目に見えない音で、オーストリア最大の大聖堂を異次元の空間へ。evalaがアルスエレクトロニカ2026で挑む、大規模サウンドインスタレーション
一夜限りの特別パフォーマンスには、ソプラノ歌手・田中彩子がゲスト出演
音楽家・サウンドアーティストのevalaは、2026年9月9日(水)ー13日(日)にオーストリア・リンツで開催される「アルスエレクトロニカ・フェスティバル 2026」にて、壮大な大聖堂を舞台にした大型新作サウンドインスタレーション『Holy Echo』を発表します。

アルスエレクトロニカ・フェスティバル2026にevalaが参加
アルスエレクトロニカとは、オーストリア・リンツに拠点を置く世界的なクリエイティブ機関であり、世界で最も歴史と権威のあるメディアアートのコンペティション「プリ・アルスエレクトロニカ」や、芸術・先端技術・文化の祭典として開催される「アルスエレクトロニカ・フェスティバル」などを展開しています。
evalaは昨年、日本人として初めて「プリ・アルスエレクトロニカ 2025 冨田勲特別賞(Isao Tomita Special Prize)」を受賞しました。2026年は招聘作家としてフェスティバルに参加します。
オーストリア最大の大聖堂を舞台にした新作『Holy Echo』
今年のフェスティバルのメイン会場のひとつであり、オーストリア最大規模を誇るリンツの新大聖堂にて、evalaは新作サウンドインスタレーション『Holy Echo』を発表します。高さ134m、長さ130mにおよぶ大聖堂の全域に、最先端の立体音響技術を持ち込み、evalaは空間そのものを作曲します。
“聖域というものに共通する点は、聴覚かもしれない。
西洋にある教会は、精緻に調律された音響建築であり音が天から降り注ぐ。
かたや東洋にある神社は、外界や自然に対して開かれ大地へと広がっていく。
縦の響き、横の響き、と違いはあれど「非日常な音響空間」が そこにある。”
このevalaの着想のもと、本作は生まれました。『Holy Echo』は、文化や宗教を超えて「聖なる響き」そのものを探求するサウンドインスタレーションです。祈りの場として長い時間を刻んできた大聖堂が、目には見えない音によって、耳でしか視ることのできない新たな知覚空間へと変容し、訪れる者の内なる感覚を呼び覚まします。

フェスティバルのオープニングの最後を飾る、一夜限りのパフォーマンス
フェスティバル初日(9月9日)の夜には、同大聖堂にて開催されるオープニングイベントのフィナーレを飾る特別なパフォーマンスを行います。
ゲストにウィーンと東京を拠点に国際的に活躍するコロラトゥーラ・ソプラノ歌手の田中彩子を迎え、インスタレーション作品のシステムを用いた一夜限りのライブ演奏となります。
また本パフォーマンスは、今年で没後10年となる冨田勲氏へのオマージュとして捧げられます。



■ evala 『Holy Echo』
◇期間 :2026年9月9日 (水)ー9月13日(日)
◇会場 :聖マリア大聖堂(英語: St. Mary's Cathedral / ドイツ語: Mariendom)
Domplatz 1, 4020 Linz
◇作品公開時間
9月9日 (水) 23:20 - 23:40(パフォーマンス)
9月10日(木)10:00 - 17:30
9月11日(金)10:00 - 17:30
9月12日(土)12:30 - 17:30
9月13日(日)12:30 - 17:30
◇入場無料
◇URL :https://ars.electronica.art/negotiatinghumanity/en/view/holy-echo-38f38ddb450c8187a872e89a0251e1bf/
パフォーマンス
『Holy Echo: Clair de Lune』
◇出演: evala ゲスト: 田中彩子
◇日時: 2026年9月9日 (水) 23:20 - 23:40
*オープニングイベント(Ars Electronica Opening)は19:00より、同大聖堂で様々なプログラムを開催します。
◇入場無料
【主催】Ars Electronica
【助成】国立アートリサーチセンター、アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成(単年助成)]芸術創造活動
【機材/技術協力】NEXO、ヤマハ株式会社、ソニーグループ株式会社
【特別協力】TOMITA Information Hub、東急株式会社、Bunkamura、大阪芸術大学
【制作】See by Your Ears
【アーティストプロフィール】
evala
音楽家、サウンドアーティスト。「See by Your Ears」主宰。
既存のフォーマットに依拠しない立体音響システムを駆使し、その場所固有の響きの中で音を編み上げる独自の“空間的作曲”によって、聴覚の潜在的な可能性をひらくインスタレーションを展開。無響室から庭園、廃墟、公共空間、美術館や劇場まで、多様な空間で作品を発表し国際的に高い評価を得ている。2025年、空間音響の芸術的探究を続ける活動への評価と、サウンドアートを多くの人にひらいた功績により、国際賞アルスエレクトロニカ2025 Isao Tomita Special Prizeを受賞。2026年、令和7年度(第76回)芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞。
主な個展に「evala 現われる場 消滅する像」(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] , 2024)など。その他、養老天命反転地、世界遺産・薬師寺、東京都庭園美術館、十和田市現代美術館、Sonar(スペイン)、SXSW(アメリカ)、国立アジア文化殿堂(韓国)、ENNOVA ART Museum(中国)などで、目には映らない独創的な作品を展開する。
■evalaウェブサイト https://evala.jp
■See by Your Earsウェブサイト https://seebyyourears.jp
■Instagram https://www.instagram.com/evalaport/ (@evalaport)
■X https://x.com/evalaport (@evalaport)
■Youtube (See by Your Ears) https://www.youtube.com/@seebyyourears5881/
ゲストアーティスト
田中彩子 (Ayako Tanaka)
18歳で単身ウィーンに留学。22歳でスイス・ベルン州立歌劇場にて、同劇場日本人初、かつ最年少でソリスト・デビューを飾る。
その後、ウィーンをはじめロンドン、パリ、ブエノス・アイレスなど世界各地で活躍。
ソプラノの中でも特に高い音域を誇るコロラトゥーラ・ソプラノとして、澄み渡る歌声と卓越した技巧で高い評価を得ている。
2019年、Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100」に選出。アルゼンチン最優秀初演賞受賞。英国BBC Music Magazineで5つ星を獲得。
広島AICJ中学・高等学校理事長。ウィーン・東京在住。
■ウェブサイト https://ayakotanakaofficial.com
■Instagram https://www.instagram.com/ayakotanaka_official/
【アルスエレクトロニカ・フェスティバル 2026について】
2026年のテーマは「Negotiating Humanity(人間性の交渉)」。AI時代における人間性の再定義という根源的な問いを、芸術と科学の社会の視点から探求します。
今年はかつてのメイン会場「ポストシティ」から舞台を移し、「街歩き(Festival Walk)」が中心となります。オーストリア最大の大きさを誇る聖マリア大聖堂でのevalaの空間音響作品『Holy Echo』や、中央広場(Hauptplatz)での市民参加型対話プロジェクト、レントス美術館での受賞作品展から、大学・高校・病院・修道院・アトリエまで。リンツ中心部に点在する会場を巡りながら、都市空間に溶け込んだ没入体験や、社会課題に触れる様々なプログラムが展開されます。またアルスエレクトロニカ・センターは今年で開館30周年となり、記念した実験的なショーケースが館内各所で開催されます。
ウェブサイト:https://ars.electronica.art/negotiatinghumanity/en/
*大聖堂にて開催されるevalaのインスタレーションおよびコンサートは無料。
*フェスティバル全体の参加にはチケット購入が必要です。
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