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一般社団法人 東北経済連合会
会社概要

東北経済連合会と東北6県・新潟県による「デュアルライフ東北・新潟」キックオフイベントを開催

ポストコロナを見据えた多様な暮らし方・働き方(兼業・副業)のセミナーを実施し二拠点生活を実践している先輩デュアラーがトークセッション

一般社団法人 東北経済連合会

一般社団法人東北経済連合会は、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、新潟県の後援のもと、2022年3月1日に東北・新潟の二拠点生活情報発信ポータルサイト「デュアルライフ東北・新潟」を公開し、3月5日にキックオフイベントをオンライン開催いたしました。
イベントには、当会副会長 副会長 阿部聡、当会専務理事 小林正明、当会常務理事事務局長 佐藤信康、そして株式会社パソナ東北創生 代表取締役社長 戸塚絵梨子氏、株式会社パソナ東北創生 林光人氏、株式会社LINE 小向洋誌氏、株式会社ベストインクラスプロデューサーズ 伊藤美希子氏が出席しました。

イベント第一部「デュアルライフセミナー」では、株式会社パソナ東北創生 代表取締役社長 戸塚絵梨子氏と林光人氏が登壇し「デュアルライフと新しい働き方」と題して、デュアルライフのトレンドや兼業・副業の事例などをご紹介しました。

 ・戸塚絵梨子氏


この数年でデュアルライフが広がった理由には大きく三つの社会背景があります。テクノロジーの進化によるワーク&ライフスタイルの多様化、政府による政策の推進、コロナウイルスの影響によるリモートワーク等の推進です。デュアルライフ実践者の年代は二十〜三十代が多い傾向があり、退職後のシニアだけではなく労働人口が多い傾向ということがデュアルライフの広がりの証拠なのではと感じています。滞在日数は一ヶ月平均二〜五日が多いですが、日数の長さよりも実施している人の心の在りどころが二拠点あるということがポイントです。また、デュアルライフのメリットは多様な視点、価値観を得られる、自己実現や心の豊かさにより人生の幸福度・満足度が上昇することです。逆にハードルとなるのは時間とお金。私が拠点とする釜石市と東京都は移動で五時間三十分。この時間に何もできないなら無駄になってしまいますが、気持ちを切り替える時間にする等目的化すれば良いのではないでしょうか。住む場所の家賃等のコストは下げ、埋める努力もできます。現代は定額制で全国様々な場所で住めるサービスや民泊もあります。あとは副業で補うこともできます。

・林光人氏


戸塚からも話があった副業について。私が拠点とする釜石市や沿岸部で災害が起きた際、沿岸部で副業をしている首都圏の人たちから心配の連絡が多く届きます。それは副業が観光とは違い、地域の中で役割を持っていたり主体的な関わりがあるからだと考えています。デュアルライフ同様、副業の種類も多様です。地域の企業のSNS運用や首都圏で営業をするようなパートナー型、起業するビジネスオーナー型等があります。現代では副業を紹介したり・マッチングしたりするウェブメディアが多数あります。釜石市の事例では、タクシーがコロナ禍で経営難になりテクノロジーで新しい事業にチャレンジする人を副業で募集したり、ホタテのブランドに関するアンバサダーを募集したり。また、副業を通じてデュアラーへ転身した事例もあります。起業したり、東京の企業に所属しながらデュアルライフをしたり。デュアルライフや副業兼業は目的ではなく手段のはず。まずはデュアルライフや副業に関するサイト等を見て、自分のやりたいこととマッチさせることや、こういう生活したい、働きたいを探してみては良いのではないでしょうか。我々のような地域のパートナーに相談する手段もあります。

第二部「デュアラートークセッション」では、LINE株式会社小向洋誌氏と株式会社ベストインクラスプロデューサーズ 伊藤美希子氏が登壇し、東北と首都圏のデュアルライフを実践して感じたことなどを語り合いました。

・小向洋誌氏


今から4年前の40歳のタイミングで、妻と今後の生活について話し合い仙台にいるお互いの両親のことを考え生活拠点を仙台に移しました。行く理由があって始めたデュアルライフですが、その中で東北ならではの自然の多さや歴史の面白さなどを楽しんでいます。東北での生活は自然に生かされている感覚があります。
ハードルと考えられている「時間」についてはテクノロジーが解決してくれています。仙台と東京の移動時間は有意義に活用できています。もうひとつのハードルであるお金は副業で増やしたり。移動費は同僚や友人など大切な人たちと会うための投資だと考えているので、飲み会に使っていたお金を移動させています。それぐらい人と会うことは価値があると思っています。デュアルライフを検討している方々へのメッセージは、自由と同時に責任があるということ。移動した先でもよそ者から始まる苦労もあるし、副業するとしても元々の会社にきちんと価値を提供しないといけないので。また、その地域がどんな地域か構造を勉強し、理解してから、自分はそこで何ができるかを考える必要があります。

