IT事業に最速の俊敏性を。Definer Inc.がSeedラウンドで6450万円の資金調達を実施。
マルチクラウド / ITインフラの自動構築・監視・構成可視化を実現するDaaS(DevOps as a Service)でDXを加速。AIとソフトウェアの力で推進。
2022年5月10日、IT事業に最速の俊敏性をもたらすDaaS(DevOps as a Service)プラットフォーム、PrismScalerを提供するDefiner Inc.(ディファイナー、本社:東京都千代田区、代表取締役:阪本 健太郎)は、株式会社エンライズコーポレーション、SMBCベンチャーキャピタル(SMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合)、南青山FAS株式会社、そして田村耕太郎氏を始めとするエンジェル投資家陣を引受先とする第三者割当増資(シードラウンド)により、6450万円の資金調達を実施いたしました。同時に、投資家として参画したエンライズコーポレーションと資本業務提携を開始し、上場を見据えた戦略と実践を、南青山FAS株式会社のご支援の基で、実現いたします。なお、前回のエンジェルラウンドも含めた累計調達金額は、約7000万円となります。
- 第三者割当引受先
■ SMBCベンチャーキャピタル株式会社(SMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合)
■ 南青山FAS株式会社
エンジェル投資家(以下、敬称略)
■ 田村 耕太郎
■ 山川 恭弘
■ 砂川 大
■ 森 和孝
■ 及川 卓也
■ 紣川 謙
- シードラウンド資金調達の目的・背景
現状、AWS、Azure、GCPなどの複数のIaaSが繁栄し、種々のOSSや開発言語/ライブラリも発達し、ソフトウェア構築/サービス実現における部品提供は極めて潤沢な状況です。一方で、価値がある顧客体験を実現するためのソフトウェアやサービスを構築するためには、適切な技術選定や、高速なアジャイル開発を支えるDevOps体制、高度なITインフラ(クラウド)の総合的な設計、各種技術組み合わせの安定した実現が競争力を実現するために不可欠です。
しかし、上記の知見や実践方法は、各企業の、各プロジェクトの希少な人財に依存し、またITインフラ(クラウド)に関連する業務が泥臭く大変なため、労働市場に置いて数万人単位で不足し、今後もその傾向が加速することがマーケットレポートで示唆されています。そこで、当社はDaaS(DevOps as a Service)プラットフォームのPrismScalerによって、「高度なITインフラアーキテクト」のバーニングニーズに対して、カテゴリーリーダーとして市場へ幅広く価値提供することを目標としています。
PrismScalerは、AWS、Azure、GCPなどのクラウドITインフラの高品質かつ迅速な、「自動構築」「自動監視」「問題検知」「構成可視化」をソフトウェアの力で実現します。そして、手厚いカスタマーサポートとして「AI」と「人財」を塩梅良く組み合わせ、利用ユーザーへ「快適な顧客体験(おもてなし)」をご提供。カスタマーサクセスで、IT事業の俊敏性と成功に貢献することを目的としています。
2021年8月に実施したエンジェルラウンドでの資金調達以降、MVPの開発完了と複数社の顧客インタビュー、プロダクト改善を実施し、一部顧客に、有料でのベータ版ソフトウェア提供を2022年1月から開始いたしました。
本資金調達を受け、PrismScalerを事業として加速するための組織構築に注力いたします。同時に、株式会社エンライズコーポレーションとの資本業務提携をいたします。エンライズコーポレーションがもつビジネス知見/ネットワークと、当社がもつ技術力とプラットフォームを組み合わせ、マーケットへの価値提供に共同で取り組んで参ります。そして、日本企業に対して絶大な信用力とネットワークを持つ金融系VCさまもお迎えし、日本市場における発展を促進いたします。
また、今回ご参画されるエンジェル投資家陣は、北米、シンガポール、日本に置いてそれぞれ第一線での実績をもち、グローバルレベルで独自のネットワークを有しています。今後は、早期のグローバル展開を見据えた戦略と実践を実行いたします。
