ディープラーニング(深層学習)によりスマートフォンで複数の身体活動を自動検知する技術の提供を開始
歩く・走る・サイクリング・階段昇降の4種類の身体活動を自動検知
■開発の背景
運動を取り入れたゲームやヘルスケアアプリには、歩数計を使ったものと、衛星利用測位システム(GPS)を使ったものがあります。その中で「歩く」こと以外のアクティビティへのニーズがあるものの、技術的に限界がありました。
そこで私たちはディープラーニング(深層学習)によって、複数の日常的な身体活動をスマートフォンで検知する技術を開発しました。
これにより、技術的な制約をなくし、モバイルゲーム開発などで、運動とゲームを組み合わせた新しい体験をユーザーに提供できます。
■主な使用例
ゲームクリエイターの技術的な制約をなくし、運動とゲームを組み合わせた新しい体験をユーザーに提供できます。
生命保険のビジネスモデルは、健康的な生活を提案し、顧客のリスクを管理していくスタイルに移行しつつあります。しかし、現在の技術では、そのような取り組みは制限されています。誰もが高価なスマートウォッチを買ってサービスを利用できるわけではありません。スマートフォンを顧客の健康維持に役立てることで、保険会社はより身近で便利な保険を提供でき、市場を広げることができます。
■3つの特長
1. 日常的な身体活動を自動検知
歩く・走る・サイクリング・階段昇降をスマートフォンで自動検知します。
2.スマートフォン以外のハードウエアは不要
スマートウォッチなどのハードウエアを新たに用意する必要はありません。
3.チート行為も検知
スマートフォンを上下にシェイクして歩数を稼ぐなどのチート行為も、自動検知します。
■今後の目標
この技術をベースに、モバイルゲーム開発用SDK「zeteohPLAY」のベータ版を、2021年10月より提供開始しました。2022年には自社開発で、デモンストレーション用の運動を取り入れたモバイルゲームをリリースすると同時に、モバイルゲーム会社や保険会社とのパートナーシップを結んでいきます。
■zeteoh株式会社
株式会社ABEJAで、数々のプロジェクトに携わってきた、AIエンジニア・ヤンリギリと、IoT業界でデザイナー・マーケターとしての経験を積み重ねてきたリギリ聡美が2020年に設立。
小型デバイス(スマートフォン、IoT、マイクロコントローラー)上の機械学習「TinyML」に重点を置き、革新的なプロダクト開発を進めています。
■会社概要
zeteoh株式会社
代表:リギリ聡美
住所:東京都渋谷区松濤1丁目28−2 WORK COURT渋谷松濤
URL:https://www.zeteoh.com/
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