【富士フイルムVETシステムズと東京都獣医師会】小笠原諸島、御蔵島での保護猫の健康管理を連携してサポート
富士フイルムVETシステムズ株式会社(本社:東京都三鷹市、代表取締役社長:藤原 清隆)は、東京都獣医師会(所在地:東京都港区、会長:村中 志朗)が運営する保護猫事業において、健康管理のサポートを4月18日より開始いたします。当社が本事業をサポートする目的は、動物病院に対して血液検査サービスを通じて援助を行うほか、保護猫が一定の健康基準を満たしていることを確認する支援を行うことで、新しいご家族を見つける一助になることです。
- サポートの背景
小笠原諸島や御蔵島などの東京都の離島には、希少な海鳥が生息している一方で、一部地域ではその生息数が少なくなっていることがわかっています。海鳥の生息数減少の理由としては、もともと島内にいなかった猫が人為的に島内に持ち込まれたのちに野生化し、海鳥を捕食していることが原因の1つと考えらえています※1※2。
そこで東京都獣医師会を中心として、島内の野生化した猫を保護し、動物病院で適切な処置・健康管理を行った上で、保護猫が新しいご家族のもとで第2の人(にゃん)生を過ごせるような活動が行われています。
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サポートの内容
富士フイルムVETシステムズは今後も、動物用医療製品の提供、受託検査とIoTサービスを通じて動物医療の発展に尽くし、人と動物が安心して健やかに暮らせる社会に貢献していきます。
『富士フイルムVETシステムズについて』
富士フイルムVETシステムズは、全国の動物医療施設に対して健康診断を中心とした検査サービスを提供しており、動物病院では実施できない専門的な検査にも対応できます。また,国内10拠点に受託検査所を設けており,その検査ネットワークと検体集荷網を活かして,迅速に検査結果を報告するサービスを提供して市場をリードしてきました。全国の動物病院・クリニックの獣医師から,その迅速性と利便性が高く評価されています。
※1 堀越和夫ら(2020)「小笠原諸島父島における外来ネコ対策後のアカガシラカラスバトの個体数増加」『日本鳥学会誌』69巻 1号 p.3-18
※2 森林総合研究所 2020年12月8日プレスリリースより
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