さらに、南青山FAS株式会社は、日本で有数のベンチャー/スタートアップ企業のIPOやM&A実績をもち、今後の上場を見据えた財務会計/ファイナンス観点での資本政策戦略と実践をご支援いただきます。
- 引受先からのコメント
株式会社エンライズコーポレーション 代表、吾郷 克洋さまのコメント
Definerが提供する「PrismScaler」は、まさに現在のITインフラ業界が切望するサービスだと認識しています。豊富な経験と実績を有する阪本CEOであれば、BtoB ソリューションの領域において世界に伍してゆけるハイレベルなサービス提供が可能であると信じ、今回追加的に出資させていただきました。
世界のビッグプレーヤーを凌駕する結果を超スピードで出してゆくことを心から応援しています。
SMBCベンチャーキャピタル 投資営業第一部 次長 中野 哲治さまのコメント
フルスタックエンジニア兼PdMとして数々のプロジェクトを牽引してこられた阪本さんの手腕に期待し、ご投資させて頂きました。適切なITインフラの設計・構築・運用については、多くのノウハウとリソースが必要、且つ、プロダクトの成否に関わる重要な要素ですが、同領域を担う人材は圧倒的に不足しています。
PrismScalerは高品質なITインフラの自動構築・自動監視・問題検知・構成可視化の実現を企図したソリューションであり、日本国内において2025年の崖が目前に迫る中、社会実装が進んだ際のインパクトは非常に大きなものになると期待しております。Definer社の挑戦をSMBCグループ一丸となって支えて参ります。
南青山FAS株式会社 代表、仙石 実さまのコメント
今回、弊社が提供する資金調達プラットフォーム『LEADERS online(リーダーズオンライン)』を通じて、Definer様の資金調達をサポートさせていただきました。
Definer様が提供する『PrismScaler』は、昨今注目されているDaaS(DevOps as a Service)をより速く快適に導入できるソフトウェアとして、今後さらに飛躍をされると感じております。弊社では引き続き、さらなる事業の発展、そして上場に向けたサポートに尽力させていただきます。
■ エンジェル投資家からのコメント
エンジェル投資家
田村 耕太郎 さま
はじめて日本にいる日本のパスポートを持つ日本人が創業された日本のスタートアップに日本円で投資することを決定。数千億規模の、アジアや北米のユニコーンへ複数社、投資させていただいていますが、創業者もプロダクトも世界志向で世界で勝負できる技量ありと判断しました。ライバルはGAFAMという一見過酷な条件ですが、相手のプロダクトの弱点やその背景にあるものをきちんと整理された上で、地味な領域を丁寧に丹念にプロダクト造っておられ、可能性ありと判断しました。日本から世界の頂点を獲るIT事業でエコシステムを塗り替えることを期待しています。
バブソン大学 アントレプレナーシップ准教授
山川 恭弘 さま
Definerという事業と阪本健太郎という起業家の名前が日本を代表するブランドとして躍動する未来を想像しています。プロダクトの開発とサービスの提供を通じて世界中のビジネスの成長を促進できるよう最大限の応援と支援をさせていただきます。
スマートラウンド代表/エンジェル投資家
砂川 大 さま
今回Definerに投資をさせていただいたのは、阪本CEOの経験や能力もさることながら、その標榜している世界観にとても共感したからです。ITインフラは企業がビジネスをおこなっていく上で必要不可欠です。とはいえ、その運用を各社がインハウスで行うのはあまりにも非効率ですし、危険でもあります。PrismScalerが、多くの企業のITインフラ構築や運用にかかる課題を横断的に解決し、スケールすることを期待しています。
国際弁護士
森 和孝 さま
日本の未来を少しでも明るくしたいという思いで、世界で戦える日本のスタートアップの海外展開の法的なサポートやエンジェル投資を行ってきました。阪本代表の話を聞いて、現状はツールやサービスが溢れかえり逆に不効率が蔓延する現場に対して、救世主になるピースがついに生まれたと感動したのを覚えています。世界での勝負、全力で応援していきます!
