米国で活躍する女性起業家が日本で非営利法人「Women’s Startup Lab Impact Foundation Japan」を設立

~日本の女性や少女が起業を目指すための新しい道筋を~

Women’s Startup Lab(所在地:米・カリフォルニア州)を主催する堀江愛利は、日本女性の起業を支援する非営利法人「Women’s Startup Lab Impact Foundation Japan」を設立します。日本での活動名を、女性初の大西洋横断を成し遂げた歴史的に有名な飛行士Amelia Earhast の名に基づき「Amelias(アメリアス)」とし、女性が自らの冒険心と共に未来を切り開いて欲しいという願いを込め、3月10日(木)から活動を開始します。    

 


 「Amelias」 では、「Think Crazy, あなたの夢中が、未来をつくる。」をコンセプトに、人々の起業家マインドの発掘から、実際の起業前後の支援までを一貫して行います。未来を構築していくイノベーション分野にて、より多くの女性が参入することが、女性の目線が反映された社会構造を持続させるきっかけになると考え、より早い段階である高校生にもアプローチを実施。プログラミングや起業の面白さを体感できる機会も提供します。
また、SDGsの活動や人材育成の一貫として、自治体・民間企業・教育機関と連携し、女性に特化した包括的な起業家支援エコシステム(相互に協業し相乗効果を生み出す仕組み)の創造を重要な活動と位置づけ、“個々人が自らの夢中を原点に何かを始められる社会”の実現を目指します。
さらに、海外でイノベーションを起こし世界で知られる活動家や、グローバル企業を作り上げてきた経験のある著名海外アドバイザーを巻き込み、社会システムそのものを変えられる活動を推進してまいります。
同団体を設立する堀江愛利は、カリフォルニア州立大学を卒業後、IBMでの就職を経て、いくつかのスタートアップを経験。二児の母を務めながら、2013年に米・シリコンバレーにて、女性に特化した起業家支援団体「Women’s Startup Lab」を創業しました。自身の起業家としての経験とシリコンバレーの著名人ネットワークを複合的に組み合わせ、アーリーステージのテクノロジー・スタートアップに従事する女性起業家たちの支援・育成に取り組むと共に、女性特有の価値や障害・社会課題も踏まえた独自のプログラムを構築。世界中から起業家が集結するシリコンバレーを舞台に、「起業家マインド」に焦点を当てた独自の起業家支援プログラムを開発してきました。

■ 女性起業家が少ない日本社会の現状
 シリコンバレーでもかつて女性起業家の環境が著しく乏しい時期があったように、日本の現状も、軌道に乗ったスタートアップ企業に向けた”アクセラレーター”や単発の”ピッチイベント”は数多く存在していますが、起業スタートへのアクセスや、起業をキャリアのオプションとして考えるための身近な活動は多くありません。シードステージもしくは出資を受ける以前の層に対しては、女性起業家が直面する障壁への解決策や、スタートアップを継続・維持するため取り巻く環境が大きく不足しています。そこには、女性に’対する文化的な偏見とチャレンジをしにくい日本社会が抱える課題が深く根付いていることが理由として挙げられます。
米国のマスターカード社が行った調査によると、日本国内の経営者に占める女性の割合がわずか 17.3%と、所得や教育の水準に対して低い結果となっています。また、年代に焦点を当てると、日本の若者のうち「自分たちが社会や国を変えられる」と思っているのはわずか18.3%であり、米国の 65.7%とは大きな差があります。この背景には、社会や企業における、日本の伝統的で保守的な価値観が存在しており、それが日本におけるダイバーシティ&インクルージョンの問題を加速しているとも言えます。 この社会課題そのものを改善することが、今回の起業家支援団体を立ち上げる鍵となりました。
※出典:
【Mastercard Index of Women Entrepreneurs (MIWE) 2019】
https://www.mastercard.com/news/media/yxfpewni/mastercard-index-of-women-entrepreneurs-2019.pdf
【第20回テーマ「国や社会に対する意識」(9カ国調査):日本財団 若者意識調査】
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/eighteen_survey

