Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞決定! 上間陽子著 「海をあげる」 筑摩書房
平素は本屋大賞の活動に並々ならぬご厚情を賜り御礼申し上げます。
さて、本日「Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞」が発表され、大賞受賞作が上間陽子 『海をあげる』筑摩書房に決定いたしました!
ヤフー株式会社が運営する日本最大級のインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」と、書店員が「面白かった」、「お客様に勧めたい」と思った本への投票で決定する「本屋大賞」が連携した「ノンフィクション本大賞」。
第1回『極夜行』角幡唯介、第2回『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ、第3回『『エンド・オブ・ライフ』佐々涼子、と共に受賞とともに話題となり、大きく部数を伸ばしました。
第4回となる2021年ノンフィクション本大賞は一次投票でノミネート6冊が決まり、二次投票で書店員がノミネート作全てを読んで投票を行い、大賞は上間陽子 『海をあげる』筑摩書房に決まりました。
本屋大賞HP https://www.hontai.or.jp
Yahoo!ニュース ノンフィクション本大賞特設HP https://news.yahoo.co.jp/nonfiction/
■Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2021年ノンフィクション本大賞 受賞作
「海をあげる」 上間陽子(著)筑摩書房
<<書籍内容>>
「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」。痛みを抱えて生きるとは、こういうことなのか。言葉に表せない苦しみを聞きとるには、こんなにも力がいるのか。おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。ベストセラー「裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち」から3年、身体に残った言葉を聞きとるようにして書かれたノンフィクション。
<<上間陽子さんからのコメント>>
本を書いているときには、喉の奥がきーと音をたてるような痛みがありました。
わめきたいような、叫びたいような、でもそれではちっとも足りないような。
沖縄で起きている数々のことに絶望し、果たし状を書くような気持ちで書いていたのに、本当に書きたかったのはやはり違うことだったように思います。
言葉が破壊される国にあって、それを破壊させないと抗い仕事を積み上げる書店員の方々が、この賞をくださったことを誇りに思います。
言葉によって、ひととひとがつながりあえることを信じて、自分にできることをひとつひとつやり遂げていこうと思います。
■2021年ノンフィクション本大賞 ノミネート6作品 (五十音順)
- 「あの夏の正解」 早見和真(著)新潮社
- 「海をあげる」 上間陽子(著)筑摩書房
- 「キツネ目 グリコ森永事件全真相」 岩瀬達哉(著)講談社
- 「ゼロエフ」 古川日出男(著)講談社
- 「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」 河野啓(著)集英社
- 「分水嶺 ドキュメント コロナ対策専門家会議」 河合香織(著)岩波書店
【2021年ノンフィクション本大賞 実施概要】
■選考期間 2021年5月~9月
■対象作品
過去一年間に日本で発行された国内作家によるノンフィクション本
・発行日は2020年7月~2021年6月。奥付に準拠
・新書は対象外
■スケジュール
2021年5年20日 一次投票投票スタート
2021年6月30日 一次投票締め切り
2021年7月20日 ノミネート作品発表、二次投票スタート
2021年9月20日 二次投票締め切り
2021年11月10日 大賞作品発表(発表会開催)
■副賞
取材支援費:100万円
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