Tably株式会社 代表/VC Partner
及川 卓也 さま
ソフトウェアの価値に気づいた世界中の企業がソフトウェア技術者を奪い合う時代がやってきました。このような時代には、貴重なソフトウェア技術者は不確実性が増す社会需要に対応する高度な作業に集中する必要があります。Definerの提供するPrismScalerは人間が人間でしか行えない仕事に集中するためのプロダクトとして、日本そして世界の多くの企業の必須のものとなっていくでしょう。DefinerそしてPrimScalerの今後に期待しています。
株式会社CustomerPerspective代表
紣川 謙 さま
阪本健太郎さんの夢や事業にかける熱意、技術に関する深く幅広い知見、顧客視点、問題解決能力に大きな可能性を感じ、本ラウンドに参加することにいたしました。メンバーシップ・プログラムの創出・設計・運営やマーケティングを通じた事業成長に関する私自身の経験・知見を注ぎ込み、Definerの成長を全力でサポートします。
- Definer Inc. 代表取締役CEO/Founder 阪本健太郎からのコメント
いわゆる大企業/中堅企業、ユニコーン企業、そして少数精鋭のITスタートアップに至るまで幅広いIT開発の現場へ参画する中で、プロジェクトの人財と形成される高度な、広義なITインフラ(クラウド)によってIT事業が成功する可否が左右される状況を実感してきました。
今後も実績あるプロフェッショナルの知見をDevOpsプラットフォームのAIとサービスに吸収し、「あらゆるIT事業の成功を促進するホスピタリティと高度なITインフラ(クラウド)」を、再現性&冪等性高く実現いたします。そして、顧客への価値提供の過程で得られるインサイトとフィードバックを昇華し、属人的な開発現場の世界観をIT技術で変革します。
会社概要
会社名称 :株式会社Definer (Definer Inc.)
資本金 :5000万円
設立年月日:2021年6月
本社所在地:東京都千代田区九段南1丁目5番6号りそな九段ビル5F・KSフロア
代表 :代表取締役 阪本健太郎
事業内容 :
■ AIを含む先進的なIT技術を活用したITコンサルティング
■ AIを含む先進的なIT技術を活用したITプロダクトの開発及び提供
■ 前各号に付帯又は関連する一切の事業
法人公式サイト:https://definer.jp/
プロダクト公式サイト:https://product.definer.jp/
採用公式サイト:https://recruit.definer.jp/
- 顧問:高野 秀敏
- 事業戦略アドバイザー:吾郷 克洋
- PdMアドバイザー:及川 卓也
- GCPアドバイザー:名村 卓
- XaaSアドバイザー:紣川 謙
- 法務アドバイザー:森 和考
- ファイナンスアドバイザー:仙石 実
創業者 阪本 健太郎に関して。
アメリカ合衆国 New York生まれ。米系の主要投資銀行の要職で働いていた父を持ち、英語の塾講師を行う母の家庭で育つ。物心着いた時から日本で育ち、東京、横浜、名古屋にて、小学校から大学まで転々と生活。幼少期の両親の離婚を機に、大富豪の家庭から貧困母子家庭の環境に一瞬で変わったが、中高の私立は地方自治体の制度で、大学は国の制度で学費の支援を受け、学業を納めることができたため、「日本国」に貢献することを志す。
名古屋大学理学部数学科卒業 (GPA 3.47) 社会に貢献する学者を志し、理学部をトップの成績で修めるも、インターンのリーダー経験、経営学や国際開発の授業で社会問題とビジネスの可能性を知る。ITベンチャー、独立系VC(現Headline Asia)でインターン。外資系ITコンサルティング企業に新卒入社し、日本の大企業、ユニコーン企業やFortune500に該当する企業への複数のソリューション提供を経験し、2020年にAccenture Strategy& Consultingから独立。
現在まで、「新規事業立ち上げで単月3000万円、年間数億円の売り上げ創出」「AIを活用したソリューション設計とインフラ構築の自動化」「インド、中国、ベトナムなどオフショア拠点の英語かつフルリモートでのマネジメント」「プロダクトマネージャーとして数億円規模の複数のソリューションを市場へリリース」を経験。
日系大企業のみならず、より多くの中小・中堅・ベンチャー企業に対して価値を提供したい思いから、複数のITベンチャー企業のCXOアドバイザー、プロダクトマネージャー支援で単月数百万の売上を出すもより多くの企業への貢献を切望し、「PrismScaler」で日本の競争力へ貢献へ。
■取材のお問い合わせ先
企業名:Definer Inc.
広報担当:秘書広報係
Email:assistant@definer-inc.com
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