■ 起業家育成のエコシステムを創成し、社会全体のパラダイムシフトを目指す
 こうした社会背景に課題を感じ、すでに起業している人・起業を予定している人のみならず、潜在的に起業をする可能性がある層にもサポートを行うべく、日本女性の起業を支援する非営利型の一般社団法人「Women’s Startup Lab Impact Foundation Japan」を設立。あらゆる世代・属性の女性が自身のアイデアや事業を具現化できるようなエコシステムそのものを構築します。社会や企業内での意識の変化とともに女性活躍に対する意識の変化が望まれる中、女性自らが社会を作っていける構造を生み出すことで、より多くの女性が起業というキャリアを選択でき、そのキャリアを持続できる環境作りを目指します。
Women’s Startup Lab が 9 年間のシリコンバレーでの活動を通して培ってきた、グローバル基準のマインドセット育成方法の提案や、海外起業家とのコミュニケーションプログラムを更に充実させ、グローバルな視点を持ち、可能性を国内に留めない人材を育成。従来の枠にとらわれない起業家精神溢れる人々による、イノベーティブな社会の実現に向けて活動を進めてまいります。

【活動概要】
エコシステムの革命

 DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の視点から次世代女性を支援するリーダー育成のためのエコシステム創成においては、次の 4 つの視点が重要と考えています。変革の場に女性が立つための「イノベーションとテクノロジー」、未来づくりと経済への影響力を持つ「起業家精神」、可能性を世界にも見出す「グローバル視点」、そして女性の経済力の可能性を知る「ファイナンシャル・リテラシー」です。この 4つの視点に対して、これから起業を考えうる「学生」、彼らの活躍環境を醸成するために協業し合う「イノベーション都市」や「民間企業」に向けてそれぞれ継続的なアプローチを行います。


著名アドバイザーとの連携
 女性が自らの冒険心とともに未来を切り開くことの出来るマインドセットを行えるよう、著名外国アドバイザーと連携したプログラムを提供します。今回アドバイザーとして参画されるのは、スタートアップウィークエンドという週末で起業を始めるイベントを世界に広めたマークナイガー氏、世界のプロフェッショナルをつながるリンクドイン社を作り上げた最高テクノロジーオフィサー・ジェフレッドファーン氏、Googleのバイスプレジデントを務めた後、オバマ米国政権で最高テクノロジーオフィサーとしてイノベーションを起こしてきたメーガンスミス氏など、今後日本の若者や女性たちがイノベーション、起業を選択肢として考えていく社会構造構築に向けて、存在感のあるメンバーが揃っています。
その他、世界的に活動されている以下の日本人リーダーの方々の参画も予定しています。

・久能祐子
ハルシオン創業者兼会長。科学者、慈善家、起業家として、社会的にインパクトのあるプログラムやビジネスを通じて、世界を変える力を人々に与えることを使命としています。

・キャシー松井
日本初の ESG に特化したグローバルベンチャーキャピタルファンドである MPower Partners のジェネラルパートナーであり、元ゴールドマン・サックス証券副社長兼チーフ・ジャパン・ストラテジスト。

また、インパクトスポンサーとして、日本のスタートアップメッカである渋谷区や三井Moon Creative Labが参画。Moon Creative Labはカリフォルニア州パロアルトと東京を拠点とする三井物産海外子会社のベンチャースタジオであるMoonは、より創造的な未来への道を照らすため、アイデアを大胆な新事業に転換するリソースや専門知識を提供していきます。

【組織概要】
団体名:一般社団法人 Women’s Startup Lab Impact Foundation Japan
(読み:ウィメンズ スタートアップ ラボインパクトファウンデーションジャパン)
設立日:2022 年3月8日(火)
※プロジェクトローンチ自体は3月10日(木)となります
所在地:東京都渋谷区神宮前六丁目23番4号

Women’s Startup Lab Impact Foundationではパートナーを追加募集しています。
自治体や企業の皆様にこの重要な取り組みをご支援いただけるよう、様々なスポンサーシップパッケージを
ご用意しています。詳細については、次のサイトをご覧ください。https://amelias.jp

【堀江愛利プロフィール】

Women’s Startup Lab 代表取締役。1997 年にカリフォルニア州立大学を卒業。2013 年、米シリコンバレーで Women’s Startup Lab を創業し、女性起業家向けに合宿型の育成プログラムを開始する。CNN「10 Visionary Women(10 人のビジョナリーウーマン)」、マリ・クレール誌「20 Women Who Are Changing
the Ratio(男女比を変える 20 人の女性)」に選出される。
2022年3月8日には、「境界を突破し、次世代に希望を与える女性」として、バービー人形で知られるマテル社より、『ロールモデル』シリーズの一員として、日本人起業家として初めて選出された。

<問い合わせ>
WEB:https://amelias.jp
Facebook:https://www.facebook.com/Amelias.today
Instagram:https://www.instagram.com/amelias_today  @amelias_today
Twitter:https://twitter.com/Amelias_Today @Amelias_Today

 

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会社概要

URL
https://www.amelias.jp
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号
電話番号
050-5806-3942
代表者名
Ari Horie
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年03月