「バーチャル恐竜博物館」が活動を開始。第1弾は群馬県立自然史博物館と中国を結んだオンライン講座を開講

〜群馬県立自然史博物館 真鍋特別館長と中国地質大学(北京)シン・リーター准教授らが登壇。1月30日(日)19時から開催〜

バーチャル恐竜博物館

 バーチャル恐竜博物館では、海外の博物館と連携した継続的な国際交流を促進するため、デジタル データを活用した今後の共同研究の可能性や国内外の講師によるオンライン講座を実施します。
 その第1弾として、2022年1月30日(日)19時より新種の恐竜『エウブロンテス・ノビタイ』を発見した中国地質大学(北京)のシン・リーター准教授と、研究交流のある群馬県立自然史博物館の真鍋真特別館長や髙桒学芸員、木村学芸員によるオンライン講座を開催いたします。

  • バーチャル恐竜博物館とは
 バーチャル恐竜博物館は、古生物化石のデジタルアーカイブデータを充実させ、インターネットを通じて国際間で共有することで、国境を越えた博物館と連携し国際交流を促進する事業を実施します。

 新型コロナウイルス感染症の影響により以前よりも国と国との間での移動が困難になり、国際的な展覧会の開催もハードルが高くなっています。また、世界的に化石の発掘・調査研究までもが著しく減速しています。本事業では、デジタルテクノロジーを駆使した展覧会を実施するほか、国内外の講師によるオンライン講座を行うことでリモート教育の充実も推進します。

 バーチャルで得た知識をリアルで確認し、リアルで芽生えた疑問をバーチャルで解決するといった学習のスパイラル効果の実現やデジタルアーカイブデータの活用により、かつて陸続きであった世界が進化で繋がっていることなどを紹介していきます。
 
  • オンライン講座 「化石と旅する世界 -中国と日本をつなぐ-」

『エウブロンテス・ノビタイ』足の想像図『エウブロンテス・ノビタイ』足の想像図

日時:2022年1月30日(日) 19:00〜19:45予定
内容:真鍋特別館長らによる群馬県立自然史博物館の標本を元にした解説
シン准教授によるノビタイ足跡化石の解説 他
解説:群馬県立自然史博物館  真鍋真特別館長、髙桒祐司地学研究係主幹 他
中国地質大学(北京) シン・リーター准教授
視聴費用:無料
閲覧方法:事前予約や申込の必要はありません。
視聴URL: https://virtual-dino-museum-channel.jp/
備考:シン・リーター准教授とつないで実施するオンライン講座は、日本語・中国語で配信し、中国本土向けには別途録画配信を予定しています。

●オンライン講座登壇者


Li-Da Xing(シン・リーター)
中国地質大学(北京)准教授


1982年生まれ。中国・広東省出身。
理学修士:2012年、カナダ・アルバータ大学
博士(理学):2016年、中国地質大学(北京)
専門はアジアや北米の恐竜などの足跡化石。
2020年、堆積学において卓越した研究をおこなった若き研究者に贈られるThe James Lee Wilson Awardを受賞。
 


真鍋 真(まなべ まこと)
国立科学博物館 副館長・研究調整役


2020年から群馬県立自然史博物館・特別館長も兼務。横浜国立大学教育学部卒業、米イェール大学大学院地質学・地球物理学部修士課程修了、英ブリストル大学理学部地質学科PhD課程修了。PhD。1994 年から国立科学博物館に勤務。恐竜など中生代の爬虫類、鳥類化石から、生物の進化を少しでも理解しようと、化石と心の中で対話する日々をおくっている。

 


髙桒 祐司(たかくわ ゆうじ)
群馬県立自然史博物館 学芸員


1968年生。1993年から自然史博物館の開館準備に携わり、開館(1996年)後は古生物担当学芸員。脊椎動物や群馬県産の化石を研究しています。標本の管理や常設展・企画展など展示に関する仕事、書籍監修のほか、メディアなどからの質問にも対応しています。最近担当した主な企画展は「謎の巨大恐竜スピノサウルス」(2011年)、「超肉食恐竜T.rex」(2016年)、「化石動物園」(2018年)。
 


木村 敏之(きむら としゆき)
群馬県立自然史博物館 生物研究係長(学芸員)


名古屋大学大学院理学研究科修了。博士(理学)。2002年から群馬県立自然史博物館に勤務。専門は古脊椎動物学・鯨類学。恐竜たちが滅んだあとの世界で繁栄してきた、海の“恐竜”ともいえるクジラたちの進化の道筋を明らかにすることに取り組んでいる。
 
  • 群馬県立自然史博物館での展示について

『エウブロンテス・ノビタイ』足跡化石のレプリカ『エウブロンテス・ノビタイ』足跡化石のレプリカ

来館にはHPから事前予約が必要になります。

展示する標本:エウブロンテス・ノビタイの足跡レプリカ
展示場所:群馬県立自然史博物館 エントランス
入館料:一般 510円、大学・高専・高校生 300円、中学生以下無料
展示期間等:1月8日(土)~2月27日(日)
      ※以下の日程は休館日となります。
      1月:31(月)
      2月:7(月)、14(月)~18(金)、21(月)
予約方法:HPから事前予約
予約ページURL:https://gmnh.revn.jp/reservations/calendar?label_id=
  • エウブロンテス・ノビタイについて

『エウブロンテス・ノビタイ』想像図『エウブロンテス・ノビタイ』想像図

 エウブロンテス・ノビタイの足跡化石は2020年7月、中国四川省で、集中豪雨後に強い雨で流れてきた白亜紀前期の約1億2500万年前の岩石から発見されました。約30センチある足跡の長さや幅から、全長約4メートル、歩幅から時速4キロメートルくらいで歩いていたと推定されます。3本指、指先にカギツメがあることから肉食恐竜の足跡であることがわかり、指の開き方と内側の指の根本にある肉球の特徴などから新種とされました。
  • 群馬県立自然史博物館

 群馬県立自然史博物館では『自然史』をテーマとし、生命の歴史や群馬県の自然を紹介しています。地球が誕生してから現在まで、約46億年たっています。その間に原始的な生命が誕生し、無脊椎動物の時代や、恐竜の時代、ほ乳類の時代が過ぎて、私たち人類が誕生しました。このような、地球や生命の歴史すべてをまとめて『自然史』と呼んでいます。

 

所在地:〒370-2345 群馬県富岡市上黒岩1674-1
設立 :1996年10月
館長 :石井 年香
HP      :http://www.gmnh.pref.gunma.jp/

 


文化庁「博物館等の国際交流の促進事業(実施事業)」受託事業

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政治・官公庁・地方自治体
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会社概要

バーチャル恐竜博物館

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URL
-
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都文京区水道1-3-3
電話番号
-
代表者名
石井年香
上場
未上場
資本金
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設立
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