・伊藤美希子氏


東日本大震災後に住田町にボランティアとして関わったことがきっかけ。計画してデュアルライフをしたというよりも、東京で仕事しながら住田町に通っていたら両方に生活の拠点があって、気付いたらデュアルライフをしていました。住田町が好きになっていた。両地域の価値観、文化を知れたことがメリットだと感じています。東北には人のあたたかさがあり、それはデュアルライフを選ぶ時のひとつのポイントではないかと思っています。東京都と住田町の移動時間である五時間は私にとって、いろんなものを切り替えるための一人の貴重な時間でした。支えてくれている会社、受け入れてくれた住田町に感謝しています。住田町での暮らしは東京で気づかなかった、天候による地元の川の水位の変化など、自然の中で生かされている感覚があります。父親、母親、会社員、子ども等、それぞれ大きな意味でデュアルという役割はみんな既に持っています。その物理的な距離やチャレンジの幅を拡張、延長していく先に両方楽しめる楽しさがあります。デュアルライフを検討している方はまずはチャレンジしてみてはと思っています。

イベントの最後に、主催者挨拶として、当会副会長 阿部聡が次のように述べました。

・阿部聡


経済団体である東北経済連合会がこの取り組みを始めたことには理由があります。東北・新潟は県外への転出者が多く高齢化も進んでおり、自治体が産業や子育て支援等で努力をしているが歯止めがかかっていない状況です。一方、コロナ禍でテレワークや兼業等で都市部と地域の両方の良さを楽しめる、様々なスキルを持つ人間が他の企業や地域で発揮することもでき始めています。東北・新潟は都市部に人材を供給してきた側面があるが、逆に呼び込むことができるはずと考え、東北・新潟の魅力を発信するプロジェクトに取り組むこととしました。今後もウェブサイトの掲載内容を充実させていきます。皆さんの新たな働き方や暮らし方、二拠点生活を検討する際に東北・新潟を候補地にしていただくきっかけとなれば幸いです。

※以下URLより、このイベントのアーカイブ動画をご覧いただけます。
 https://youtu.be/nQKgtJREhkE

■東北・新潟の二拠点生活情報発信ポータルサイト「デュアルライフ東北・新潟」について

 「デュアルライフ東北・新潟」は、東北・新潟での多様な暮らし方・働き方の実践例などを首都圏の関心層に発信するポータルサイトです。本サイトは、地方や兼業・副業、二拠点生活に関心のある首都圏の方々のサイト訪問により、東北・新潟への関心度・共感度を高め、関係人口、移住・定住移行者の増加を図るもので、東北・新潟の産学官金トップからなる「わきたつ東北戦略会議」※の事業として、各県のご協力のもと、当会が運営いたします。
 当会は、2020年10月に「ポストコロナ・5つの提言」を公表し、その柱として、東北・新潟と首都圏の二地域双方の良さを享受・満喫する暮らし方・働き方を可能とするエリア「デュアルライフ東北」の実現を提言しました。
 当会としましては、東北・新潟の産学官金連携のもと、本サイト事業や兼業・副業人材の受入環境整備を目的とした地域企業への啓発事業などの具体事業を通じて、「デュアルライフ東北」の実現に取り組んでまいります。
※「わきたつ東北戦略会議」…東北6県および新潟県の産学官金トップ(知事、大学長、大学総長、㈱日本政策投資銀行 代表取締役社長、当会正副会長)が認識を共有し、具体的な施策を通して7県が一体となって自立的に取り組むことを目指して、当会が主催して立ち上げたものです。

サイトURL:https://duallife-tohoku-niigata.jp/

■登壇者一覧

戸塚 絵梨子(とつか えりこ)株式会社パソナ東北創生 代表取締役社長
2009年株式会社パソナに入社。2011年の東日本大震災発生から被災地でのボランティア活動に取り組む。2012年に休職し、NPO法人ETIC.右腕プログラムにより釜石市の一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校に入職。2013年にパソナに復職後、2015年にパソナ東北創生を岩手県釜石市に設立。都市と地域の関係性を見つめなおし、新たな生き方・働き方を創出することを目指して活動中。

 

林 光人(はやし みつひと)株式会社パソナ東北創生
パソナグループでIT系社内ベンチャーに出向し首都圏のIT、IoTエンジニアの転職支援を担当。その後に岩手に移住し、 ㈱パソナ東北創生で釜石市を中心とした事業者の人事支援を行う。
2020年から岩手県内の事業者と全国のビジネスパーソンの副業マッチングを担当している。
2021年からは自社でも副業の人材を導入をしており、自身も東京の広告代理店にて副業を行っている。
 

小向 洋誌(こむかい ひろし)LINE株式会社 People Partner室
地元仙台にて起業と廃業を経験後、2005年ヤフー株式会社に入社。ショッピング、オークションの企画・営業業務を経て2012年より人事組織に異動。人材開発・組織開発・評価制度設計・タレントマネジメントなどの全社展開を担う。また、副業として企業の人事業務の支援を行っている。2019年3月から仙台を拠点にデュアルライフを実践している。
 

伊藤 美希子(いとう みきこ)株式会社ベストインクラスプロデューサーズ マネージャー
2005年総合広告代理店入社、2012年(株)ツナグ入社、2016年(株)ベストインクラスプロデューサーズ(BICP)に入社し、マーケティングプロデューサー/プランナーとしてマーケティング戦略・活動の支援を行う。2011年から岩手県住田町に仮設住宅のコミュニティ支援でボランティアに入り、2014年~2018年一般社団法人邑サポート理事。現在は、BICPの仕事をしつつ、邑サポートのスタッフとして活動中。

※本リリース記載内容は、今後の検討・協議等により、変更となる場合がございます。

 

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宮城県仙台市青葉区中央2-9-10 セントレ東北11階
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海輪 誠
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