生肉業界の常識を覆すエシカルな食肉加工品”拝鶏のフライシュケーゼ”「Makuake」で先行発売
ふくしまみらいチャレンジプロジェクト×Makuake特設サイトにて公開!3月5日タレントのなすびさんとライブコマース配信予定!
有限会社福相食品工業(本社:福島県南相馬市小高区岡田字上川原田112番、代表取締役:末永義人)は、エシカルな食肉加工品「拝鶏のフライシュケーゼ」の販売を開始します。
2022年2月15日(火)〜3月31日(木)の期間中、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」にて先行販売を行います。
商品名:拝鶏のフライシュケーゼ
商品価格:1個2,400円
クラウドファンディングページ:https://www.makuake.com/project/meatloaf/
同期間に「ふくしまみらいチャレンジプロジェクトhttps://fukushima-challenge.go.jp/
」主催の「ふくしまみらい販福祭」にて、当社を含めた福島県内の事業者が、「Makuake」でまだ世に出ていない商品をお披露目しています。
また、3月5日には、タレントのなすびさんとともにライブコマース配信を予定しています。
2022年2月15日(火)〜3月31日(木)の期間中、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」にて先行販売を行います。
商品名:拝鶏のフライシュケーゼ
商品価格:1個2,400円
クラウドファンディングページ:https://www.makuake.com/project/meatloaf/
同期間に「ふくしまみらいチャレンジプロジェクトhttps://fukushima-challenge.go.jp/
」主催の「ふくしまみらい販福祭」にて、当社を含めた福島県内の事業者が、「Makuake」でまだ世に出ていない商品をお披露目しています。
また、3月5日には、タレントのなすびさんとともにライブコマース配信を予定しています。
私たちの挑戦
食肉業界の常識を塗り替える!「”廃鶏”を”拝鶏”」に。
◯福島で出会った、廃鶏の背景
卵を産んでもらうために、養鶏農家さんたちが大事に育てている雌鶏たち。
採卵期間を終えて、鶏舎から出される雌鶏たちには、「廃棄される鶏」という漢字が充てられ、「廃鶏(はいけい)」と呼ばれます。そして、多くが今なお、産業廃棄物として処分されています。
私たちも地元・福島で、流通のためのハードルの高さ故に、使用できるお肉がついている鶏が、年間12000羽ほど、食品に使用されていない事例に出会い、この問題を身近に感じています。
◯廃鶏を、拝鶏に変えるためのチャレンジ
私達は、そんな鶏たちをあえて、「廃鶏」ではなく「拝鶏」と呼びたい。美味しい卵を産み、私たちの日々の生活を豊かにしてくれている、鶏たちの命に報いるためにも、ゴミとして処分するのではなく、価値ある商品にして、せめて美味しくいただきたい。そう考えました。
食肉用に育てられている鶏に比べて「香りが気になる」「硬い」などの理由で廃棄していては、勿体ない。江戸時代から始まり、今日まで培ってきた、私たちの精肉技術を活かし、なんとかこの壁を越えてみたいと思い、チャレンジを決意するに至りました。
◯チャレンジへのハードル
「食肉用に育成された鶏のお肉の方が、質も良く安価なのに、何故、廃鶏をわざわざ売るのか。そもそも欲しがる人はいるのか。」
「添加物の入っていない加工食肉製品は、入っているものに比べて、美味しいと感じられる商品が少ない。」
これらは、私たちが身を置く食肉業界では、ある種「常識」として、よく語られるところでもあります。
昔は日本でも、廃鶏が食材として一般的に消費される時代がありましたが、時代や産業の変化と共に、それがしにくい背景が生まれてきました。また、近年、私たちの肌感では、徐々にニーズの高まりを感じている「添加物を使わない食肉加工品」についても、上記のようなハードルの存在が語られています。
こうした常識があるがゆえに、廃鶏や、添加物の使用を控えた食肉加工品は、よかれと思って「開発」することはできても「流通」がしにくい、という事情を抱えています。
