方創生事業
URL   :https://www.narutech.co.jp/

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会社概要

URL
https://www.narutech.co.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
秋田県雄勝郡東成瀬村田子内仙人下30−1 東成瀬村 山村開発センター内
電話番号
050-6878-8305
代表者名
近藤純光
上場
未上場
資本金
500万円
設立
2021年10月