長年業界に携わってきた皆さんが感じている常識なので、完全に間違っている、とは、私たちも思っていません。ならば、常識は常識として受け止めつつ、そのハードルを越えられるような商品の開発にトライしたい。つまり、私たちの原点にして目的である、「目にも舌にも美味しいから また食べたい と思ってもらえる加工食品づくり」を、廃鶏を使用し、添加物なしでも、成立させてみたいと考えました。
商品開発の背景
「”廃鶏”を”拝鶏”にするために、一体、何を作ったらよいだろう?せっかくなら、食べ慣れたものよりも、新鮮な気持ちで味わえる製品をご提供したい。」
そう考えながら、今回私たちが辿り着いた仮説は「拝鶏のフライシュケーゼ」でした。
ドイツを中心に親しまれているフライシュケーゼ。元々は「残り物を箱に詰めたもの」という意味の名がつけられていたとも言われています。挽肉に、余ったチーズや野菜の端材等を混ぜて作る、庶民の食べ物だったそうです。
しかし現代では、大切な人への贈答品や、高級なディナーのメニューとしても親しまれる食品になっています。
「目にも舌にも美味しいから また食べたいと思ってもらえる加工品づくり」を通して、廃鶏を拝鶏にしたいと思っている私たちにとって、フライシュケーゼの辿った歴史自体が、なぞりたくなる魅力的なものでした。
商品の製造工程と仕様
◯製造工程
・「固い」を突破するために
まずは、加工用に下処理を済ませた廃鶏のお肉を「絹引き」と「粗挽き」の2種類のひき肉に加工し、混ぜ合わせます。こうすることによって、柔らかく、食べ応えのある食感を再構築しました。
・「プリプリ感の不足」を突破するために
年齢を重ねた鶏のお肉は、食肉用に育成された鶏のお肉に比べ、「リン」という成分が少なく、結果として「プリプリ感が少ない」と感じられてしまいます。
通常はここで、プリプリ感向上のために、添加物として「リン酸塩」を使用しますが、今回は極力、添加物の使用も控えたい。
そこで考えついたのが、お肉のつなぎとして、新鮮な豚肉を投入することです。当社は長年、豚肉を使ったハムやベーコンの製造で評価を獲得してきた実績があります。当社の扱う新鮮な豚肉が豊富に含んでいる「リン」を、つなぎとして投入することで、プリプリ感を向上させました。
・「美味しくない」を突破するために
食べ物を美味しいと感じるために、甘味や旨味、塩味や辛味は、とても重要です。添加物の使用を避けながら、これらを補うためにチョイスしたのが、海水の天日塩とブランド豚の旨味でした。
海水から作られる天日塩は、塩味と同時に、独特の甘みを持っています。
また、豚肉からとった旨味を加えることで、濃厚な旨味を加えました。
◯仕様
・原材料:鶏肉(国産)、豚肉(国産)、食塩(天日塩)、三温糖、種もの(プロセスチーズ、グリーンピース、赤ピーマン)、でんぷん、香辛料/乳化剤
・アレルギー表示:鶏肉・豚肉・乳成分
・内容量:1個300g
・賞味期限:製造日より300日(ラベルに記載)
・保存方法:-18℃以下 要冷凍
※本生産ラインでは「乳・小麦・鶏肉・豚肉・牛肉・大豆・りんご・ごま」(特定原材料21品目対象)を使用した製品を製造しております。
※基本的に食品添加物は不使用ですが、チーズの中には水分と油分を均一化させるための乳化剤が使用されております。
私たちについて
福相食品工業の創業は江戸時代、現代表の末永で6代目となります。
2011年の震災時は一時避難しておりましたが、南相馬市で100年以上伝統的な肉の加工方法を維持しつつ、さまざまな新しいお肉の加工にトライして参りました。
商品の製造を通し、我々と袖ふれ合った人々に、何らかのよろこびをご提供できた結果として「儲かる商い」を理念に、ご奉仕の製品作りを大切にしております。
今回、私どもの課題意識から出発した、「拝鶏のフライシュケーゼ」開発に関しても、その思いは変わりません。
このプロジェクトが、今回出会ったユーザーの皆さまや、地域の生産者の方々にとって、ささやかでも、よろこびが芽生えるきっかけになってくれたら、大変嬉しく思います。
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